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60番札所「横峰寺」は西日本最高峰「石鎚山」の中腹に位置し、お寺までの道のりは伊予の國最大の難所であり、久々の「遍路ころがし」です。
川沿いのワイルドな遍路道を慎重に進みました。

「伊予三芳」からほっとする遍路道で「石鎚山」のふもとへ

「伊予三芳」の「光明寺」で宿泊させていただいた私は、早朝出発で60番札所「横峰寺」がある「石鎚山(いしづちさん)」方面を目指しました。
※「光明寺」の「遍路宿」の様子は、以下リンクの記事もぜひご覧ください。

ありがたいお言葉をいただけるお寺の「通夜堂」ではなく「遍路宿」に泊まらせていただく【光明寺(西条市三芳)】

「光明寺」からすぐのところでお見送りをしてくれる「丸型ポスト」に出会いました。

「光明寺」からすぐのところでお見送りをしてくれる「丸型ポスト」に出会いました。

※遍路道で私が注目していた「丸型ポスト」に関しては、以下タグの記事もあわせてご覧ください。

四国遍路「丸型ポスト」タグ

 

「伊予三芳」の昔ながらの商店街の県道150号を3kmほど進み、県道155号に入って南下していくと、西条市丹原町の分岐点でほっとする光景に出くわしました。

遍路道標がある分岐点三角地帯にパンジーがきれいに植えられていました。私がこの地点を訪れたのは2月下旬ですが、春の息吹を感じ、気持ちだけはあたたかくなりました。この写真からは伝わらないと思いますが、気温はとても低く厳寒です。

遍路道標がある分岐点三角地帯にパンジーがきれいに植えられていました。私がこの地点を訪れたのは2月下旬ですが、春の息吹を感じ、気持ちだけはあたたかくなりました。この写真からは伝わらないと思いますが、気温はとても低く厳寒です。

この分岐点からさらに5kmほど進んでいくと、国道11号にぶつかり、遍路旅で2度目のこれまたほっとする光景に遭遇です。

歩道橋が遍路道になっていて、地元の小学生が書いたカルタの絵が飾られています。遍路を応援してくれているよう勝手に受け取り、心がなごみます。

歩道橋が遍路道になっていて、地元の小学生が書いたカルタの絵が飾られています。遍路を応援してくれているよう勝手に受け取り、心がなごみます。

※高知県でも歩道橋が遍路道になっているところがありました。詳しくは以下リンクの記事をぜひご覧ください。

謝りながら走る「路面電車」を横目に「歩道橋」を渡った先は「植物園」【30番札所「善楽寺」→31番札所「竹林寺」】

「光明寺」から国道11号にたどり着くまで距離10kmで2時間以上の時間がかかりました。
この地点が「石鎚山」のふもとにあたり、ここから山の中に入っていきますので、スケジュール管理と、近くにコンビニがありますので、飲食物の調達を確実に行ってください。

 

伊予最大の難所、西日本最高峰「石鎚山」の「横峰寺」への「遍路ころがし」

60番札所「横峰寺」は、西日本最高峰の「石鎚山」の中腹にあります。
「石鎚山」は標高1982mで、その頂上には「石鎚神社」があり、空海も山岳修行を行ったといわれている聖地でもありますが、88ヶ所巡礼では山の中腹の標高750m地点にある「横峰寺」が札所になっています。

山頂の標高1982mと比べると標高750mが低く感じますが、十分すぎる登山で、伊予の國唯一の「遍路ころがし(遍路道の難所)」でもあります。
「遍路ころがし」は、高知県の27番札所「神峯寺」以来で、南予では峠越えはたくさんあったものの本格的な登山は久々なので、けっこうビビりながら進んでいきました。
※「遍路ころがし」に関しては、以下タグリンクの記事もぜひご覧ください。

四国遍路「遍路ころがし」タグ

山方面の道沿いには神社があり、これから登る山を臨み、気が引き締まります。

山方面の道沿いには神社があり、これから登る山を臨み、気が引き締まります。

この山のふもと地点から「妙谷川」沿いを進んでいくことになりますが、この川の上流に遍路道が続いており、下流地点で水量が多いと、上流では遍路道が増水で危険な状態になっている可能性があるそうで、63番札所「吉祥寺」近くから登っていく車道を経由する方が安全とのことです。
歩き遍路をしている以上旧遍路道を通りたい気持ちが大きくなりますが、慎重に状況判断をしたいところです。

私が訪れた際には、前の数日はまったく雨がなく、水量の心配がなかったので、予定通り山登りを開始していきました。

 

「湯波休憩所」までは意外に遠い舗装路坂道

いよいよ登山だと意気込んでスタートしたのですが、しばらくは山方向にダラダラと登っていく舗装路坂道で、登山な雰囲気はあまり感じないまま約5km進みます。

「妙谷川」沿いの舗装路坂道を登っていきます。山深くなってくると川の雰囲気もワイルドにはなってきているのですが、本格的な登山ではありません。

「妙谷川」沿いの舗装路坂道を登っていきます。山深くなってくると川の雰囲気もワイルドにはなってきているのですが、本格的な登山ではありません。

さらに山奥に入っていくと、突然小雪が舞いだしました。川の増水は心配ないはずですが、これからの遍路道が少々不安になりました。

さらに山奥に入っていくと、突然小雪が舞いだしました。川の増水は心配ないはずですが、これからの遍路道が少々不安になりました。

地味につらい登り坂を無心で歩き、ようやく「湯波(ゆうなみ)休憩所」に到着です。

「湯波休憩所」から先がいよいよ未舗装遍路道の急坂がスタートです。この地点が標高300mで、距離2kmほどで標高差400m超を一気に登ります。

「湯波休憩所」から先がいよいよ未舗装遍路道の急坂がスタートです。この地点が標高300mで、距離2kmほどで標高差400m超を一気に登ります。

登山道に入る前の「湯波休憩所」で野宿をしてから、朝から登山を開始する歩き遍路さんもいるようです。車と原付がとまっていますが、地元の方がお寺に参拝(トレッキング?)されているようで、何人かと登山道ですれ違い、応援していただきました。

登山道に入る前の「湯波休憩所」で野宿をしてから、朝から登山を開始する歩き遍路さんもいるようです。車と原付がとまっていますが、地元の方がお寺に参拝(トレッキング?)されているようで、何人かと登山道ですれ違い、応援していただきました。

 

川沿いのワイルドな遍路道の丸木橋はスリル満点

ここからがいよいよ「遍路ころがし」の本格的なスタートです。
噂にたがわぬワイルドな遍路道ではありますが、よく整備をしてくださっていて、危険を感じることはなく、気持ちよく進んでいくことができます。

川のすぐ近くの未舗装路なので、増水時は表情が一変するのだと思います。状況判断が大事ですね。

川のすぐ近くの未舗装路なので、増水時は表情が一変するのだと思います。状況判断が大事ですね。

下流の方では雪が舞うぐらいに気温は低いのですが、さすがの急坂により、汗が噴き出してきます。
息を切らしながら進んでいくと、この遍路道が「遍路ころがし」といわれる所以のひとつのポイントにたどり着きました。

丸木橋がかかっていて、川を渡って進んでいきます。私が通ったときは川の水が少なかったのですが、それでもスリル満点の道のりで、増水時はたしかに危険だと思います。

丸木橋がかかっていて、川を渡って進んでいきます。私が通ったときは川の水が少なかったのですが、それでもスリル満点の道のりで、増水時はたしかに危険だと思います。

途中で休憩スペースが1カ所ありますが、ここまでくればお寺はもう目の前です。でも、荷物を降ろしてしっかり休憩をとります。

途中で休憩スペースが1カ所ありますが、ここまでくればお寺はもう目の前です。でも、荷物を降ろしてしっかり休憩をとります。

休憩スペースからラストスパートして、「横峰寺」の「山門」に到着し、無事「遍路ころがし」を制覇です。

休憩スペースからラストスパートして、「横峰寺」の「山門」に到着し、無事「遍路ころがし」を制覇です。

久々の「遍路ころがし」ということで、かなり慎重に進みましたが、天候が良かったこともあり、危険を感じることはなく、気持ちよく進んでいくことができました。
未舗装路を歩く距離がそれほど長くないので、過剰に恐れる必要はない遍路道に感じましたが、天候によっては状況が全く変わるのだと思うので、他の難所よりも状況判断に気をつかう必要はあると思います。

 

伊予最大の難所である「横峰寺」への「遍路ころがし」を無事制覇できたことに感謝し、「横峰寺」の参拝を楽しみに歩を進めました。

 

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ごんのすけ

お遍路さん初心者です。  2015年1月20日(火)に1番札所を出発し、2015年3月1日(日)に41日間で88番札所で通し歩き結願を果たすことができました。 2015年4月12・13日の2日間で、開創1200年で盛り上がる高野山にお礼参りにも行ってきました。 自身の通し歩き遍路体験を元にお役立ち情報を発信しています。