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2012年から大月小学校で続けられているおへんろ授業。先達さんと小学生が一緒に「大月へんろ道」を歩きながら、子どもたちお手製の「道しるべ札」を取り付けていきます。

 

大月小学校のおへんろ授業で行っている「道しるべ札取り付け」のために、四国八十八ヶ所番外札所の月山神社を出発点として大月へんろ道に入っていきます。月山神社は大月へんろ道の中間に位置するので、そこから川沿いを歩いて大浦まで歩く道と、赤泊の浜(あかどまりのはま)に出る道との二手に分かれて進みます。私は赤泊の浜に出るコースに同行しました。
※おへんろ授業出発点の月山神社での様子は以下リンクの記事をご覧ください。

大月町の月山神社で御神体と神仏習合の歴史にふれる【大月小学校おへんろ授業1】

 

小学校が作った道しるべ札・看板

大月へんろ道に入ってすぐに、大きな看板が見えてきました。3年前に大月小学校の3年生が描いた看板のようです。

月山神社から大月へんろ道入ってすぐのところにあります。

看板の前で記念写真。こうしてみるとかなり大きな看板であることがわかりますね。

 

道しるべ札には手書きのイラストとお遍路さんへの応援メッセージが書かれています。この道しるべ札は、おへんろ授業に参加する3年生全員が一人一枚描いて設置するもので、8年の積み重ねの結果、今では大月へんろ道のいたるところで見ることができます。

「つかれても一歩一歩すすもう」

道しるべ札は木の枝や幹に取りつけることが多いのですが、8年の歳月で木が成長し、かなり高い場所に釣り下がっている札もありました。

高くて手がとどきません。

 

道しるべ札の取り付けも子ども達自らの手で

道しるべ札は、参加した小学生自ら大月へんろ道を歩いて、設置場所を選んで取り付けていきます。大月へんろ道は起伏に富んでおり、登りくだりが激しい場所もありましたが、全員がリタイアすることなく歩き通すことができました。

前と後ろに大人がついて、安全確認しながら歩いていきます。

以前設置した道しるべ札が外れて落ちている場合もあるので、先達さんが針金で修正しながら進みます。修正のための道具もあらかじめ準備・持参されていて、その用意の良さから経験の深さを感じます。

道しるべ札の設置場所を見つけたら、先達さんの力を借りながら子どもたち自ら取り付けしていきます。

先達さんに支えてもらって、少し高いところの木に設置。

無事に取り付け終えたら、先達さんの赤い錫杖と竹笠をかぶって道しるべ札のメッセージを読み上げます。

発表者は錫杖を持ち竹笠をかぶるのがルールです。なんだか嬉しそう。

参加者全員に発表の機会があります。

 

子ども達が懸命に道しるべ札を取り付けている様を見ていると、大月へんろ道にあるメッセージを全部読んであげたい気持ちになりました。「道しるべ札」を設置しながら道を歩く、遍路文化を体験しながら愛着を育む良い取り組みだと思います。
※おへんろ授業の様子は、以下リンクの記事に続きます。

ダイナミックな大月へんろ道の最後はゴロゴロ石の海岸【大月小学校おへんろ授業3】

 

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廣瀬美音子

札幌で生まれ育ち、東京にて都市計画コンサルタントに従事。結婚を機に香川に移住し、地方自治体勤務などを経て、2019年から株式会社四国遍路(https://shikokuhenro.co.jp/)に入社。お遍路文化を通じた新しい四国の楽しみ方を模索しています。日本酒とワインが好き。