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「町石道」の後半は、奇石の数々にお大師さまの伝説を学びながら進んでいきます。
もう少しでゴールというところで、ラストスパートが必要な最後の急な登り坂が待っていました。

「矢立」の休憩スポットまではひたすら山道を進む

「町石道」の前半は、まさかのゴルフ場通過をメインイベントに、「神田(こうだ)」の地蔵堂でひと休みして、後半戦に入っていきます。
※前半の様子をご覧いただいていない場合は、以下記事を先にご覧ください。

柿畑の急坂を抜け…気持ちのよい未舗装路を進んだ先は…まさかのゴルフ場【「町石道」前半編】

「神田」を出発してからは、しばらく立ち寄りスポットもなく、ゆるやかに登り下りを繰り返しながら、ひたすら山道を進んでいきます。
途中には前半であまり目にしなかった水の流れる景色もあり、癒されながら進むとよいと思います。

山の中で水の流れる音を聞くと、心が落ち着きます。

山の中で水の流れる音を聞くと、心が落ち着きます。

「神田」から距離にして4kmほど進むと、「町石道」から下方に車道が見えるようになり、ほどなく60町石地点が「矢立(やたて)」の交差点で、国道に出ます。

すぐ下に車道が通る崖道は路肩注意地点。開創1200年で車の通る量が多かったです。

すぐ下に車道が通る崖道は路肩注意地点。開創1200年で車の通る量が多かったです。

「矢立」の交差点では「こうやくん」の大きな看板がお出迎えしてくれます。

「矢立」の交差点では「こうやくん」の大きな看板がお出迎えしてくれます。

ここ「矢立」が重要な休憩スポットになっており、以下写真に見える「矢立茶屋」や、自動販売機と公衆トイレがありますので、ここで必ず休憩と補給をしてください。
この先は約6kmで高野山「大門」に到着するまで休憩スポットはありません。

山の中からいきなり現生に帰ってきた感じがしました。「神田」からはそれほどきつい道ではなので、余力があるかもしれませんが、ここで休憩必須です。

山の中からいきなり現生に帰ってきた感じがしました。「神田」からはそれほどきつい道ではなので、余力があるかもしれませんが、ここで休憩必須です。

トイレもこの先はありません。20km以上の山登りでトイレが「神田」「矢立」の2カ所は少ないように感じました。

トイレもこの先はありません。20km以上の山登りでトイレが「神田」「矢立」の2カ所は少ないように感じました。

 

お大師さま伝説の奇石の数々「袈裟掛石」「押上石」「鏡石」

「矢立」でひと休みしたあとは、山の中をひたすらゴールを目指します。
ここからの道のりには、お大師さまの伝説が残る奇石の数々が迎えてくれます。

まずは「袈裟掛石(けさかけいし)」です。
お大師さまが袈裟を掛けたといわれている石で、この先が清浄結界になっているそうです。
といわれても、結界に入るのにどうすればよいのか戸惑ってしまい、結局何もせずに通過してしまったのですが、少しだけ気持ちを引き締めました。

ごつごつしていて確かに袈裟をかけやすいかもしれません。石の下をくぐれば長生きするともいわれているそうですが、どうやってくぐればいいのかわかりませんでした。

ごつごつしていて確かに袈裟をかけやすいかもしれません。石の下をくぐれば長生きするともいわれているそうですが、どうやってくぐればいいのかわかりませんでした。

 

次に「押上石(おしあげいし)」です。
お大師さまの母が結界を破って入山しようとしたときに、激しい雷雨にみまわれ、お大師さまがこの大岩を押し上げて、母を岩陰にかくまったとされるそうです。
岩を押し上げて雷雨から守る伝説は、遍路道でもいくつか見かけました。

常人にはとても押し上げることのできない巨石です。さすがお大師さま伝説です。

常人にはとても押し上げることのできない巨石です。さすがお大師さま伝説です。

 

最後に「鏡石(かがみいし)」です。
表面が鏡のように平面になっていて、この石にむかって真言を唱えると心願成就するとのことです。

こけが生えていて、どの石なのかわかりづらかったです。

こけが生えていて、どの石なのかわかりづらかったです。

 

お大師さまの伝説が残る奇石を目にするたびに、高野山に入ってきていることを実感しながら進みました。

 

最後の急な登り坂でラストスパート

「矢立」からの区間は、基本的には登りが続きますが、とても気持ちのよい山道で、わたし的には小川が流れる景色や、木橋がかかる区間がお気に入りです。

やっぱり水の流れる音は癒しを与えてくれるのです。

やっぱり水の流れる音は癒しを与えてくれるのです。

危険な香りがする木橋のスリルもお気に入りです。「町石道」はそんなに危険な場所はないですが。

危険な香りがする木橋のスリルもお気に入りです。「町石道」はそんなに危険な場所はないですが。

そして、もうゴールが目の前だという15町石付近から心臓破りの急な登り坂が始まります。
上方を見上げると国道が通っていて、人の気配もするのですが、蛇行路で登っても登っても近づいている気がせず、果てしなく遠い道のりに感じます。
ということで、あまりに必死に登って汗が吹き出してきたので、写真を撮るのすら忘れていました。

なんとか登りきると、目の前には巨大な「大門」が出現。

「大門」の迫力はすさまじく、「町石道」を登り切った実感がわいてきます。

「大門」の迫力はすさまじく、「町石道」を登り切った実感がわいてきます。

「大門」の中の仁王像は、東大寺南大門の仁王像に次ぐ2番目の大きさだそうです。

「大門」の中の仁王像は、東大寺南大門の仁王像に次ぐ2番目の大きさだそうです。

「町石道」自体は、このあとの高野山内まで続くのですが、山道の登り区間はここでゴール。
遍路道の山登りを思い出す、苦しくも気持ちのよい道のりでした。
世界遺産に指定されているだけあって、整備がいきとどいていて、今度はお大師さまが高野山から慈尊院に通っていたように下りも体験してみたいと思うのでした。

「大門」をくぐり、いよいよ高野山中心部に入っていきます。

 

 

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ごんのすけ

お遍路さん初心者です。  2015年1月20日(火)に1番札所を出発し、2015年3月1日(日)に41日間で88番札所で通し歩き結願を果たすことができました。 2015年4月12・13日の2日間で、開創1200年で盛り上がる高野山にお礼参りにも行ってきました。 自身の通し歩き遍路体験を元にお役立ち情報を発信しています。