【5番札所地蔵寺】境内の中心のシンボル「大イチョウ」と堂々とした修行大師像

山門をくぐると目に飛び込んでくる「大イチョウ」が5番札所地蔵寺のシンボルです。大木を中心に左に本堂、右に大師堂、後ろを振り返るとお大師さまが迎えてくれる、ぐるりと一望できる正方形の境内が特徴のお寺です。

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お寺の裏から「五百羅漢堂」を横目にアプローチ

4番札所「大日寺」を出発すると、下り道を一気に進み、約2km先の5番札所「地蔵寺」にはお寺の裏側からアプローチすることになります。
お寺に到着する前に、4番札所奥の院である「五百羅漢堂」の脇を通ります。

私が地蔵寺に到着したのが17時直前だったので、五百羅漢は拝観できなかったのですが、ここの五百羅漢は等身大・木造の羅漢像が約200体安置されていて、四国で唯一とのことですので、時間の余裕がある方はぜひ拝観してみてください。私も再訪必須のお寺としてリストアップしています。ちなみに拝観料が200円かかるのでご注意を。

 

目に飛び込んでくる「大イチョウ」

お寺の山門をくぐると、まず目に飛び込んでくるのが「大イチョウ」
山門からの距離が目の前なので、巨木を見上げ、誰しも圧倒されると思います。

地蔵寺 大イチョウ

幹の周りは5m超、高さ20mの巨大さ。樹齢約800年で、弘法大師お手植えともいわれている歴史を刻んできた古木です。

私が訪れたのは1月だったので完全に葉が落ちてしまっていますが、秋の紅葉期には黄色の葉が生い茂り、境内がギンナンで覆いつくされるほどとのことです。

 

「大イチョウ」を中心に正方形に広がる境内を一望

私は地蔵寺がとてもお気に入りなのですが、その理由の一番大きなところは、大イチョウを中心に正方形の境内を一望できるところです。

地蔵寺 境内

コンパクトなようで、広さや奥深さを感じる境内です。

大イチョウに向かって、左に本堂、右に大師堂。
参拝中にも何度も大イチョウが目に入り、大イチョウに包みこまれているようです。

 

お大師さまがお出迎え

そして、さらにお気に入りポイントなのが、立派なお大師さまがお出迎えしてくださるところ。

地蔵寺 修行大師像

夕方の日が沈みかける中、お大師さまにやさしく見守られているようでした。

私が地蔵寺に到着したのが夕方遅くだったこともあり、初日の歩行と札所巡りをねぎらってくださっているように感じました。
このあと、各札所で様々なお大師さまの像を目にする機会があるのですが、初日のお大師さまは特に印象に残っています。

 

5番札所「地蔵寺」は山門をくぐった瞬間を大切にお寺を訪れてみてください。

 

【5番札所】  無尽山 荘厳院 地蔵寺(むじんざん しょうごんいん じそうじ)
宗派: 真言宗御室派
本尊: 延命地蔵菩薩(勝軍地蔵菩薩)
真言: おん かかかび さんまえい そわか
開基: 弘法大師
住所: 徳島県板野郡板野町羅漢字林東5
電話: 088-672-4111

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この記事を書いた人

お遍路さん初心者です。  2015年1月20日(火)に1番札所を出発し、2015年3月1日(日)に41日間で88番札所で通し歩き結願を果たすことができました。 2015年4月12・13日の2日間で、開創1200年で盛り上がる高野山にお礼参りにも行ってきました。 自身の通し歩き遍路体験を元にお役立ち情報を発信しています。