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愛南町旧内海村には、ミネラル豊富な海水の「潮湯」と、微細な泡の「マイクロバブル湯」がある日帰り入浴施設「ゆらり内海」があります。
ここで、地元の鯛を使った小学生考案「タイレッ丼」など愛南町特産品フルコースをいただきました。

海の恵みをお風呂で味わう「ゆらり内海」

愛媛最初の40番札所「観自在寺」を参拝し、愛南町の国道56号峠道を進み、旧内海村の「柏」で「柏坂へんろみち」には進まず、珍しい長距離歩行者専用の「内海ふれあいトンネル」を通って、海岸に出ました。
※この道のりの詳細は、以下リンクの記事もぜひご覧ください。

愛南町内海では「柏坂へんみち」ではなく歩行者専用「内海ふれあいトンネル」もあり【旧内海村→旧津島町】

「柏坂へんろみち」に進まなかったのは時間都合で山に入ることができなかったこともありますが、この記事でご紹介する「ゆらり内海」に立ち寄りたかったことも理由のひとつです。

「内海ふれあいトンネル」を抜けてほどなくで、日本の渚100選にも選ばれている玉の浜石が特徴の「須の川海岸」の美しい海の景色が広がります。
ここには、海岸に沿って「須の川公園」が整備されていて、園内の海水が流れ込む気水池にはアヒルがたくさんいたり、キャンプ場があったり、マリンレジャーを楽しむ方も多いようです。
この海岸にあるのが、私が立ち寄った日帰り入浴施設「ゆらり内海」です。

ここのお風呂は、目の前の宇和海からくみあげた海水を40ミクロンのフィルターでろ過して使用する「潮湯」で、天然海水にはミネラルが豊富に含まれていて、「新陳代謝」「保湿効果」「美白効果」などの効能があるそうです。
また、微細な泡を発生させた「マイクロバブル湯」もあり、毛穴の汚れを落としたり、マイナスイオンで癒される効果があるとのことで、歩き遍路の私には美容系の効能はあまり関係ないなと思いつつ、しっかり体を温めさせていただきました。
遍路中の立ち寄り湯は、お風呂に入って疲れをとったり精神的にも癒されるのでとてもありがたいのですが、大体の施設が地元の方々の憩いの場になっているので、地元の方のなごやかな雰囲気を感じたり、方言や地元トークを聞いたりするのも私は好きでした。

お風呂ももちろん最高だったのですが、この記事でご紹介するメインテーマは「食」です。
「ゆらり内海」内のレストランで、愛南町の特産品をたくさんいただいてしまったので、それをご紹介していきます。

「ゆらり内海」の看板にも、「湯」と同列で「食」の文字があり、食事に力を入れていることがわかります。

「ゆらり内海」の看板にも、「湯」と同列で「食」の文字があり、食事に力を入れていることがわかります。

 

愛南町特産の「鯛」を使った小学生考案の「タイレッ丼」

「ゆらり内海」のレストランでは、地元食材を使ったいろいろなメニューが提供されており、「道の駅 みしょうMIC」の記事でご紹介したカキや、由良半島のアワビや、久良(ひさよし)のブリや、愛媛県の地鶏「媛っこ地鶏」や、迷いに迷って選んだメインディッシュは「タイレッ丼」です。

「タイレッ丼」ってなんぞやって感じですが、以下写真で姿をご確認ください。

卵とじのフライらしきものがご飯の上にのった、見た目は「かつ丼」です。

卵とじのフライらしきものがご飯の上にのった、見た目は「かつ丼」です。

フライが、大葉でくるまれた「鯛」で、ふわっとした鯛の食感と大葉の香りがよく合っていて、卵とじ丼にすることで、フライはあっさりしていながら、がっつり満足感もある工夫を感じる丼でした。

フライが、大葉でくるまれた「鯛」で、ふわっとした鯛の食感と大葉の香りがよく合っていて、卵とじ丼にすることで、フライはあっさりしていながら、がっつり満足感もある工夫を感じる丼でした。

愛南町周辺の海は、太平洋の黒潮が流れ込み、リアス式海岸の複雑な地形・湾が栄養分をためこむので、魚の養殖に適しており、特に「マダイ」は潮の流れにもまれることで適度に脂が落ちて身が引き締まり、良質な鯛が養殖できるそうです。
愛媛県は養殖鯛生産量日本一で、県の魚も「マダイ」になっているほどで、愛南町の特産品といえば「マダイ」なのです。

この「マダイ」を使ったアイデア料理「タイレッ丼」は、地元の「船越小学校」の児童が考案したそうで、食育活動の一環でもあり、地元の子どもが地元の食材に触れる機会がたくさんあることはとてもよいことだと思います。
こんなストーリーを聞くと、これを選ばないわけにはいきませんでしたし、実際食べてみて、鯛のフライと卵とじ丼の相性は想像を超える美味でもありました。

ここまでご説明しても「タイレッ丼」のネーミングに関してはハテナだと思いますが、愛南町を代表する水産物を知ってもらい、おいしく食べてもらうために「ぎょしょく普及戦隊 愛南ぎょレンジャー」というキャラクターがいるそうで、その中の「鯛」のキャラが「タイレッド」で、それにちなんだネーミングとのことです。
※キャラクターにご興味がある方は、以下リンクより詳細をご確認ください。これも食育の一環とのことで、なかなか完成度が高いと思います。

Go!Go!ぎょレンジャー(ピアザ愛南ぎょしょく): http://www.ainan-gyoshoku.jp/gogo_gyo/

 

サイドメニューは「ヒオウギガイのお造り」と「蕾菜の天ぷら」

「タイレッ丼」だけでは終わらないところが食いしん坊の私です。
さすがにメインディッシュになりうる水産物の数々を全部制覇していくわけにはいきませんでしたが、サイドメニューとして単品注文できるものの中から聞いたことのなかった食材で「ヒオウギガイのお造り」と「蕾菜の天ぷら」を選びました。

「ヒオウギガイ」を調べてみると、貝の見た目は「ホタテガイ」に似た二枚貝で、貝がカラフルなので、工芸品にも加工されるそうです。
前出の「愛南ぎょレンジャー」のメンバーにも「ヒオウギパープル」がいます。

「ヒオウギガイ」をお造りで食べられるのは生産地で新鮮だからこそ。身がプリッとしていて食感がよく、ひもの部分をかみしめると海の味がしみ出てきました。

「ヒオウギガイ」をお造りで食べられるのは生産地で新鮮だからこそ。身がプリッとしていて食感がよく、ひもの部分をかみしめると海の味がしみ出てきました。

 

そして「蕾菜」ですが、「つぼみな」と読むアブラナ科の植物で、1~3月の春の前の短い時期にしか収穫できず、大きな株の芽の部分だけを摘み取って食べる貴重なものだそうです。
少し苦味があって、こりっとした食感で、春を告げる時期が旬とのことで、「フキノトウ」を思い出させる季節感のある食材でした。

「蕾菜の天ぷら」は、かじった断面を撮影しようと思ったのですが、うまく写らず断念。生産量の少ない地元食材を、短い旬の時期にいただけるのは贅沢極まりないです。

「蕾菜の天ぷら」は、かじった断面を撮影しようと思ったのですが、うまく写らず断念。生産量の少ない地元食材を、短い旬の時期にいただけるのは贅沢極まりないです。

 

ちなみにこのレストランは、靴を脱いで入館して、全席掘りごたつ式で、雰囲気も居心地もとてもよく、若いスタッフの皆さんの接客も気持ちがよいので、お風呂やそのあとの休憩も含め、かなりの時間長居してしまいました。
歩き遍路の立ち寄りスポットとしては、必要な要素が全て揃っていると思います。

清潔感があって、落ち着く客席で、厨房がガラス張りで調理の様子も見え、立ち寄り湯のレストランの域を超えています。

清潔感があって、落ち着く客席で、厨房がガラス張りで調理の様子も見え、立ち寄り湯のレストランの域を超えています。

 

とはいえ、ここで立ち止まっているわけにはいかないので、「潮湯」でゆっくり温まり、愛南町特産品フルコースでしっかり栄養補給してから、すっかり日が暮れた国道56号を、この日の宿泊予定地に向けて再度出発します。
※この日の宿泊地に関しては、以下リンクの記事もぜひご覧ください。

ゲートボール広場に鍵付き・電気あり・フローリングの個室遍路小屋【針木ふれあい広場】

あまり夜間歩行はしないようにしていたのですが、この日はやむをえず。遍路道の夜は真っ暗なところがほとんどなので、懐中電灯や反射装備などをお忘れなく。

あまり夜間歩行はしないようにしていたのですが、この日はスケジュール都合でやむをえず。遍路道の夜は真っ暗なところがほとんどなので、懐中電灯や反射装備などをお忘れなく。

 

施設名:  ゆらり内海
営業時間: 11:00~22:00(お風呂)
11:00~14:00、17:00~22:00(レストラン)
定休日: 不定休
住所: 愛媛県南宇和郡愛南町須ノ川286
電話: 0895-85-1155
施設HP: http://yurariuchiumi.com/

 

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ごんのすけ

お遍路さん初心者です。  2015年1月20日(火)に1番札所を出発し、2015年3月1日(日)に41日間で88番札所で通し歩き結願を果たすことができました。 2015年4月12・13日の2日間で、開創1200年で盛り上がる高野山にお礼参りにも行ってきました。 自身の通し歩き遍路体験を元にお役立ち情報を発信しています。