高知県中部~愛媛県南予~中予を結ぶ国道56号沿い、お遍路さんも歩く道にあるバス停。同名のアイドルグループのファンの間で、ここに訪れることが 密かな人気になっているようです。

嵐バス停

愛媛県宇和島市にあるのがこちらの名前のバス停。バス停標を象ったストラップを販売したところ、即座に1,500個が完売したとか。

—– こちらの記事に登場する主な地名・単語
宇和島(うわじま)
津島(つしま)

嵐(あらし)
下灘村(しもなだむら)
北宇和郡(きたうわぐん)
観自在寺(かんじざいじ)
龍光寺(りゅうこうじ)
柏坂(かしわざか)
禅蔵寺薬師堂(ぜんぞうじやくしどう)

 

嵐バス停がある場所

地区名を表す掲示

バス停が位置するのは愛媛県宇和島市津島町嵐。
宇和島市と言ってもご城下市街地の辺りではなく、元々は旧北宇和郡津島町(1955~2005)に属する部分。それも南楽園がある津島の中心ではなく、更に南。町村制施行時には北宇和郡下灘村(1889~1955)と呼ばれていた地区。
松山・高知のどちらの空港からも遠く、高速道路が未開通の地域であり、日本国内としてもかなりたどり着くのが困難な地域。そんな遠方にも関わらず、観光地でも無いこの場所に訪れる方々が大勢いることに驚きですが、これぞ趣味の世界と言うところでしょうか。

遍路道としては、第40番観自在寺第41番龍光寺の間になります。

 

到達難易度

嵐バス停 時刻表

愛媛県宇和島市もしくは高知県宿毛市に来ることができればバス便がたくさんあるので、ここへの到達はそこまで難しいものではありません。午前の上り便・午後の下り便には一部が県都・松山まで(から)直通する便があるので、朝一で行動すればより到達難易度が下がります。

自家用車・マイカー遍路であれば、40⇔41番の間で必ず通過する場所なので、見落とさないようにご注意ください。
目標物として “嵐郵便局” を目印にすると良いと思います。もし時間があるなら郵便局にも立ち寄って 「嵐からの手紙」 を投函するのも素敵ではないでしょうか。

【「嵐バス停」 地図】

 

この区間の歩き遍路は…

二つのルートがあります。

■ 旧遍路道の柏坂越え
□ 嵐バス停がある国道56号経由

■ 山ルートの柏坂には古道の趣と頂上からの展望が魅力的
□ 海ルートは山坂が少ないので 難易度が低い

愛南町柏で山ルート・海ルートが分岐して、両者が再び交わるのがこの先にある嵐坂を越えた宇和島市津島町畑地(大門)。距離だけで言えば山ルートが短いものの、所要時間は同じです。

※「柏坂」周辺の遍路道の情報は以下リンクの記事もご参照ください。

柏坂の登り口に残る遍路石と大先達「中務茂兵衛」の教え【愛媛県愛南町柏】

愛南町内海では「柏坂へんみち」ではなく歩行者専用「内海ふれあいトンネル」もあり【旧内海村→旧津島町】

小学生考案「タイレッ丼」と「ひおうぎ貝」と「蕾菜」と愛南町特産品フルコース【ゆらり内海】

ゲートボール広場に鍵付き・電気あり・フローリングの個室遍路小屋【針木ふれあい広場】

 

オマケ

銀杏の絨毯

山ルート・海ルートが交わる地点にある「禅蔵寺薬師堂」は県指定文化財の茅葺の薬師堂と、晩秋になると境内に植わっている銀杏が一斉に落葉、境内一面 “いちょうのじゅうたん” になります。

【「禅蔵寺」 地図】

 

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野瀬 照山

八十八ヶ所案内人・先達であり、旅人をお迎えするゲストハウスそらうみを運営。 四国八十八ヶ所結願30回、うち歩き遍路12回。 四国六番安楽寺出家得度。四国八十八ヶ所霊場会公認先達。 高松市一宮町で「さぬき高松ゲストハウスそらうみ(http://www.sanuki-soraumi.jp/)」を運営。