スポンサーリンク

 

讃岐國最初の66番札所「雲辺寺」は、四国霊場最高峰の標高911mにあり、お寺に登る登山道は当然のごとく「遍路ころがし」とよばれる難所です。
心も体もしっかり準備を整えて挑みましょう。

「佐野」集落から「雲辺寺」を目指す

愛媛県から「雲辺寺」に向かう複数ルートの中から「佐野道」を選択し、県境の「境目峠」を越え、香川県ではなく一時的に徳島県三好市に入り、「佐野」集落方面に進んできました。
※県境の遍路道の様子は、以下リンクの記事もぜひご覧ください。

愛媛県から一時的に徳島県に入る「境目峠」は旧道が断然オススメ【65番札所「三角寺」→66番札所「雲辺寺」】

私は「佐野」の手前にある「お食事処 水車」で昼食休憩をとってから、午後一番の時間帯から「雲辺寺」を目指すことにしました。

国道192号と並行する旧道生活道を通って「佐野」集落を通り過ぎたところに登山道入り口があります。

国道192号と並行する旧道生活道を通って「佐野」集落を通り過ぎたところに登山道入り口があります。

登山道入り口はこんな感じ。正面の斜面に向かって登っていきます。ここの階段や急角度の生活道がいきなりきついので要注意。

登山道入り口はこんな感じ。正面の斜面に向かって登っていきます。ここの階段や急角度の生活道がいきなりきついので要注意。

 

四国霊場最高峰の標高911mへの「遍路ころがし」

66番札所「雲辺寺」は、標高911mの「雲辺寺山」の山頂にあり、札所の中で最も高い位置にあるお寺です。
前出の登山道入り口地点が標高約300mで、既に山の中に入ってはきているのですが、ここから距離約4kmで標高差約600mを登る急坂遍路道になり、登山の難所である「遍路ころがし」とよばれています。
※他所の「遍路ころがし」に関しては、以下タグリンクの記事もぜひご覧ください。

四国遍路「遍路ころがし」タグリンク

「佐野」の登山道入り口から、初めは数軒の住宅の間を階段と急な生活道路を登っていき、少し進んだ先の広場で以下写真の立て看板を見つけました。

写真では読みづらいですが、立て看板には「この付近での大便はご遠慮ください」と書いています。

写真では読みづらいですが、立て看板には「この付近での大便はご遠慮ください」と書いています。

広場で大便ってまさかと思いますが、ここまでの道のりを思い出してみると、愛媛県の「椿堂」を通過してからは、トイレ休憩所はなく、トイレをお借りできそうなお店も極端に少ないエリアでした。
それを前提に、地域の方にご迷惑をおかけすることがないように、前もって心も体も準備を整えて「雲辺寺」への「遍路ころがし」に挑んでください。

ちなみに、ここから先の登山道にも、整備された休憩所はなく、もちろんトイレもお寺にたどり着かないとないので、注意が必要です。
私も休憩スポットが少ないことは事前に知らなかったのですが、昼食で立ち寄った「お食事処 水車」でトイレはもちろん食料・飲料調達もしていたので、助かりました。
難所の前には「備えあれば憂いなし」の言葉が身にしみます。

 

噂にたがわぬ急坂でワイルドな遍路道

しばらくは家が数軒あるエリアを進み、その先は当然の未舗装山道が始まります。
整備はしっかりしてくださっていて歩きやすいのですが、傾斜角度はかなりのもので、足が前に進んでいきません。

写真ではわかりづらいかもしれませんが、この地点は目の前の道が壁のように見えました。

写真ではわかりづらいかもしれませんが、この地点は目の前の道が壁のように見えました。

かなり前傾姿勢になりながら、はうようにして山道を登っていた先に、おかしなものを発見。

こんな山深いところで放置自転車を発見しました。どうやってここまで自転車できたのか意味不明です。

こんな山深いところで放置自転車を発見しました。どうやってここまで自転車できたのか意味不明です。

そして、その先では一瞬焦る光景も。

大きな倒木が遍路道に横たわっています。道左側の根っこのところに人が通ることができる避難路をつくってくださっていたので、木を飛び越えなくてすみましたが、台風など自然災害の影響を受けやすい道なのだと思います。

大きな倒木が遍路道に横たわっています。道左側の根っこのところに人が通ることができる避難路をつくってくださっていたので、木を飛び越えなくてすみましたが、台風など自然災害の影響を受けやすい道なのだと思います。

急坂未舗装遍路道を2kmほど進むと、舗装林道に合流します。
愛媛県の県境から「曼陀峠道」「境目峠道」を選択すると、この道を進んでくることになります。

ひらけた林道に出ましたが、まだ先には山が見えています。

ひらけた林道に出ましたが、まだ先には山が見えています。

この林道の傾斜はきつくはなく、距離約2kmで標高差200mほどを登っていきます。
逆算すると、ここまでの未舗装路の距離約2kmで標高差400mほどを登ってきたことになります。

杉がきれいに並ぶ気持ちのよい林道が続くかと思いきや…

杉がきれいに並ぶ気持ちのよい林道が続くかと思いきや…

この道にも倒木がありました。車で通るのは危険そうですね。

この道にも倒木がありました。車で通るのは危険そうですね。

しばらく進むと、林道脇の未舗装路に再び入ります。

この未舗装路までくるとお寺はもう目の前です。

この未舗装路までくるとお寺はもう目の前です。

未舗装路から再度舗装林道に合流すれば、駐車場に車を止めた車遍路さんも歩いてこられている参道で、しばらく歩くと境内に到着です。

境内に入ると左の石段を上がった上に「本堂」や「納経所」が見えますが、そのまま直進した先に「山門(仁王門)」があります。私が訪れた際には、山門から先が工事中で通ることができず、結局通り過ぎた石段に戻りました。

境内に入ると左の石段を上がった上に「本堂」や「納経所」が見えますが、そのまま直進した先に「山門(仁王門)」があります。私が訪れた際には、山門から先が工事中で通ることができず、結局通り過ぎた石段に戻りました。

 

ということで、四国霊場最高峰の「雲辺寺」への「遍路ころがし」を制覇です。
「佐野」の登山道入り口から、私は90分ほどで登りきり、標高が高い割にはスムーズに進むことができましたが、愛媛県境から休憩・トイレスポットがほとんど無い道のりになりますので、くれぐれも事前準備を怠ることのないように歩んでください。

 

あなたにおすすめ

 

pilgrim-shikoku-logo_set 四国遍路情報サイト「四国遍路」
TOPページに戻る


The following two tabs change content below.

ごんのすけ

お遍路さん初心者です。  2015年1月20日(火)に1番札所を出発し、2015年3月1日(日)に41日間で88番札所で通し歩き結願を果たすことができました。 2015年4月12・13日の2日間で、開創1200年で盛り上がる高野山にお礼参りにも行ってきました。 自身の通し歩き遍路体験を元にお役立ち情報を発信しています。