四国の聖地学

縄文の昔より、日本には山や巨石、太陽を聖なるものと見る信仰が存在し、神なる自然との関係を意識した集落形成や施設配置が行われてきました。時が下り、古来より四国に存在していた行場や聖地を弘法大師空海たちが霊場に定めたのが今日の四国霊場ですが、その背景にある古代の信仰の姿や、その構造に込められた意味などを読み解くのが「四国の聖地学」。
聖地の構造の中に現れる「レイライン」と呼ばれる方位的な意味や、聖地と地形・地質などとの関係を、日本のレイライン研究の第一人者・内田一成氏が紐解いていきます。