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37番札所「岩本寺」の宿坊は、食事と設備が充実していて、お遍路さんだけではなく一般客も宿泊することで有名です。
朝6時からの本堂でのお勤めでお経を読むのは清々しく、気持ちの良い1日のスタートをきることができました。

 

私にとって遍路旅唯一の宿坊泊

37番札所「岩本寺」の宿坊は、食事と設備が充実していて、お遍路さんの中で評判がよく、お遍路さんだけでなく観光客やビジネス客も宿泊することで有名です。
ここまでの遍路旅で、うまくタイミングが合わずに札所の宿坊に宿泊することがなかったので、「岩本寺」にはぜひ泊まりたいと前々から目をつけていたのと、「国民宿舎 土佐」で同泊だった先達さん達も「岩本寺」に泊まられるとのことだったので、当日の昼頃、七子峠を越えてから電話予約を入れました。

遍路結願後にあらためて振り返ってみると、札所の宿坊に宿泊したのはここ「岩本寺」のみでした。
進むペースとタイミングがなんとなく合わなかったり、民宿や旅館もそうなのですが食事都合でチェックイン時間の制約がなんとなく嫌だったり、事前予約がおっくうだったり、費用的に割高に感じてしまったり、特別に宿坊を避けていたわけではないのですが、野宿(通夜堂や遍路小屋含む)も選択肢に入れていると、結果として宿坊泊が少なくなってしまいました。

自分では意識していませんでしたが、ここ「岩本寺」で宿坊経験はやり切った感じになってしまったのかもしれません。
それだけ、宿坊を満喫し、満足度が高かったようにも思います。
ちなみに、野宿遍路さんにはお寺境内のガレージを開放してくださっていて、野宿・テント泊も可能になっています。
でも、ここから先の足摺岬への試練を考えると、ここは宿坊でゆっくり休んでいくことを選択しました。

トイレ休憩所や売店も兼ねている立派な宿坊建物。入口に看板が立っていますが、四国霊場開創1200年記念で、奥の院の「矢負地蔵」がこの建物の広間で御開帳されていました。

トイレ休憩所や売店も兼ねている立派な宿坊建物。入口に看板が立っていますが、四国霊場開創1200年記念で、奥の院の「矢負地蔵」がこの建物の広間で御開帳されていました。

 

お茶(茶菓子付き)まで出るなんでも揃う充実設備

私は1人泊だったので、床の間付の6畳個室に案内でした。
複数人数だと広間も複数あって、先達さん3人は過剰なぐらい広い部屋に宿泊されていました。

室内には一般的に旅館にはおかれている備品は一通りすべてあり、お茶まで出る充実ぶりでした。
宿坊といえば、最低限の質素な設備をイメージされている方もいらっしゃると思いますが、四国の札所の宿坊は旅館並(それ以上?)の設備とサービスのところが多いようです。

床の間もある清潔なお部屋です。私は金剛杖は持っていませんでしたが、室内に御杖立もあります。

床の間もある清潔なお部屋です。私は金剛杖は持っていませんでしたが、室内に御杖立もあります。

お湯を注ぐと御宝号「南無大師遍照金剛」が浮かび上がる「弘法茶」のサービス付。お茶菓子はなぜか東京の有名菓子でした。

お湯を注ぐと御宝号「南無大師遍照金剛」が浮かび上がる「弘法茶」のサービス付。お茶菓子はなぜか東京の有名菓子でした。

浴衣やタオルはもちろん、冬だったのでふかふかの丹前までありました。消臭スプレーまであって、ダウンジャケットにたくさん使ってしまいました。

浴衣やタオルはもちろん、冬だったのでふかふかの丹前までありました。消臭スプレーまであって、ダウンジャケットにたくさん使ってしまいました。

お風呂は4人は同時に入ることのできる大浴場があり、もちろんコインランドリー(乾燥機もあり)も設置されていて、設備はとても充実していて、何の不満もありませんでした。

 

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肉あり魚ありの満腹・満足の食事

「岩本寺」の宿坊の最大の特徴は、満腹・満足の食事です。
お寺の食事なので、殺生をしないいわゆる「精進料理」を思い浮かべるかもしれませんが、そんなことはなく肉も魚もありのボリューム満点の食事です。
歩き遍路に「精進料理」ではパワーが出ませんので、とてもありがたいです。

ちなみに、お礼参りで訪れた和歌山の「高野山」の宿坊では「精進料理」もひとつの名物になっているので、そちらではしっかり堪能させていただきました。
ご興味ある方は以下リンクの記事もぜひご覧ください。

心遣いがうれしい宿坊で精進料理に舌鼓を打つ【高野山「成福院(じょうふくいん)」】

ということで、夕食は以下写真の感じですが、広間で他の宿泊者と一緒に食事をとるので、遍路さん同士だと遍路話に花が咲きます。
この日はすでに知り合っていた先達さん達と一緒だったので、いろいろなことを教えていただきました。
先達さん達はかなりの量のお酒も召されていたので(別料金でお酒も出してもらえます)、雰囲気もわいわい盛り上がりました。

刺身、天ぷら、煮物、酢の物、おひたしと多種多様なおかずでごはんがすすみます。

刺身、天ぷら、煮物、酢の物、おひたしと多種多様なおかずでごはんがすすみます。

と、これだけではなく、お膳の外にさらに肉と魚で大満足です。

と、これだけではなく、お膳に乗り切らない肉と魚で大満足です。

 

朝食ももちろん充実していて、おひつのごはんを何杯もおかわりして、一日歩ききるためのパワーを補給しました。

和朝食はごはんをたくさん食べるためのおかずが揃っていますよね。

和朝食はごはんをたくさん食べるためのおかずが揃っていますよね。

 

朝6時からは本堂でお勤め

宿坊泊の一大イベントとして忘れてならないのは朝のお勤めです。
「岩本寺」では朝6時から本堂でお勤めがあり、自由参加ではありますが、私はもちろん参加しました。

早朝のお寺の清々しさは素晴らしいです。本堂のひんやりした空気で気持ちが引き締まりました。

早朝のお寺の清々しさは素晴らしいです。本堂のひんやりした空気で気持ちが引き締まりました。

住職の先導の元に、一緒にお経を読むので、初心者にとってはたいへん勉強になりますし、一日をお勤めからスタートすると、何かいいことが起きそうな気分にもなりました。
住職から、お寺の成り立ちや窪川地域の歴史などの法話もあり、これを体験できるだけでも宿坊泊の価値は十分にあると思いました。
※「岩本寺」に関しては以下リンクの記事もぜひご覧ください。お勤めをする本堂の天井画は必見です。

本堂は5仏御本尊と天井画、大師堂の矢負地蔵は開創1200年御開帳【37番札所「岩本寺(いわもとじ)」】

おまけですが、お寺のすぐ裏に「土佐くろしお鉄道」の線路が通っており、電車が通ると音が間近に聞こえます。
運行本数が少ないので、騒音ということではなく、風情としてなかなか楽しめました。

翌朝、お寺の裏にまわって線路を撮影しました。お寺間近でむき出しなので、電車がすぐ近くを通ります。

翌朝、お寺の裏にまわって線路を撮影しました。お寺間近でむき出しなので、電車がすぐ近くを通ります。

 

宿坊泊は、普段の宿泊とは違う経験ができるので、遍路中ぜひ一度は体験してみてください。

 

【場所名】  37番札所「岩本寺」 宿坊
住所: 高知県高岡郡四万十町茂串町3-13
電話: 0880-22-0376

 

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ごんのすけ

お遍路さん初心者です。  2015年1月20日(火)に1番札所を出発し、2015年3月1日(日)に41日間で88番札所で通し歩き結願を果たすことができました。 2015年4月12・13日の2日間で、開創1200年で盛り上がる高野山にお礼参りにも行ってきました。 自身の通し歩き遍路体験を元にお役立ち情報を発信しています。