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小さな村を抜け、参道脇に佇む弘法大師と不動明王の仏像に祈ってからさらに階段を登っていくと、ようやく45番札所岩屋寺にたどり着くことができた。岩屋寺は境内と本堂があるだけのお寺ではなく、様々な印象的な特徴を持つ場所だった。

 

穴禅定に響く読経

ミニベロ遍路 穴禅定入口1

洞窟への入り口

45番札所岩屋寺の本堂にたどり着く手前には深さ10メートルぐらいの洞窟があり、穴禅定という名が付いている。明るい外から入った私の眼が慣れるまでにはしばらく時間を要した。少し眼が慣れてきたが、それでも洞窟の中はとても暗く、ろうそくと灯籠の光以外に頼れるものはない。奥へ深く進めば進むほどさらに暗闇が深くなってくる。手すりはあるものの、歩くための通路には凸凹や段差があり、足元に注意して先を進む必要がある。
少しずつ前へ進み辿り着いた洞窟の最深部には、地蔵尊、不動明王、弘法大師の石像が設置されておりとても荘厳な雰囲気を醸し出している。こういった洞窟内に神仏が祀られている場所を訪れたのは私は初めてで、その独特の雰囲気はすぐに私を取り込んだ。奥ではちょうど一組の家族が洞窟の中で読経をしており、それは洞窟全体に響き渡っていた。このような聖地で唱えられる経典のしらべは意識の深い部分へ美しく響き、とてもスピリチュアルな体験となった。

ミニベロ遍路 穴禅定入口2

穴禅定入り口付近

ミニベロ遍路 穴禅定奥

穴禅定の奥

 

岩屋

ミニベロ遍路 岩屋寺

本堂と岸壁に続くはしご

本堂の隣には高さ4-5mほどの木製はしごが設置されている。はしごを登ると巨岩とその窪みににたどり着く。古くからここで修行が行われていたという。巨岩の窪みには阿弥陀如来像がたたずみ、そこから臨む山々の風景と融合し特別な場所であることを感じさせてくれる。
はしごは滑りやすいため、荷物ははしごの下に置いてから上る、もしくはずれてバランスを崩さないように体に固定しておいた方が良い。また、ちゃんとした靴を履いていない場合には、上るのは避けたほうがよい。巨岩から久万高原の綺麗な景色や周りの山々が見え、その遠近感は完璧なバランスを持っている。阿弥陀如来に祈り、その風景を十分に楽しんでからはしごを降りた。

ミニベロ遍路 岩屋寺からの景色

岩屋からは久万高原の山々の風景が楽しめる

 

【45番札所】  海岸山 岩屋寺(かいがんざん いわやじ)
宗派: 真言宗豊山派
本尊: 不動明王
真言: のうまくさんまんだ ばざらだん せんだ まかろしゃだ そわたや うん たらた かんまん
開基: 弘法大師
住所: 愛媛県上浮穴郡久万高原町七鳥1468
電話: 0892-57-0417

 

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