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冬でも温暖な高知は青空が似合います。
30番札所「善楽寺」の境内に留まられて、お遍路さんを見守り続けるお地蔵さまがいらっしゃいます。

第30番札所・善楽寺

右本堂、左大師堂

善楽寺(高知市)

右に本堂、左に大師堂が並ぶ御堂配置。
まずはこれらのお堂でお勤めを行います。

読経後 後ろを振り返ってみましょう。

 

梅見地蔵のおはなし

梅見地蔵

梅見地蔵

本堂・大師堂の向かい、地面より少し高い位置にいるお地蔵さま。
いつも新しいお花が供えられ、きれいな前掛けが掛けられている。

お地蔵さまを近くで見てみます。

梅見地蔵

梅見地蔵の尊影

近くで見させてもらうと、やや顔を上げられたお姿であることがわかります。
この様子が梅見と例えられる所以。

梅見地蔵説明

梅見地蔵説明

以前は大師堂前にあり、そこから梅の木を仰ぎ見る様子だったと記されている。

梅を見上げる → 首が正常

ということが転じて 「首から上の病に霊験あらたか」 となったようです。

梅見地蔵フェルト

梅見地蔵フェルト

その信仰が息づいる善楽寺では、お地蔵さまの人形を奉納することで 病気平癒を祈願するお遍路さんが絶えません。

 

お地蔵さまが眺めた梅の木

大師堂前にある梅の木

大師堂前にある梅の木

梅見地蔵の由来となった梅の木。
大師堂前に修行大師さまが居る辺りが元々お地蔵さまがいた地点。

その角度で梅の木を見てみます。

今は梅見の修行大師

今は梅見の修行大師

梅の木が大きいので、首を少し上げなければ梅の木を眺めることができないことがわかる。

梅の木

梅の木

先日訪れた時は梅の咲き始め。
リアルに梅が咲いている方がご利益倍増なんじゃないかな、と期待してしまいます。
温暖な高知のこと、今はもう散ってしまっているかもしれません。

では、現在の梅見地蔵さまは梅を眺めることができているのか、確認する必要があります。

現在の梅見地蔵はこのような形で梅を眺めます

現在の梅見地蔵はこのような形で梅を眺めます

少し距離は遠くなってしまったものの、お地蔵さまの目線には梅の木が バッチリ映っているのではないでしょうか。

現在の位置からは梅見地蔵さんは梅の木だけではなく本堂・大師堂も全て視界に入っているように思います。
すなわち善楽寺の全てを見ることができる存在。
とりわけ訪れる参拝者全体、特に参拝中はお遍路さんを背後からそっと見守って下さっているように思います。

善楽寺を訪れる際は、こちらのお地蔵さまも忘れずにご参拝ください。

注)
お地蔵さまは地面近いところにいらっしゃいます。
すなわち立ったままお参りしようとすると、お地蔵さまを上から見下ろす形となってしまいます。
ご面倒ではありますが、しゃがむか膝を着いて、お地蔵さまと同じか下から参拝するようにしましょう。

 

【30番札所】  百々山 東明院 善楽寺(どどざん とうみょういん ぜんらくじ)
宗派: 真言宗豊山派
本尊: 阿弥陀如来
真言: おん あみりた ていせい からうん
開基: 弘法大師
住所: 高知県高知市一宮しなね2丁目23-11
電話: 088-846-4141 

 

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野瀬 照山

八十八ヶ所案内人・先達であり、旅人をお迎えするゲストハウスそらうみを運営。 四国八十八ヶ所結願30回、うち歩き遍路12回。 四国六番安楽寺出家得度。四国八十八ヶ所霊場会公認先達。 高松市一宮町で「さぬき高松ゲストハウスそらうみ(http://www.sanuki-soraumi.jp/)」を運営。