高知市中心市街地にある「とさのさと」は、高知県内最大級の直売所です。高知県産の新鮮な農作物や魚介類が豊富にそろうほか、土産物のセレクトショップや人気の飲食店が出店する、高知県の食を詰め込んだ複合施設でもあります。
高知県最大級の直売所「とさのさと」
高知県高知市の中心市街地に、高知県内の農産物や鮮魚、畜産、さらにお土産品やご当地料理がいただける飲食店がひとつに集まる、JAが運営している高知県最大級の直売所「とさのさと」があります。
お店の周辺は最近多くの商業施設や住宅街ができ、高知市の中でも暮らしやすいエリアとして注目されています。高知道の高知インターチェンジからもすぐで、道幅が広く駐車場を備えた施設がほとんどなので、遠方から訪れる人も多いです。
30番札所善楽寺と31番札所竹林寺のちょうど間ぐらいのエリアで、お遍路道中に立ち寄るのに便利な飲食店や温泉施設もあり、お遍路さんの休憩や観光にもおすすめです。
とさのさとの一番のおすすめポイントは、なんといっても地元産の新鮮な農産物が多種揃っているところです。
高知県の気候は、日照時間が長く、雨量も多くて、日中と夕方以降の寒暖差が大きいのが特徴です。冬場でも比較的温暖なので、いろいろな野菜の栽培に適しています。なす、ショウガ、みょうが、にらなどが日本の中で収穫量1位で、代表的な作物です。珍しいところでいくと、バナナ、パッションフルーツ、マンゴーなど南国の果物も高知県内で作られており、とさのさとの店頭に並ぶことがあります。
温暖な気候のもとで、太陽をたっぷりと浴びて育つ高知県産の野菜は、甘みが強くなる傾向があり、良質な野菜が安価で手に入ります。
また、高知県は東西に細長い地形で、太平洋に面する距離が長いので、多くの漁港があります。高知県沖は、南の方から北上してきた黒潮が日本列島に沿って南北方向から東西方向に流れが変わる場所なので、栄養を蓄えた魚をたくさん獲ることがことができる絶好の漁場です。
もっとも有名なカツオの他にもウツボ、ブリ、サバなど高知県独自でブランド化されている魚種もあり、獲れたての新鮮な魚介類がとさのさとに運ばれてきて直売されます。
お土産のセレクトショップや人気飲食店が出店する「AGRI COLLETTO」
とさのさとでは、家庭用に野菜や魚介類を購入する人以外に、贈答品や土産を探しに訪れる人も多いです。ご紹介した生鮮品の直売所とは別に、土産品を豊富に揃えている別棟「AGRI COLLETTO(アグリコレット)」があります。
高知県産の食材を使った加工品がたくさんラインナップされていて、特にトマト、生姜、柚子が高知県の3大特産品とされているので、これらがいろいろな商品に加工され、他ではあまり見ないような珍しい商品がたくさんあります。
その他、土佐茶や日本酒、いもけんぴ、冷凍カツオのタタキあたりが定番のお土産で、遠方に発送の依頼をする人も多くみかけます。
さらに、アグリコレットには高知県内で人気の飲食店も出店しています。新鮮な魚介類を豪快な定食でいただける西村商店や、しらす漁をする水産会社直営の安芸しらす食堂をはじめ、芋天や鍋焼きラーメン、高知アイスなど、高知県ならではの特徴的な食べ物をイートインでいただくことができます。
※西村商店、安芸しらす食堂の本店は、以下リンクの記事で紹介していますので、こちらもぜひご覧ください。
【市場レストラン西村商店】高知県独特の松葉焼きのカツオのタタキと希少な清水さばの刺身をボリューム満点の定食でいただく
【安芸しらす食堂】ふわっとろっ海が香る「釜あげちりめん丼プラスどろめ」を食らう
とさのさとは、地元産の農産物や魚介類がたくさんそろっていて、お土産を買ったり、レストランで食事をしたりと、ひとところで高知県の食を堪能できる複合施設です。お遍路道中でも立ち寄りやすい立地なので、高知県ならではの食べ物を見つけたいと思ったら、まずはとさのさとを訪れてみてください。
店舗名 | とさのさと |
住所 | 高知県高知市北御座10-46 |
電話 | 088-878-8722 |
営業時間 | 9:00〜19:00 年中無休(1月1~4日をのぞく) |
ホームページ | https://tosanosato.jp/ |