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64番札所「前神寺」は、日本七霊山のひとつ「石鎚山」の信仰とともに栄えるお寺です。
木立に囲まれた入母屋造りの巨大な本堂は、幽玄な空気につつまれ、感じ入るところがありました。

日本七霊山のひとつ「石鎚山」信仰の象徴「石鎚神社」

63番札所「吉祥寺」を参拝し、札所密集地域の西条市小松町で最後の64番札所「前神寺」に向かいます。

「吉祥寺」前の国道11号を渡り、旧街道に入って3kmほど進むと、道路右側に立派な鳥居を発見です。

ここが「石鎚神社」の本社(口之宮)で、「石鎚山」信仰の象徴です。

ここが「石鎚神社」の本社(口之宮)で、「石鎚山」信仰の象徴です。

ここ「石鎚(いしづちじんじゃ)神社」は、日本七霊山のひとつ「石鎚山(いしづちさん)」の信仰の象徴です。
※「日本七霊山」は、他に富士山(静岡県、山梨県)、立山(富山県)、白山(石川県、岐阜県)、大峰山(奈良県)、釈迦ヶ岳(奈良県)、大山(鳥取県)があります。

遠い昔より石鎚山には神がいると信じられ、685年に「役行者小角(えんのぎょうじゃおづぬ)」が山で修行を積んだ後、蔵王権現を感得し蔵王権現像を彫って開山して以来、山岳信仰(修験道)の地されました。
石鎚山腹には成就社(中宮)と土小屋遙拝殿、山頂に頂上社の社があり、ふもとの本社と合わせて「石鎚神社」と総称されます。

63番札所「前神寺」は、「石鎚神社」の「別当寺」として創建され、「石鎚山」を信仰する多くの信者はもとより、平安時代には歴代天皇、江戸時代には西条藩主松平家からも信仰が篤く、栄えてきたお寺です。
※「別当寺」に関しては、以下リンクタグの記事もぜひご覧ください。

四国遍路「別当寺」タグ

「石鎚神社 本社」は、多くの社を構える見どころ満載の神社ですし、「前神寺」とのゆかりが深いので、お時間があればぜひ立ち寄ってみてください。
※私は、ここにたどり着いた時点で16時を過ぎており、「前神寺」の納経を優先して、泣く泣く通過しました。

 

「本堂」に向かう途中に1円玉を投げて祈願する「お滝不動」

「前神寺」は、「石鎚山」信仰とともに栄え、現在の信徒は30万人を超えるといわれ、「石鎚山」の「お山開き」が行われる毎年7月には数万人の信者が集まるほどの大きなお寺で、「石鎚神社」からすぐの山門をくぐってからかなりの距離を歩いて、ようやく庫裏や大師堂が見えてきます。

山門からたどり着いた先には「大師堂」となにやら偉いお坊さんらしき石像があります。

山門からたどり着いた先には「大師堂」となにやら偉いお坊さんらしき石像があります。

上の写真の奥の方に「本堂」への矢印看板がありますが、お寺はさらに奥の方に続ているようです。

木が生い茂る異空間への道が続いています。

木が生い茂る異空間への道が続いています。

ひらけたお寺の境内から、いきなり山奥に入っていくかのごとくの異空間なのですが、そこに足を踏み入れる前の道途中右側に、特徴的な「お不動さん」がいらしゃいますので、ご紹介します。

小さな不動明王が滝に打たれている「お滝不動」です。1円玉を投げて、岩に張り着くとご利益があるといわれていて、たしかにたくさんの1円玉がくっついています。

小さな不動明王が滝に打たれている「お滝不動」です。1円玉を投げて、岩に張り着くとご利益があるといわれていて、たしかにたくさんの1円玉がくっついています。

「お滝不動」を横目に、小さな橋を渡り、石段を上がると、目の前には幽玄な空間が広がっていました。

 

木立に囲まれた幽玄な空間に鎮座する「本堂」

石段を上がって目に飛び込んできた光景は、こんな感じです。

木立に囲まれた異空間に、両翼を備えた見事な入母屋造りの「本堂」です。

木立に囲まれた異空間に、両翼を備えた見事な入母屋造りの「本堂」です。

山の中のように空気はひんやりとしていて、夕方遅くだったこともあり参拝者は私一人で静まり返っており、幽玄な空気につつまれていました。
鋭い角度の屋根が空気を切り裂くようでもあり、青緑の銅板瓦屋根と木々の緑のコントラストも目を見張るものがありました。

西条市では「横峰寺」に始まり、1日で5カ寺の参拝を一気に行いましたが、「本堂」だけとってみても、各寺でまったく異なる特徴があり、札所を目一杯楽しむことができた日になりました。

 

64番札所「前神寺」では、古くから続く「石鎚山」信仰の歴史と合わせて、お寺に思いをはせてみるとよいと思います。
このお寺で西条市の札所は打ち納めとなり、伊予の國の遍路旅も最終盤に入っていきます。

 

【64番札所】   石鈇山 金色院 前神寺(いしづちざん こんじきいん まえがみじ)
宗派: 真言宗石鈇派
本尊: 阿弥陀如来
真言: おん あみりた ていせい からうん
開基: 役行者小角
住所: 愛媛県西条市洲之内甲1426
電話: 0897-56-6995

 

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ごんのすけ

お遍路さん初心者です。  2015年1月20日(火)に1番札所を出発し、2015年3月1日(日)に41日間で88番札所で通し歩き結願を果たすことができました。 2015年4月12・13日の2日間で、開創1200年で盛り上がる高野山にお礼参りにも行ってきました。 自身の通し歩き遍路体験を元にお役立ち情報を発信しています。