88番札所大窪寺への山登りに向かう前には、「道の駅 ながお」で準備を万端に整えます。道の駅併設のレストラン「ほしごえの里」で、讃岐三畜のひとつ「讃岐黒豚」のあっさりジューシーなハンバーグで腹ごしらえしました。
「前山ダム」の湖畔にある結願への中継基地「道の駅 ながお」
87番札所長尾寺から88番札所大窪寺に向かって南下し、道中で「亀鶴公園」に立ち寄り、昔の遍路文化の史跡がたくさん残っている旧遍路道を通って、「前山ダム」までたどり着きました。
※「亀鶴公園」「旧遍路道」の様子は、以下リンクの記事もぜひご覧ください。
【香川県立亀鶴公園】東讃地域きっての桜の名所は安心の野宿スポット
【87番札所長尾寺→前山ダム】昔の遍路文化の名残が色濃く残る結願への道
結願の札所である大窪寺は、標高445m地点にあるので山登り遍路道を進むことになり、長尾寺から距離は約15kmあるので、途中で適度に休憩をとりながら進まなければなりません。
そんな道中の中継基地として重宝するのが前山地域で、その拠点になっている施設が「道の駅 ながお」です。
「道の駅 ながお」の道向かい側には、歩き遍路さんに「四国八十八ヶ所遍路大使任命書」を発行してくれる「おへんろ交流サロン」がありますので、ぜひこちらにもお立ち寄りください。
※おへんろ交流サロンに関しては、以下リンクの記事もぜひご覧ください。
【前山おへんろ交流サロン】「四国八十八ヶ所遍路大使」に任命されて「同行二人バッジ」をゲット
重要なトイレ拠点であり野宿スポット
大窪寺に向かうルートはいくつかの選択肢があり、眺望の美しい「女体山(にょたいさん)」に登るルートを選択する場合は、未舗装山道に入っていきますので、「道の駅 ながお」が最後のトイレスポットになり、ここで準備を万端に整えていかなければなりません。
当然、飲食物の調達もここで済ませておいてください。
また、この道の駅は野宿も可能にしてくださっていて、建物脇の障害者用駐車場の自動販売機の横が雨風をしのぎやすいスペースになっていますので、野宿遍路さんはここを利用させてもらうとよいと思います。
讃岐三畜のひとつ「讃岐黒豚」のあっさりジューシーなハンバーグ
「道の駅 ながお」に併設でレストラン「ほしごえの里」があり、私は山登りの腹ごしらえにこちらに立ち寄っていきました。
ここで、目を奪われた看板がこれ。
香川県産で独自の基準を満たした銘柄肉を「讃岐牛」「讃岐夢豚」「讃岐コーチン」としてブランド化していて、これらを総称して「讃岐三畜」をよんでいるのだそうです。
讃岐國では江戸時代に特産品だった「砂糖」「塩」「綿」を総称して「讃岐三白」とよんでいた歴史があり、これにかけてもいる呼び名です。
「ほしごえの里」で取り扱っている「讃岐黒豚」は、平成6年にイギリスから肉質が最も良いとされるバークシャー種を導入して開発された豚で、讃岐夢豚の中でもバークシャー純粋種のみが讃岐黒豚として流通することができるとのこと。
地元で育ったブランド豚で、しかも火があがる看板でアピールされてしまうと、これを選択しないわけにはいきません。
ということで、私が注文したのは「讃岐黒豚ハンバーグ」です。
看板で火をあげていたステーキも捨てがたかったのですが、豚100%のハンバーグが珍しくてこちらを選択しましたが、これが大当たりです。
肉汁たっぷりのジューシーハンバーグで、豚の甘味がしっかり出ていて、それでいてくせやしつこさが無く、あっさり風味でいただけてしまいます。
このハンバーグにポン酢ベースのソースがベストマッチです。
山登り前にスタミナを補給がしっかりできて、胃にもたれるような重さはないので、がっつり腹ごしらえしたいお遍路さんにはオススメです。
私はお腹大満足で、ここから山登りに向けて動き出すのに、精神的に少々苦労してしまいましたが。
「道の駅 ながお」は、大窪寺に向かう遍路道途中の最後の充実休憩スポットです。
トイレや飲食物調達で準備を万端に整えるのはもちろんのこと、併設レストラン「ほしごえの里」でしっかり腹ごしらえしていくのもオススメです。
施設名: | 道の駅 ながお |
営業時間: | 物産館:8:00~16:00 レストラン「ほしごえの里」:11:00~16:00 |
定休日: | 年末年始 ※レストランは毎週火曜定休 |
住所: | 香川県さぬき市前山榿940-12 |
電話: | 0879-52-1022 |
施設HP: | http://www.geocities.jp/sanukimaeyamanet/mitinoeki/ |