68番札所神恵院と69番札所観音寺がある香川県観音寺市の市街地に、地元で人気の老舗和菓子店「白栄堂」があります。名物は「銘菓観音寺」という和洋折衷の特徴的なまんじゅうで、常には観音寺市内でしか購入できない希少品です。
今や観音寺市のスイーツのメッカ「白栄堂」
68番札所神恵院と69番札所観音寺がある香川県観音寺市の市街地、歩き遍路道からもほど近い柳町に、地元で人気の老舗和菓子店「白栄堂(はくえいどう)」があります。
白栄堂は、創業が1902年(明治35年)の100年以上の歴史を持つ老舗和菓子店で、現在では観音寺市内に「柳町本店」「栄店」「吉岡店」の3店舗を構え、柳町本店では洋菓子販売や茶房喫茶も展開する、観音寺市民なら誰もが知るスイーツのメッカになっています。
この日は、白栄堂の定番中の定番のあるお菓子を買うために「白栄堂 柳町本店」を訪れました。
茶房喫茶では、販売されているお菓子を食べることができたり、夏は豪華なカキ氷も人気ですので、遍路道中の立ち寄りスイーツ休憩もおすすめです。
和洋折衷が特徴的な観音寺市でしか買えない「銘菓 観音寺」
この日のお目当ては「銘菓観音寺」というまんじゅうです。
地元に人には「観音寺まんじゅう」略して「かんまん」と親しみを込めて呼ばれているそうです。
丸に四角の焼印は、観音寺市の名所である「銭形砂絵」の寛永通宝を表現していて、名前の観音寺といい、銭形砂絵といい、観音寺市のお菓子といえばこれという主張が存分にされています。
※銭形砂絵に関しては、以下のリンクの記事で詳しくご紹介しています。
【琴弾公園】観音寺市といえば「銭形砂絵(寛永通宝)」と「銭形くん」
バターが使われミルク風味のしっとりしたカステラ風生地は洋菓子の雰囲気、中身の白あんは和菓子の雰囲気が、見事に融合していて、口いっぱいにほおばると、甘みと風味を存分に楽しむことができます。
一口大サイズではありますが、満足感も十分。
見た目や和洋折衷の特徴は、似たようなお菓子を見つけることが困難な希少性があり、地元の人に人気な理由がよくわかります。
また、見た目や味だけでなく、手土産や観光土産として人気になっている理由に手に入れづらい希少性もあります。
銘菓 観音寺は、観音寺市内の白栄堂3店舗とJR観音寺駅、高松道豊浜サービスエリアといった観音寺市内の限られた場所でしか買うことができないのです。
日持ちしないことから、品質を守るために、目の届く範囲でしか販売しないというこだわりだそうです。
これだけ人気の名物銘菓がお取り寄せや他の場所で購入できないのは残念なような気もしますが、このこだわりも地元で長く愛され、観音寺市を訪れた人達がこぞって買い求める秘訣なのだと思います。
その地を訪れないと食べることができない地域の名物、地域の食文化も四国遍路の大きな魅力のひとつです。
68番札所神恵院、69番札所観音寺を参拝の際には、白栄堂の銘菓観音寺をお忘れなく。
店名: | 白栄堂 柳町本店 |
営業時間: | 9:00~18:00 |
定休日: | 木曜 |
住所: | 香川県観音寺市観音寺町甲1125-7 |
電話: | 0875-25-3888 |