今治市には、ご当地B級グルメの祭典「B-1グランプリ」で入賞の常連となっている「焼豚玉子飯」があります。
元々はまかない飯だったものをメニュー化した元祖のお店「白楽天」で、がっつりいただきました。

「瀬戸内海」の交通の要所であり造船の街「今治市」

今治市の中心部にある55番札所「南光坊」の参拝を終え、この日は今治市街に宿泊することにしました。
ここ「今治市」は、54番札所「延命寺」の記事でもご紹介したように、四国内で各県の県庁所在地に次ぐ第5規模の都市で、昔から「瀬戸内海」の交通の要所として発展してきました。
海沿いの地の利を活かして、水産業や海運、大きなコンビナート開発など盛んで、なかでも造船業は長い歴史を持ち、直近でも日本で建造された船舶の約20%のシェアを誇っているそうです。

このように「今治市」は海の街なのですが、「延命寺」「南光坊」と進み、そのまま56番札所「泰山寺」に向かうと、ほとんど海を感じることなく通過してしまうので、お時間があれば「今治港」や、海水を掘に引き込んでいる珍しい城「今治城」あたりに立ち寄ってみるのもよいと思います。
ちなみに私は、海を眺めたかったこともあり、今治港近くの「ホテル七福」に宿泊しました。
かなり歴史ある建物で、「ホテル」というよりもアットホームな「旅館」といった雰囲気で、ちゃきちゃきしたおねえさん方が迎えてくれます。
足を伸ばして入浴できる共同浴場もあり、リーズナブルでもあるので、参考に施設情報のリンクをはっておきます。

早朝の「今治港」です。瀬戸内海に浮かぶ島々が目の前で自然を感じながら、工業的な雰囲気もあり、今までの四国の海とはまた違った景色を楽しむことができます。

早朝の「今治港」です。瀬戸内海に浮かぶ島々が目の前で自然を感じながら、工業的な雰囲気もあり、今までの四国の海とはまた違った景色を楽しむことができます。

 

今治市のご当地B級グルメ「焼豚玉子飯」の元祖「白楽天」

今治市滞在中にぜひ食べたかったのが、ご当地B級グルメとしていまや全国区となっている「焼豚玉子飯(やきぶたたまごめし)」です。
ご当地グルメの祭典「B-1グランプリ」で入賞の常連になっているので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。

このメニューは、約40年前に今治市内の中華料理店「五番閣」(※現在は閉店)のまかない料理として食べられていたのが始まりで、この店から独立した料理人がメニュー化したところ人気となり、現在では市内の約60店舗で提供される今治市民のソウルフードとなっているそうです。
私はメニュー化した元祖のお店「白楽天(はくらくてん)」に足を運ぶことにしました。

今治市役所のすぐ近くにある「白楽天」に到着して、まず驚いたのが立派な店構えで、高級そうな雰囲気をかもしだしていたことです。
B級グルメを食べる気まんまんで訪問したので面喰ってしまい、ドキドキしながら入店です。
(夜の訪問で暗かったので、外観写真はありません…)
店内も、広々して席数が多く、家族連れなどで賑わっていました。
私はおひとりさまなので、テーブル席とは少し離れたカウンター席に座ることになりましたが、店の奥まったところで落ち着きますし、厨房の様子も見えるので、居心地がとてもよかったです。

メニューには、多種多様な中華料理が並び、セットメニューやコースメニューもありました。
お店の外観・内観の高級感とは裏腹に、リーズナブルな値段設定で安心しましたし、地元の方々に普段使いでも人気があるのがよくわかりました。

メニューはたくさんあるのですが、私は迷わず「焼豚玉子飯」をオーダーです。

「焼豚玉子飯」にサイドメニューをつけることができるセットメニューもありました。私は「鶏の唐揚げ」がついたAセットをチョイスし、さらに「焼豚玉子飯」は大盛りをお願いしました。

「焼豚玉子飯」にサイドメニューをつけることができるセットメニューもありました。私は「鶏の唐揚げ」がついたAセットをチョイスし、さらに「焼豚玉子飯」は大盛りをお願いしました。

オーダーからものの数分で待望の「焼豚玉子飯」が到着。

「焼豚玉子飯」は、ご飯の上に焼豚がのり、その上にさらに目玉焼きがのっかって、甘辛いタレがかかった、いたってシンプルな食べ物です。通常は玉子2個ですが、大盛りにしたので玉子3個分の目玉焼きです。

「焼豚玉子飯」は、ご飯の上に焼豚がのり、その上にさらに目玉焼きがのっかって、甘辛いタレがかかった、いたってシンプルな食べ物です。通常は玉子2個ですが、大盛りにしたので玉子3個分の目玉焼きです。

元々はまかない飯なので、凝った料理ではないのですが、地元民に人気が出た理由は、旨い・安い・ボリュームがある、は当たり前として、今治市民はイラチ(気が短いこと)で、手早く提供できることも重要な要素だったようです。

メニューと一緒に以下写真の食べ方の解説もあったので、それに従って、いろいろな状態の「焼豚玉子飯」を一気にかきこみました。

焼豚、目玉焼きのそれぞれの味・食感を楽しみ、最終的にはしっかり混ぜ合わせて一体感も楽しみます。

焼豚、目玉焼きのそれぞれの味・食感を楽しみ、最終的にはしっかり混ぜ合わせて一体感も楽しみます。

半熟目玉焼きの玉子の黄身と甘辛タレが、焼豚とご飯にからみつくと、まずいわけがありません。

半熟目玉焼きの玉子の黄身と甘辛タレが、焼豚とご飯にからみつくと、まずいわけがありません。

 

「今治式中華料理屋」には特徴的な「鶏の唐揚げ」

「焼豚玉子飯」はあまりに有名なので、料理解説はさらっと終わりにしますが、ぜひ注目していただきたいのが、私がセットで注文した「鶏の唐揚げ」なのです。

今治市では古くから「鶏肉」を食べる文化があり、串に差さずに鉄板で鶏肉を焼く「今治やきとり」や、鶏の骨付き肉にしっかりと下味をつけて唐揚げにする「せんざんき」もご当地料理として売り出し中なのですが、わたし的には今治ルーツの中華料理屋さんで提供されることが多い特徴的な「鶏の唐揚げ」がとても気になっているのです。

「白楽天」の「鶏の唐揚げ」はこんな感じ。拳の大きさほどある大きめの鶏もも肉が、天ぷらの食感に近いふわっかりっの衣をまとい、塩味ベースの下味がついています。

「白楽天」の「鶏の唐揚げ」はこんな感じ。拳の大きさほどある大きめの鶏もも肉が、天ぷらの食感に近いふわっかりっの衣をまとい、塩味ベースの下味がついています。

前出の「ぜんざんき」とはまた違った料理ですし、おそらく明確な定義がされているわけではないと思うのですが、他の機会に訪れた今治ルーツの中華料理屋では必ずといっていいほど、このタイプの「鶏の唐揚げ」が提供されていました。
今治では「焼豚玉子飯」はもちろん外せないのですが、今治ルーツの「今治式中華料理屋」(※このネーミングと分類は私が勝手にしているものです)では、ぜひ「鶏の唐揚げ」を試してみてほしいです。

ちなみに、今回ご紹介した「白楽天」と並んで有名・人気の中華料理屋「重松飯店」(今回とは別の機会で訪問しました)でも、「焼豚玉子飯」と上記タイプの「鶏の唐揚げ」をセットで食べるのが定番です。
54番札所「延命寺」の記事でご紹介したご当地キャラ「バリィさん」とのコラボグッズを制作(現在販売中かどうかは定かではありません)するほどの有名中華料理屋なので、今治好き、ご当地キャラ好きには特にオススメのお店ですし、いわゆる「まちの中華料理屋」といったレトロな雰囲気も私は気に入っています。
※参考に場所の地図を掲載しておきます。

【「重松飯店」 地図】

 

今治市街は気軽に味わうことができるご当地B級グルメが豊富な街です。
お遍路道中の栄養補給にぜひいろいろな食べ物を楽しんでみてください。

 

店名:  白楽天
営業時間: 11:00~15:00
17:00~22:00
定休日: 火曜
住所: 愛媛県今治市常盤町4-1-19
電話: 089-823-7292
店HP: http://www.hakurakuten.net/

 

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ごんのすけ

お遍路さん初心者です。  2015年1月20日(火)に1番札所を出発し、2015年3月1日(日)に41日間で88番札所で通し歩き結願を果たすことができました。 2015年4月12・13日の2日間で、開創1200年で盛り上がる高野山にお礼参りにも行ってきました。 自身の通し歩き遍路体験を元にお役立ち情報を発信しています。