高知県から愛媛県に入ってすぐの愛南町上大道地区には、旧街道が「癒しの里道」と名付けられ旧遍路道として整備されています。
その道すがら、電気・電源・水道ありで、最新式のトイレに宿泊までさせていただける最強休憩所がありました。

「松尾峠」を越えたあとは、旧街道「癒しの里道」へ

高知県と愛媛県の県境「松尾峠」を越えると、愛南町の一本松地区に入ります。
この集落で2ルートの分岐があり、新しく整備された国道56号を進むルートと、旧街道である県道299号を進むルートの選択になります。国道56号は川沿いの舗装路を進み、新しく建設された「蓮乗寺トンネル」くぐっていきますので、アップダウンが少なく、負担の軽い道のりです。
旧街道の県道299号は、丘の上をまわっていくルートで、アップダウンとところどころに未舗装路もあり、国道56号ルートに比べて2kmほど距離も長いので、少々苦労はしますが、その分とても風情のある旧道ですので、こちらを進む方がオススメです。

旧街道は「癒しの里道」と名付けられているようです。アップダウンがあり、ところどころで未舗装路もあって少々苦労しますが、とても風情のある道でオススメです。

旧街道は「癒しの里道」と名付けられていて、風情があり、整備のいきとどいた良道でした。

 

「上大道」のトイレで宿泊可能な最強休憩所

一本松地区の分岐点から5kmほど進むと、「上大道(うわおおどう)」地区にとても立派な休憩所があります。

小高い丘を登り切ったところで、神社の横に立派な休憩所があります。ここから平地を見下ろす景色もなかなかのものです。

小高い丘を登り切ったところで、神社の横に立派な休憩所があります。ここから平地を見下ろす景色もなかなかのものです。

この休憩所は平成20年に建設され、地元の方々によってすばらしい維持管理がされています。
東屋には蛍光灯と電源があり、水道も使用可能、何よりすごいのがトイレがセンサーライトやウォシュレットも付いた最新式であること。
そして、個室トイレには床に敷くマットも用意してくださっていて、宿泊可能にもしてくださっているのです。
私が遍路道で見つけた東屋形式の休憩所・トイレの中では、間違いなく最強の設備と維持管理状態でした。

個室トイレを野宿遍路の宿泊のために使わせていただけるのはたいへんありがたいです。ただし、住民の方の遍路への理解と維持管理がなせる業なので、他の場所のトイレで真似をせぬように。

個室トイレを野宿遍路の宿泊のために使わせていただけるのはたいへんありがたいです。ただし、住民の方の遍路への理解と維持管理がなせる業なので、他の場所のトイレで真似をせぬように。

私は午前中にこの休憩所に到着したので、宿泊に利用はしませんでしたが、思わず長居をしてしまう快適さでした。
そして、この休憩所が最強だと思った理由は、設備だけではありません。

 

癒しの「ノート」と「柏坂へんろみち 手作りマップ」

さらに癒されたのが、たくさんのお遍路さんのコメントが書き込まれたノートと、「内海中学校」の生徒が手作りした「柏坂へんろみち」のガイドマップでした。

ノートや地元の方の手作り品は、間接的にではありますが遍路の交流の場になっているような気がします。

ノートや地元の方の手作り品は、間接的にではありますが遍路の交流の場になっているような気がします。

「柏坂へんろみち」は、ここからさらに先に進み愛媛県愛南町から宇和島市に入る際に通る旧峠道で、私は時間と宿泊場所の都合で、この道を通らないルートを選ぶ予定だったので、この手作り地図をみて、通った気にさせていただきました。
とても完成度が高くて、見どころがよくわかりましたし、中学生が遍路文化を理解し、自分たちの手で人に伝えていこうとする姿勢がすばらしいと思います。

グループごとに担当区間の手づくり地図が何枚も作成されていました。全部写真におさめさせていただき、あとでじっくり読みました。

グループごとに担当区間の手づくり地図が何枚も作成されていました。全部写真におさめさせていただき、あとでじっくり読みました。

 

「松尾峠」を越えて、「上大道」の最強休憩所に出会い、いきなり「菩提の道場」の広く大きな心を感じられ、これから伊予の國の旅路がとても楽しみになった「癒しの里道」でした。

 

【上大道お遍路休憩所】

 

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ごんのすけ

お遍路さん初心者です。  2015年1月20日(火)に1番札所を出発し、2015年3月1日(日)に41日間で88番札所で通し歩き結願を果たすことができました。 2015年4月12・13日の2日間で、開創1200年で盛り上がる高野山にお礼参りにも行ってきました。 自身の通し歩き遍路体験を元にお役立ち情報を発信しています。