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札所密集地域の西条市小松には人気の洋食レストラン「MARUBUN 小松本店」があります。
西条市のご当地グルメとして売り出し中の「てっぱんナポリタン」はとても理にかなったアイデア料理でした。

札所密集地域「西条市小松」

愛媛県伊予國で最大の難所といわれている60番札所「横峰寺」の山登りを制覇し、山を下ってきた地域が西条市小松。
このエリアには、61番札所「香園寺」62番札所「宝寿寺」63番札所「吉祥寺」64番札所「前神寺」と4つの札所が距離約6kmの中に密集しています。

この地域は、西日本最高峰「石鎚山(いしづちさん)」のふもとであり、昔から霊峰として信仰の対象であったことが、お遍路においても重要地域として現代にも受け継がれているのだと思います。

62番札所「宝寿寺」のすぐ近くに、JR予讃線「伊予小松駅」があり、今回の記事でご紹介するお店は、そのすぐ駅前にあります。

写真の奥が「伊予小松駅」で左側の雰囲気のある建物が「MARUBUN 小松本店」です。

写真の奥が「伊予小松駅」で左側の雰囲気のある建物が「MARUBUN 小松本店」です。

お店の前には年季の入った遍路石がアスファルト道路にめり込んでいました。なんとなくお店の雰囲気とマッチしています。

お店の前には年季の入った遍路石がアスファルト道路にめり込んでいました。なんとなくお店の雰囲気とマッチしています。

 

愛媛県内で人気の洋食レストラン

今回ご紹介する「MARUBUN 小松本店」は、愛媛県内で複数の店舗を展開するマルブングループの本店で、地元の農家さんと直接取引して地元の安心・安全な食材を使っていることや、親切で活気のある接客で評判のお店です。
創業はなんと大正12年で、駅前食堂から現在の多店舗展開まで発展しているとのこと。

メニューや店内の写真を撮り忘れましたが、メニューにはたしかにこだわりの地元食材を使った豊富なメニューが並び、それぞれの素材にある調理法にもこだわっている印象でした。
店内のスタッフの皆さんも活気に溢れ、親切にメニューの説明をしてくださるなど、人気があるのがよくわかりました。

私は開店直後のお昼の11時過ぎに入店しましたが、すでに数組がテーブルについていて、12時のランチタイムが近づくにつれて満席に近い状態になりました。

MARUBUN ホームページ: http://www.marubun8.com/

 

ご当地グルメ「西条てっぱんナポリタン」

「MARUBUN小松本店」で、僕が注文したのが「愛媛西条ナポリタン」というメニューです。
スパゲティ・ナポリタンはおなじみの洋食メニューですが、スパゲッティでありながら実は日本発祥のメニューだそうで、大正時代に開発・提供され始めたそうです。
そのナポリタンを鉄板皿で提供するスタイルが全国に点在していて、ここ西条ではおっとりした人が多く、 ゆっくりと食事と会話を楽しむのに、いつまでも冷めない鉄板皿が適していたことから、ご当地グルメとして定着していったといわれてるとのこと。
現在では市内の複数の店舗で「西条てっぱんナポリタン」が提供されており、「鉄板皿で提供すること」「たまごを具材とすること」のふたつの定義として定められています。

西条てっぱんナポリタン HP: http://saijo-imadoki.heteml.jp/teppan/

「たまごを具材?」と少々想像しづらいと思いますが、百聞は一見に如かず、注文から5分後に提供されたMARUBUN小松本店の愛媛西条ナポリタンはこんな感じでした。

鉄板皿は想像通り。注目のたまごは溶き卵が鉄板に敷かれて薄焼きたまご状態になっています。

鉄板皿は想像通り。注目のたまごは溶き卵が鉄板に敷かれて薄焼きたまご状態になっています。

MARUBUN小松本店の愛媛西条ナポリタンは、でっかいーセージと具材にごろっとした鶏肉が入っていることが特徴。

MARUBUN小松本店の愛媛西条ナポリタンは、でっかいーセージと具材にごろっとした鶏肉が入っていることが特徴。

鉄板皿の上でスパゲッティがジュウジュウ音をたてていたので、熱さに警戒しながら一口目を口に運びましたが、想定以上のアツアツでハフハフいいながら食べました。
たしかに冷めるどころかさらに温まっているのではないかと思うぐらいアツアツ状態が続き、トマトソースの風味も口いっぱいに広がり続けました。

そして、でっかいソーセージとごろっとした鶏肉の肉々しさで食べ応えもあり、特にナポリタンとの具材として鶏肉は珍しく感じ、鉄板にしかれたたまごと一緒に食べると、スパゲッティの親子丼状態で、新鮮な感覚でした。

そして、アツアツなのに一気に食べ進めて、スパゲッティがほとんど無くなったあとが、西条てっぱんナポリタンの真骨頂ともいえる状態にたどりつきました。

鉄板にしかれたたまごをこそげとって食べると、トマトソースを残すことなく味わえます。

鉄板にしかれたたまごをこそげとって食べると、トマトソースを残すことなく味わえます。

鉄板にくっついたポロポロっとした食感のたまごにトマトソースが吸い付いて酸味があわさると、絶妙なバランスでした。
けっしてお上品なものではありませんが、異文化をうまく取り込む日本のすばらしさを感じる逸品でした。

さらに、セットメニューにすると複数の選択肢からふたつのサイドメニューを選ぶことができ、僕のチョイスは「マルブン名物 とり天」と「小松プリン」です。

さっくりした鶏の胸肉の食感とほどよい下味の「とり天」でした。たしかに名物にもなるのがわかります。

さっくりした鶏の胸肉の食感とほどよい下味の「とり天」でした。たしかに名物にもなるのがわかります。

みるからにぷるんとした食感を想像できるプリン。しっかりめのかたさとたまごの味を十分に感じるタイプのプリンは僕の好みです。

みるからにぷるんとした食感を想像できるプリン。しっかりめのかたさとたまごの味を十分に感じるタイプのプリンは僕の好みです。

スパゲッティでたまごと鶏肉をがっつりいただいておきながら、自然ととり天とプリンでさらに鶏肉とたまごを補給してしまう食いしん坊ぶりを発揮し、満腹大満足のランチになりました。

 

札所密集地域の西条市小松は、ともすれば参拝に焦ってどんどん進んでしまいがちのエリアでもありますが、老舗洋食店での食事で一息ついていくのもおすすめです。
ご当地グルメの「西条てっぱんナポリタン」は、特徴ある他の地域では食べたことのないおもしろい料理でした。

店名:  MARUBUN 小松本店
営業時間: 11:00~22:00 ※ラストオーダー 21:30
(ランチタイム 11:00~15:00)
定休日: 不定休
住所: 愛媛県西条市小松町新屋敷甲407-1
電話: 0898-72-2004
店HP: http://www.marubun8.com/store_detail.php?ini=1

 

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佐藤 崇裕

四国遍路情報サイト「四国遍路」を運営する株式会社四国遍路(https://shikokuhenro.co.jp/)の代表取締役。四国遍路の文化をより良い形で引き継いでいくために、四国遍路に新しい付加価値を生み出すべく日々奮闘中。