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四国霊場各県にある「国分寺」の最後を飾るのは讃岐國の80番札所「国分寺」です。
奈良時代に広大な寺域をほこったお寺にはその痕跡が状態よく遺っており、国の特別史跡に指定されています。

丁寧な道標に導かれて「国分寺」へ

79番札所「天皇寺」を出発して、綾川沿いにある「山下うどん店」でさぬきうどんを堪能し、しばらく進んで交通量の多い国道11号に差しかかるところで、遍路道標を発見です。

とても丁寧に導いてくれているのですが、実際にその場所に行ってみないとどのような道なのかが想像できません…

とても丁寧に導いてくれているのですが、実際にその場所に行ってみないとどのような道なのかが想像できません…

指示通り進んだ先のトンネルの手前で、再度道標を発見です。

トンネルが見えて、ようやく道の様子がわかってきました。ちゃんと指示通り、階段を上がって国道11号に出ます。

トンネルが見えて、ようやく道の様子がわかってきました。ちゃんと指示通り、階段を上がって国道11号に出ます。

そして、さらに進んだ先でもうひとつ発見です。

ここまで導いていただきありがとうございました。陸橋を渡らずちゃんと曲がります。

ここまで導いていただきありがとうございました。陸橋を渡らずちゃんと曲がります。

このように丁寧に導いてくれる道標は初めてかもしれません。
地元の方に感謝ですが、この話にはもういっしょオチがあります。

陸橋を渡らずに曲がった先は、まさかの工事中。以前の遍路道でもありましたが、道沿いの住居敷地に入らせていただき、ユンボとトラックに触れながらすり抜けました。

陸橋を渡らずに曲がった先は、まさかの工事中。以前の遍路道でもありましたが、道沿いの住居敷地に入らせていただき、ユンボとトラックに触れながらすり抜けました。

丁寧な道案内も、こんな工事は予測できませんね。
なんだかんだ遍路道を楽しんでいたら、80番札所「国分寺」に到着です。

 

国の重要文化財に指定されている「本堂」「銅鐘」

80番札所「国分寺」は、奈良時代に聖武天皇の詔により日本各地に建立された「国分寺」のうち、讃岐国分寺の後継寺にあたるお寺で、四国霊場の札所として各県の「国分寺」参拝のラストを飾るお寺です。

しゃちほこ有りの立派な仁王門がお出迎えしてくれました。山門の奥の方に注目してみてください。

しゃちほこ有りの立派な仁王門がお出迎えしてくれました。山門の奥の方に注目してみてください。

私が訪れたときに、境内にはちょうど大勢の僧侶姿の人達と遭遇しました。

「高野山専修学院」の皆さんが四国霊場を巡礼していらっしゃいました。大勢でお経をあげる姿は壮観でした。

「高野山専修学院」の皆さんが四国霊場を巡礼していらっしゃいました。大勢でお経をあげる姿は壮観でした。

「国分寺」の見どころでまずあげられるのが、国の重要文化財に指定されている「本堂」と「銅鐘」です。

鎌倉時代創建、5間四方の瓦葺入母屋造の「本堂」は、重要文化財たる堂々とした構えでした。

鎌倉時代創建、5間四方の瓦葺入母屋造の「本堂」は、重要文化財たる堂々とした構えでした。

参道右側にある鐘楼の「銅鐘」は平安時代前期鋳造といわれる古い歴史をもちます。

参道右側にある鐘楼の「銅鐘」は平安時代前期鋳造といわれる古い歴史をもちます。

「本堂」「銅鐘」は歴史を感じるすばらしいものなのですが、さらに注目していただきたのが、上の写真の参道に沿って並んでいる大きな石なのです。
これは、奈良時代に創建時の「金堂」を支えていた礎石だそうで、現在の「本堂」が建っているのは元の「講堂」跡地で、元々は現在の境内をすっぽり囲った上に周辺地域も含めて広大な寺域だったそうなのです。

 

国の特別史跡の「讃岐国分寺跡」はお寺の裏まで散策必須

現在のお寺の敷地外になる境内の北側にぐるっとまわってみると、昔の「国分寺」の痕跡を示すものが保存されており、一部は再現されているものもあり、「讃岐国分寺跡」として国の特別史跡に指定されています。

これは、元の寺域の内と外を仕切っていた「築地塀(ついじべい)」を復元したものです。

これは、元の寺域の内と外を仕切っていた「築地塀(ついじべい)」を復元したものです。

写真手前に見えているのが「僧坊跡」の礎石で、写真奥には建物も一部復元されています。長さ90m近くある、全国でもトップクラスの大きさをほこる僧坊だったようです。

写真手前に見えているのが「僧坊跡」の礎石で、写真奥には建物も一部復元されています。長さ90m近くある、全国でもトップクラスの大きさをほこる僧坊だったようです。

これは「鐘楼跡」の礎石です。きれいに保存されています。

これは「鐘楼跡」の礎石です。きれいに保存されています。

広大な敷地の史跡は、上の写真にもちらっと写っていますが子どもが走りまわったり、散歩する方がいたりと、地域の憩いの場になっているようでしたが、「国分寺」参拝者がこちらまで散策をされている様子は見かけませんでした。
すばらしい史跡なので、お遍路さんにもぜひ足を伸ばしてもらいたい場所です。

史跡側から現在のお寺を見るとこんな感じです。一度お寺外に出て、外周を裏側に回り込む必要がありますが、距離的はすぐなので、ぜひ史跡にも足を伸ばしてみてください。

史跡側から現在のお寺を見るとこんな感じです。一度お寺外に出て、外周を裏側に回り込む必要がありますが、距離的はすぐなので、ぜひ史跡にも足を伸ばしてみてください。

史跡敷地内には、往時の境内の復元模型もありました。

史跡敷地内には、往時の境内の復元模型もありました。

史跡から少し離れたところには「讃岐国分寺跡資料館」があり、歴史の詳細な情報を入手することもできます。
ちなみに、この資料館の駐車場にはきれいな公衆トイレが整備されており、野宿が可能な場所にもしてくださっているので、野宿遍路さんは活用されるのもよいと思います。

施設名:  讃岐国分寺跡資料館
営業時間: 9:00~16:30
休館日: 月曜 ※月曜が祝日のときは翌日
年末年始(12月29日~1月3日)
住所:  高松市国分寺町国分2177番地1
電話: 087-874-8840
施設HP: http://www.city.takamatsu.kagawa.jp/kyouiku/bunkabu/rekisi/kokubunzi/

 

80番札所「国分寺」では、奈良時代の広大な寺域をしのばせる礎石に注目し、ぜひお寺裏側の「讃岐国分寺跡」まで足を伸ばしてみてください。

 

【80番札所】  白牛山 千手院 国分寺(はくぎゅうざん せんじゅいん こくぶんじ)
宗派: 真言宗御室派
本尊: 十一面千手観世音菩薩
真言: おん ばさら たらま きりく
開基: 行基菩薩
住所: 香川県高松市国分寺町国分2065
電話: 087-874-0033

 

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ごんのすけ

お遍路さん初心者です。  2015年1月20日(火)に1番札所を出発し、2015年3月1日(日)に41日間で88番札所で通し歩き結願を果たすことができました。 2015年4月12・13日の2日間で、開創1200年で盛り上がる高野山にお礼参りにも行ってきました。 自身の通し歩き遍路体験を元にお役立ち情報を発信しています。