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36番札所「青龍寺」から須崎市方面に向かうルートのひとつ「横浪スカイライン」は、南は太平洋、北は浦ノ内湾のリアス式海岸をのぞむ絶景ルートです。
ルートの途中にある、幕末の志士「武市半平太」の銅像をお見逃しなく。

 

36番札所「青龍寺」参拝後は複数ルートから選択

36番札所「青龍寺」から次の37番札所「岩本寺」までは約60kmの距離がある長丁場です。
青龍寺を出発して西方向の須崎市街を目指すルートは、おおまかには3つのルートからの選択になります。
※ルートの選択肢についてや、ルートのうちのひとつ「浦ノ内湾巡行船ルート」については、以下リンクの記事をご参照ください。

浦ノ内湾の本当の遍路道は巡航船で海の上【36番札所「青龍寺」→須崎市街】

本記事では、複数ルートのうちのひとつで、「横浪スカイライン」を進むルートの様子や見どころをご紹介します。

 

横浪半島の尾根を貫く絶景ルート

36番札所「青龍寺」は、須崎市方面から西方向に突き出す形の横浪半島の東端に位置しています。
この横浪半島の尾根を貫く形で通っている道路が、路線名「高知県道47号横浪公園線」、名称「横浪黒潮ライン」、通称「横浪スカイライン」です。
東端は横浪半島が作り出した浦ノ内湾口に架かる宇佐大橋から西へ向かい、西端の浦ノ内湾の最深部沿岸まで続く総延長約19kmの道路で、1973年に開通した当初は有料道路でしたが、1998年12月に無料開放されました。

このルートの特徴は、なんといっても尾根から眺める海の絶景です。
東西に伸びる半島道路の南側は、高知県の景色としては言わずもがなの太平洋の水平線です。

この日は波は穏やかでしたが、断崖絶壁に打ちつける波と果てしなく続く水平線のコントラストには目を奪われます。

そして、同じ海でも、違った地形と表情を同時に見られるのが横浪スカイラインのお得なところ。
北側が開けた場所からは、横浪半島の複雑なリアス式海岸と、太平洋の荒波を半島が遮った湖のような穏やかな海の表情を見ることができます。

横浪半島が作り出した浦ノ内湾は、高知県の海岸線の中では特殊な景色です。

このような異なる海の絶景を眺めながらのドライブやツーリングはとても人気があります。
ただし、尾根を貫く道路なので、アップダウンやカーブが連続していて、運転には注意が必要ですが、これも車好きやバイク好きにはたまらないところなのだと思います。

一方で、カーブやアップダウンが多くて、元々有料道路で車やバイクの通行が多いということは、歩き遍路さんの徒歩ルートとしては、おすすめできないということになります。
歩き遍路さんには、浦ノ内湾の北側沿岸を進むルートか、前出の巡行船に乗船することをおすすめします。

 

幕末の志士「武市半平太」

この横浪スカイラインの立ち寄りどころ・見どころスポットは、「武市半平太銅像」です。

武市半平太(たけち  はんぺいた)、本名:武市瑞山(たけち ずいざん)は、江戸時代末期の土佐藩出身の武士で、黒船来航以降の時勢の動揺を受けて攘夷と挙藩勤王を掲げる土佐勤王党を結成し、尊皇攘夷運動の中心的役割を担いました。
しかし、八月十八日の政変により政局が一変すると前土佐藩主・山内容堂によって投獄され、1年8ヶ月20日の獄中闘争を経て切腹を命じられ、37歳で亡くなっています。
切腹の際は、いまだ誰もなしえなかったとさえいわれてきた三文字割腹の法を用いて、法式通り腹を三度かっさばいて武士の気概を見せたというエピソードも有名です。

横浪スカイラインを行き交う車を見守る武市半平太銅像です。

この銅像は実は2代目で、初代はいわくつきなのです。
初代は昭和54年(1979年)12月に募金活動によって建立されましたが、極端に張ったあごやいかり肩など、肖像画にも似ていないと不評であり、昭和60年(1985年)に再建活動に入ったというエピソードがあります。
そのような事情で建立された現在の2代目の姿は、無事に支持を得られたそうです。
初代銅像が持っていた刀は高知市仁井田の武市半平太旧宅近くの瑞山神社に展示されているとのことで、姿は不評であった初代も、刀で名残も感じることができます。

銅像の傍らには、高知県内に点在する偉人銅像の案内図が設置されています。

多くの偉人を輩出した土佐(高知県)には、たくさんの偉人銅像が建立されています。
遍路道中に設置されている銅像も多いので、遍路旅の途中に高知県の偉人の歴史も楽しんでみてください。

 

横浪スカイラインは、土佐の偉人の歴史を感じながら、太平洋と浦ノ内湾の特徴的な絶景を楽しむことができるルートです。
アップダウンやカーブが多い尾根道でもあるので、くれぐれもご安全に。

 

【「武市半平太 銅像」 地図】

 

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佐藤 崇裕

四国遍路情報サイト「四国遍路」を運営する株式会社四国遍路(https://shikokuhenro.co.jp/)の代表取締役。四国遍路の文化をより良い形で引き継いでいくために、四国遍路に新しい付加価値を生み出すべく日々奮闘中。