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四国八十八ヶ所総奥之院である「與田寺」は、香川県東部きっての大寺院であり、たくさんの見どころがあります。
本堂裏の山には四国八十八ヶ所と西国三十三観音の写し霊場があり、境内散策もオススメです。

四国八十八ヶ所総奥之院の大寺院

香川県東部(東讃(とうさん)地域)の東かがわ市にある「與田寺(よだじ)」は、奈良時代に行基菩薩により創建され、空海ともゆかりが深く、鎌倉時代には末寺1000寺をほこる大寺院だったそうです。
四国遍路が大衆化した江戸時代には、與田寺の近くの三本松港が関西方面からの船便の拠点港になっていたことから、88番札所「大窪寺」で結願したお遍路さんが帰路の途中に與田寺に立ち寄り参拝していたことから、四国八十八ヶ所総奥之院としても親しまれてきました。

與田寺の縁起や歴史に関しては以下リンクの記事で詳しくご紹介していますのでぜひこちらもご覧ください。

厄除けで有名な東讃きっての大寺院はもうひとつの四国八十八ヶ所総奥之院【與田寺(よだじ)】

現在でも広大な境内にたくさんの見どころがあり、朱色が鮮やかな多宝塔が一際目を引きます。

現在でも広大な境内にたくさんの見どころがあり、朱色が鮮やかな多宝塔が一際目を引きます。

 

本堂裏の宝篋印塔

與田寺には国指定文化財や香川県指定有形文化財がたくさんありますが、常に見学可能なものとして、宝篋印塔(ほうきょういんとう)があります。
本堂向かって左奥側の墓地の中にある2基の宝篋印塔が以下写真のもので、香川県の有形文化財に指定されています。

墓地の一番奥に屋根で保護されている宝篋印塔が2基あります。

墓地の一番奥に屋根で保護されている宝篋印塔が2基あります。

宝篋印塔とは、墓塔・供養塔などに使われる仏塔の一種で、インドのアショーカ王が釈迦の入滅後立てられた8本の塔のうち7本から仏舎利を取り出して、新たに銅で造った8万4千基の小塔に分納したものが原型だといわれています。
日本では石造の宝篋印塔が鎌倉時代に盛んに製造されるようになり、與田寺の塔は鎌倉時代の與田寺中興の祖「増吽(ぞううん)僧正」が自身の両親の墓として建造したものだそうです。

 

本堂裏山の写し霊場

その他にもたくさんの見どころがある與田寺ですが、見逃していただきたくないのが写し霊場です。

本堂向かって左側に写し霊場への案内板があります。

本堂向かって左側に写し霊場への案内板があります。

四国八十八ヶ所と西国三十三観音の写し霊場が本堂裏山にまつられていて、巡礼コースが古い遍路道を彷彿とさせるような山道なので、お参り・散策にオススメです。

本堂近くの1番札所「霊山寺」からスタートします。

本堂近くの1番札所「霊山寺」からスタートします。

古い遍路道のような自然豊かな環境で、足場が悪い部分もあるので安全な靴で挑んでください。

古い遍路道のような自然豊かな環境で、足場が悪い部分もあるので安全な靴で挑んでください。

裏山をまわっていった先の山上には大師堂があり、お大師さまと不動明王様がまつられています。

大師堂は厄除階段をのぼった先の山頂にありますので、ぜひおまいりされてください。

大師堂は厄除階段をのぼった先の山頂にありますので、ぜひおまいりされてください。

山上から北方向をみると瀬戸内海も見えてとても眺めがよいです。

山上から北方向をみると瀬戸内海も見えてとても眺めがよいです。

 

與田寺は香川県東部地域の歴史ある見どころが多いお寺ですので、四国遍路の締めくくりとして立ち寄っていただきたいと思います。
特に大坂峠を越えて1番札所に向かう歩き遍路さんはぜひおまいりされてください。

 

【四国八十八ヶ所総奥之院】  醫王山 虚空蔵院 與田寺(いおうざん こくうぞういん よだじ)
宗派: 真言宗善通寺派
本尊: 薬師如来
真言: おん ころころ せんだり まとうぎ そわか
開基: 行基菩薩
住所: 香川県東かがわ市中筋466番地
電話: 0879-25-4726

 

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佐藤 崇裕

四国遍路情報サイト「四国遍路」を運営する株式会社四国遍路(https://shikokuhenro.co.jp/)の代表取締役。四国遍路の文化をより良い形で引き継いでいくために、四国遍路に新しい付加価値を生み出すべく日々奮闘中。