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52番札所「太山寺」に向かう途中の港町「三津浜」には「三津浜焼き」というソウルフードがあります。
わたし的な表現では「やきそばのクレープ包み」とさせってもらった、これぞB級グルメな逸品をいただきました。

52番札所「太山寺」へは三津浜経由ルートを選択

51番札所「石手寺」から「道後温泉」の温泉街を通過してから、52番札所「太山寺」へは約10kmの道のりで、遍路地図「四国遍路ひとり歩き同行二人」には複数のルートが示されています。
私は「御幸寺山」の南側を進むルートを選択し、以下写真の「愛媛縣護國神社」をはじめ、寺社仏閣密集地帯を歩いていきました。

戊辰戦争以来の愛媛県出身の戦没者や公職殉職者、功労者が合祀されている「愛媛縣護國神社」です。この一帯はお寺もたくさんあり、松山の歴史を感じることができるエリアです。

戊辰戦争以来の愛媛県出身の戦没者や公職殉職者、功労者が合祀されている「愛媛縣護國神社」です。この一帯はお寺もたくさんあり、松山の歴史を感じることができるエリアです。

「道後温泉」から3kmほど進むと国道196号にたどり着き、以下写真の道標がありました。

まったく違う方向を指す2つの矢印。これはどちらに進むべきか?

まったく違う方向を指す2つの矢印。これはどちらに進むべきか?

本サイトの記事でたびたび登場する遍路地図「四国遍路ひとり歩き同行二人」ですが、以下リンクの記事でご紹介しているように、私はこの地図を持たずに歩き遍路をしていたので、上の写真の道標の意味がよくわからなかったのです。

電子書籍版遍路地図で通し歩き遍路を制覇してみた【大きな地図で行く「四国遍路」八十八ヶ所巡り徹底ガイド】

ということで、右方向矢印の道標に「番外霊場 蓮華寺」と大きく書かれていたので、私は番外霊場は行かなくてもいいやと思い、国道196号を渡るルートを進むことにしました。

遍路後に遍路地図「四国遍路ひとり歩き同行二人」を見返してわかったことですが、52番札所「太山寺」へは複数のルートがあり、「蓮華寺」方面に進むルートの方が距離が短くてどちらかというとポピュラーのようです。
理由はともあれ、私が選択したルートは港町「三津浜」方面の西方向に進んでから「太山寺」に向けて北上するルートですが、しばらく進んだ先でアクシデント発生。

「松山西中等教育学校」と「新池」の間を通る道がなんと全面通行止め。歩きだと通ることはできないかと警備員さんと交渉してみたものの無理でした。

「松山西中等教育学校」と「新池」の間を通る道がなんと全面通行止め。歩きだと通ることはできないかと警備員さんと交渉してみたものの無理でした。

私がこの地点に遭遇したのが2015年2月中旬で、この記事を書いているのが2015年7月ですので、この記事を皆さんが読む時点では工事は完了しているはずですのでご安心を。
通行止めは歩き遍路をしているとたびたび遭遇するよくあることですが、ここは歩きにとってはきつい距離の迂回が必要で、少々落ち込みました。
ということで、南方向に迂回したあたりで、余分な苦労をしたプラス効果なのかこの先の「三津浜」地域の「三津浜焼き」の存在を思い出したのです。

 

「三津浜焼き」の老舗「日の出」へ

松山市の西部の港町「三津浜(みつはま)」に「三津浜焼き」というソウルフード・B級グルメがあるという情報は事前に知っていたのですが、立ち寄ることは予定になかったのですが、思わぬ迂回やちょうど昼時にたどり着いたこともあり、急遽ネットでお店を調べて、伊予鉄「三津駅」近くの老舗「日の出」に行くことにしました。

遍路道から少し外れた伊予鉄「三津駅」のすぐ近くに「日の出」はあります。三津浜エリアにはJRの「三津浜駅」も少し離れた場所にありますので、お間違いなく。

遍路道から少し外れた伊予鉄「三津駅」のすぐ近くに「日の出」はあります。三津浜エリアにはJRの「三津浜駅」も少し離れた場所にありますので、お間違いなく。

「日の出」の外観はこんな感じ。お店の中には順番待ちの方がいらっしゃって、私は店外でしばし待機です。

「日の出」の外観はこんな感じ。お店の中には順番待ちの方がいらっしゃって、私は店外でしばし待機です。

店の幌に大きく「お好み焼」と書かれていますが、「三津浜焼き」とは戦前から食べられていた小麦粉を水で溶いたものを鉄板で焼き、好みのものをトッピングして食べた「一銭洋食」がルーツの「お好み焼き」の一種で、三津浜エリアではかなり昔から地域に存在した食べ物で、現在は30軒ほどのお好み焼き屋がそれぞれのスタイルで提供しているのだそうです。
まさしく地域に根付く「ソウルフード」ですね。
私が訪れた「日の出」は、50年以上前から営業している老舗とのことで、入店待ち時間にソースの焦げる香ばしい匂いで食欲が刺激されるのも合わさって、期待が高まります。

 

焼きそばのクレープ包み?

しばらく待って入店すると、店内は大きな鉄板の周りに椅子が6脚ほどの空間にお客さんが肩を寄せ合うように座っています。
小さなテーブル席らしきものもありましたが、荷物置き場になっているようで、私も鉄板カウンター席に着席します。

鉄板の上には、薄い生地がひかれた広島風のお好み焼きらしきものが、たくさん焼かれていて、熱気ムンムンです。

店内の客数よりも明らかに多い数が焼かれているのですが、これは近所の方が電話注文で持ち帰りされるようでした。私がお店にいた間にも何本も電話が入り、持ち帰りに訪れるお客さんがたくさんいました。

店内の客数よりも明らかに多い数が焼かれているのですが、これは近所の方が電話注文で持ち帰りされるようでした。私がお店にいた間にも何本も電話が入り、持ち帰りに訪れるお客さんがたくさんいました。

店内の壁に手書きされているメニューを見ると、単純ながらオプションがいろいろあるようで、しかも「台付」という初めて見る言葉もあり、どれを注文してよいのかわかりません。

難しいラインナップではないのですが「三津浜焼き」の文字はありません。それにしてもリーズナブル。

難しいラインナップではないのですが、「三津浜焼き」の文字はありません。それにしてもリーズナブル。

お店のおねえさんに「オススメはどれですか?」と聞くと、手渡し用の別のメニューを渡され、そこには「そば台付肉玉脂」「うどん台付肉玉脂」の呪文のようなメニュー2択が書かれており、私は「そば台付肉玉脂」を選択しました。
この「台付(だいつき)」というメニューがいわゆる「三津浜焼き」で、焼きそばor焼きうどんに薄い生地が付くことを「台付」と表現するようです。
「日の出」のオススメは、その「台付」に肉と玉子と脂(牛脂の角切り)をトッピングするメニューなのだそう。
ご主人が見事な手さばきでいくつもの「台付」を同時に焼き上げ、私に提供された「そば台付肉玉脂」はこんな感じです。

一見うどんが入っているようにも見えますが、太めのしっかりしたそばで、キャベツがたっぷり、ゴロゴロの牛脂がインパクトありです。

一見うどんが入っているようにも見えますが、太めのしっかりしたそばで、キャベツがたっぷり、ゴロゴロの牛脂がインパクトありです。

作り方は広島風お好み焼きに近いのですが、広島風に比べて生地と中身がそれぞれ独立している感じで、薄いながらももっちりした生地の食感と、そば・キャベツ・牛脂・独特のちくわなどの中身の存在感・ボリューム感を存分に感じることができます。
こんな特徴から、わたし的には「三津浜焼き」は「焼きそばのクレープ包み」と表現させていただきました。

 

お店の雰囲気といい、B級グルメ感といい、地元感を味わうには絶好の「三津浜焼き」ですので、「太山寺」には少し遠回りになりますが、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

 

店名:  日の出
営業時間: 11:30~19:30※ラストオーダー19:00
定休日: 水曜
住所: 愛媛県松山市三杉町11−8
電話: 089-952-3676

 

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ごんのすけ

お遍路さん初心者です。  2015年1月20日(火)に1番札所を出発し、2015年3月1日(日)に41日間で88番札所で通し歩き結願を果たすことができました。 2015年4月12・13日の2日間で、開創1200年で盛り上がる高野山にお礼参りにも行ってきました。 自身の通し歩き遍路体験を元にお役立ち情報を発信しています。