40番札所「観自在寺」近くの「道の駅 みしょうMIC」では、レトロなパッケージのおもしろパンをたくさん見つけました。
特に「あんパン」の上に「羊羹」をぬった「羊羹パン」は、甘いもの好きにはたまらない珍品でした。

愛南町の牡蠣を堪能できる「道の駅 みしょうMIC」

この日は宿泊していた高知県宿毛市を朝早く出発し、「松尾峠」を越えて愛媛県に入り、40番札所「観自在寺」の参拝後にちょうどお昼時になり、昼食に立ち寄ったのが「道の駅 みしょうMIC」です。
※「MIC」は「ミック」と読みます。「Misho Information Center」の頭文字をとったそうで。「みしょう」と「Misho」がかぶっているとどうでもいいツッコミをいれてしまいました。

ここで突然ですが、愛南町の南方「御荘(みしょう)」地域の名物といえば「愛南かき」なのだそうです。
高知県の大月では「かき(柿)」が名物でしたが、こちらは「かき(牡蠣)」です。

「牡蠣」が養殖されている「御荘湾」は、リアス式のいりくんだ海岸線の半島にぐるっと囲まれていて、湾の入り口が狭く、奥行きが広く、そこに山からの栄養分を運んでくる複数の川が流れ込んでいて、湾に溜め込まれた豊富な栄養で育った「牡蠣」は、身が引きましってプリプリでありながら、ミルクがじゅわっと濃厚な良質なものだそうです。
※湾の形は以下地図でご確認ください。凸凹海岸線で囲まれた湾は珍しい地形ですね。

なぜ「愛南かき」の話をしたかというと、「道の駅 みしょうMIC」では、牡蠣が獲れる冬の時期に「牡蠣食べ放題イベント」が実施されているようで、冬時期の土・日・祝日開催の予約制らしいのですが、予約がとりづらいほどの人気ぶりだそうです。
私が訪れた2015年2月11日(祝)はちょうど開催日で、このイベントもあってか、多くの人でごった返していました。

駐車場は満車の盛況ぶりの「道の駅 みしょうMIC」

駐車場は満車の盛況ぶりの「道の駅 みしょうMIC」

歩き遍路で突然立ち寄った私は「牡蠣食べ放題」にはもちろんありつけませんでしたが、気分だけでも味わいたいと思い、地場産品コーナーで「かき飯」を購入しました。

「牡蠣」の海の香りがしっかりする「かき飯」でした。きびなごのにぎり寿司が珍しいと思って、一緒に購入。炭水化物を食べ過ぎですね。 写真にはないですが、さらに地元の生産者さんの手作り弁当を一人前食べたのは秘密です。

「牡蠣」の海の香りがしっかりする「かき飯」でした。きびなごのにぎり寿司が珍しいと思って、一緒に購入。炭水化物を食べ過ぎですね。写真にはないでですが、さらに地元の生産者さんの手作り弁当を一人前食べたのは秘密です。

 

あんこonあんこの魅惑の甘味「羊羹パン」

「牡蠣」もいいのですが、わたし的に皆さんに知っていただきたいネタとしては「羊羹(ようかん)パン」がメインです。
私は「羊羹パン」なる言葉を聞いたのは初めてでしたが、おそらく皆さんもお初ではないでしょうか。

どんなパンなのか、以下写真でご説明します。

袋に入った状態の「羊羹パン」です。このレトロなパッケージにも惹かれるものがありました。

袋に入った状態の「羊羹パン」です。このレトロなパッケージにも惹かれるものがありました。

袋から出すとこんな感じ。パンの上にぬられているのが、実は「羊羹」なのです。写真でみると「栗饅頭」みたいに見えますね。

袋から出すとこんな感じ。パンの上にぬられているのが、実は「羊羹」なのです。写真でみると「栗饅頭」みたいに見えますね。

中にもこしあんが詰まっていて、「あんこonあんこ」の甘いもの好きにはたまらない魅惑の甘味です。

中にもこしあんが詰まっていて、「あんこonあんこ」の甘いもの好きにはたまらない魅惑の甘味です。

この「羊羹パン」の由来は定かではないらしいのですが、上の写真でご紹介した「羊羹パン」を製造している「サカエヤ本舗」は、元々和菓子屋で、昔から甘味系パンをつくり、地域の方に愛されていたようです。
高知西部から愛媛南部にかけては甘党が多いようで、一説には九州に近いので、海外貿易と砂糖の生産が盛んだった九州の影響を受けて、甘いものを好む文化が形成されていったのではないかともいわれているそうです。
「道の駅 ふれあいパーク大月」の記事でご紹介した「ひがしやま(干し芋)」にも、この甘党文化を感じとることができます。
ここ「道の駅 みしょうMIC」でも、「ひがしやま」がしっかり売られていました。

で、私もたいがいの甘党で特にあんこは大好きなのですが、「羊羹パン」の罠にはまっていたとはこのときは気づいていませんでした。
上の写真でご紹介した「サカエヤ本舗」の「羊羹パン」ですが、パッケージをよく見ていただくと、「あんぱん」「AnBread」と表記されているのです。
私はこれを購入したときは「あんぱん」だと思っていて、パッケージに「ようかんパン」と書かれた違う製造先のパンも買っているという甘党ぶりを過剰に発揮してしまいました。

「あんこonあんこ」に加えて、「羊羹パンand羊羹パン」で糖分の過剰摂取です。

「あんこonあんこ」に加えて、「羊羹パンand羊羹パン」で糖分の過剰摂取です。

 

そして、前々日に通過してきた土佐清水市の「道の駅 めじかの里土佐清水」でも、しっかり「ようかんツイスト」というパンを購入して、実食済でした。

「ようかんツイスト」も初めてみる食べ物で外せませんでした。チョコがのったエクレアのようにも見えますが、白パンにホイップクリームがはさまっていて、その上に羊羹がぬられています。

「ようかんツイスト」も初めてみる食べ物で外せませんでした。チョコがのったエクレアのようにも見えますが、白パンにホイップクリームがはさまっていて、その上に羊羹がぬられています。

この「ようかんツイスト」を製造しているのは、宿毛市の「菱田ベーカリー」で、ホームページには「羊羹パン」に関して詳しく書かれていたので、ご紹介しておきます。

会社名:  有限会社菱田ベーカリー
住所: 高知県宿毛市和田340番地1
電話: 0880-62-0278
店HP: http://hishidapan.co.jp/

 

「羊羹パン」だけではないおもしろ甘味パン

「羊羹パン」だけでも、食欲的にもネタ的にもおなかいっぱいになりますが、甘味パンはこれだけにとどまりません。
「道の駅 みしょうMIC」で購入したパンの数々をご覧あれ。

とにかくたくさんの種類があって、これでも買いきれませんでした。そして並んでいたパンはほとんどが甘味系のパンだという、この地域の方々の甘党ぶりがすごかったです。

とにかくたくさんの種類があって、これでも買いきれませんでした。そして並んでいたパンはほとんどが甘味系のパンだという、この地域の方々の甘党ぶりを実感できるパンの数々。

細長いパンにコーヒー風味バター系のクリームがはさまった「きりんパン」、カステラ系の生地にリンゴ風味が香るクリームが入った「やきりんご」、ふわっとしたケーキ生地になんとも表現が難しいねっとりした白あんがはさまった名前不明のパンではなく完全にお菓子、などわたし的には外せないものばかりで、過剰購入してしまいました。
当然ですが、これらを一度に食べたわけではなく、持ち歩いて少しずつ補給していきましたので、そこはご心配なく。

そして、「道の駅 めじかの里土佐清水」で購入していた「菱田ベーカリー」製のパンももう一品。

白あんが入った揚げパン、その名も「白あんフライ」

白あんが入った揚げパン、その名も「白あんフライ」

私がこの地域でこんなにパンを買ってしまったのは、甘いもの好きだけが理由ではなく、独特のネーミングにひきつけられたことも大きな要因です。
この地域の方々の甘いものへの探求心や、昔から伝わってきた文化の中に、遊び心を感じるところもあり、これらの甘味系パンは、地域の伝統文化だと十分にいえるものだと思いました。

高知県西部から愛媛県南部では、甘味文化にぜひ触れてみてください。

 

施設名:  道の駅 みしょうMIC
営業時間: 9:00~19:00
住所: 愛媛県南宇和郡愛南町御荘平城4296-1
電話: 0895-72-1115
施設HP: http://m-mic.jp/

 

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ごんのすけ

お遍路さん初心者です。  2015年1月20日(火)に1番札所を出発し、2015年3月1日(日)に41日間で88番札所で通し歩き結願を果たすことができました。 2015年4月12・13日の2日間で、開創1200年で盛り上がる高野山にお礼参りにも行ってきました。 自身の通し歩き遍路体験を元にお役立ち情報を発信しています。