23番札所薬王寺を打ち終えると、いよいよ果てしなく遠い室戸岬への歩行が始まります。その前にお遍路休憩好適スポット「道の駅日和佐」の「すだちソフトクリーム」と「足湯」で和んでから、ぼちぼち進んでいきましょう。
日和佐のまちにはたくさんの立ち寄りスポット
23番札所薬王寺を打ち終えると、阿波の國「発心の道場」制覇となり、次の札所は果てしなく遠い室戸岬の先端、先はまったく見えませんので、焦らずぼちぼち進みたいものです。
そこで、薬王寺がある「日和佐」のまちは、立ち寄りスポットがたくさんあります。
薬王寺のすぐ隣には立ち寄り湯の「薬王寺温泉 湯元 醫王の湯(やくおうじおんせん ゆもと いおうのゆ)」がありますので、ひとっ風呂浴びていくのもよし、周辺の飲食店やお土産物屋で観光気分を味わうもよしですが、わたし的に立ち寄り必須だと思うのは「道の駅 日和佐」です。
ここに限らず私は道の駅が大好きで、徳島の遍路道ではあまり無いのですが、ここから先の道では見つけたら必ずと言っていいほど立ち寄りました。
道の駅は、地元の特産物にお手軽に出会えますので、ここで買い物や食事をすることで手っ取り早く地域にお金を落とすことができますし、観光案内など色々な地域情報を仕入れやすい地域の拠点でもあります。
歩き遍路でたいへんお世話になっている地元の方々に対して、少しでも恩返しをしながら、また地域のことを知りながら、歩くことも私は大事だと思っています。
ちなみにここ道の駅 日和佐は、JR日和佐駅と一体になっていて、鉄道の駅と一体型の道の駅は珍しく、西日本に3カ所、全国でも11カ所だそうです。
西日本の3カ所はすべて四国の国道55号沿いにあり、あとの2カ所は高知県の「道の駅 田野駅屋」と「道の駅 やす」です。
両方ともこのあとの遍路道沿いなので、こんな道の駅マメ知識も携えて立ち寄りたいですね。
徳島名産「すだち」味のソフトクリームを食らう
ということで道の駅 日和佐に立ち寄り、徳島打ち終え記念として、徳島を感じるために食べてみていただきたいのが「すだちソフトクリーム」です。
「すだち」は言わずと知れた徳島名産の柑橘類で、「神山温泉」では「すだちブリ」なるものも食べましたので、すだちに関しては以下記事もぜひご覧ください。
【神山温泉ホテル四季の里&いやしの湯】徳島といえば「すだち」でしょ!「すだちブリ」って?
すだちソフトクリームは以下の写真のような見た目で、ほのかに緑色で、すだちのさわやかな香りが効いた、バランスの良いおいしい味に仕上がっていました。すだちは酸味が特徴でもあるので、おいしいかは疑問ですが、もうちょっと酸味なんかがあると、よりすだちを感じられたかもしれません。ある意味おいしくできあがりすぎているように感じました。
注文した写真のすだちソフトクリームですが、サイズが「大」「中」「小」から選べるようになっていて、これは実は「大(かめたろう)」サイズです。
ワッフルコーンが薄くて深いので、コーンの下までたっぷり入っていて、私にはたいへんありがたいボリューム感でしたが、通常これは一人で完食するのは厳しいレベルの量だと思います。
「かめたろう」ってなに?と思われたと思いますが、日和佐は「大浜海岸」が「ウミガメ」の産卵地としても有名で、地元のキャラでかめたろうなるものがあるようです。
ちなみに中サイズは「かめじろう」と命名されていました。
小サイズはよく確認していなかったため失念…
さらに情報として、2009年~2010年にかけて放映されたNHK連続テレビ小説「ウェルかめ」の舞台にもなっていたそうで、ヒロインがお遍路宿の娘で、道の駅でアルバイトをしていたのも関連しているそうです。私はこの朝ドラのことを知らなかったので、まったくピンときませんでしたが。
「足湯」で足を休めてから果てしなく先の室戸岬へ
前出の薬王寺温泉 湯元 醫王の湯で体を休めてもよいのですが、そんな時間がないという方は手軽に道の駅の「足湯」がオススメです。更衣スペースや足を洗う場所も完備なので、快適に気軽に薬王寺温泉を楽しむことができます。
室戸岬はここからは70km以上先なので、焦っても仕方ないです。
阿波の國「発心の道場」を打ち終えたことをかみしめながら、道の駅で最後の徳島を満喫してから、土佐の國に歩み始めましょう。
施設名: | 道の駅 日和佐 |
営業時間(物産館): | 9:00~18:00(平日) 8:00~19:00(土日祝) |
定休日: | 年中無休 |
住所: | 徳島県海部郡美波町奥河内字寺前493-6 |
電話: | 0884-77-2121 |
施設HP: | http://mitinoeki-hiwasa.com/ |