今治市のご当地B級グルメといえば、もはや全国区になった「焼豚玉子飯(やきぶたたまごめし)」です。市内のたくさんの中華料理屋で提供されていますが、その中でも超有名店の「重松飯店」でがっつりいただきました。
今治市のご当地B級グルメ「焼豚玉子飯」の発祥
愛媛県今治市は54~59番札所の6ヶ寺がある札所密集地域で、愛媛県内では松山市に次ぐ2番目の人口規模の都市でもあります。
55番札所南光坊が今治市中心街にあることから、市街地で食事や宿泊をしていくお遍路さんもとても多いです。
今治市は食のネタは豊富で名物がいくつかありますが(またぼちぼちご紹介できればと思います)、その中でもいまや全国区の知名度になったご当地B級グルメに「焼豚玉子飯(やきぶたたまごめし)」があります。
すでにご存知だったり、食べたことがあるという方もいらっしゃると思いますが、このメニューは今治市民のソウルフードとして長い間地元で愛されていて、市内の複数の中華料理店で提供されています。
約40年前に今治市内の中華料理店「五番閣」(※現在は閉店)のまかないメニューとして誕生したといわれていて、それが市内のいろいろな店に広がっていったとのこと。
今回は五番閣で修行後独立したご主人が営む超有名店「重松飯店(しげまつはんてん)」で焼豚玉子飯をいただくことにしました。
※もう1軒の有名店「白楽天(はくらくてん)」は、ごんのすけさんの以下リンクの記事で紹介されていますので、こちらもぜひご覧ください。
【白楽天】今治市のご当地B級グルメといえばいまや全国区のこれ「焼豚玉子飯」
地元民に愛される大衆中華料理店「重松飯店」
55番札所「南光坊」から歩いて5分もかからない場所にお目当ての店「重松飯店」はありました。
ごんのすけさんの記事で紹介されている「白楽天」は高級感ただよう外観だったようですので、同じ焼豚玉子飯の名店とはいえ、お店のスタイルは異なるようです。
ここ「重松飯店」は、地元民から親しみを込めて「しげはん」と呼ばれているとのこと。
とはいえ、いまや全国区の超有名店なので、観光客が殺到して行列ができたり、マスコミの取材が入ったりは日常茶飯事のようで、店内にはこんなものも無数にありました。
前置きが長くなっていますが、注文したのはもちろん「焼豚玉子飯」で、大盛・中盛・並盛・小盛とサイズが選べるようになっていたので、僕は中盛をオーダーしました。
※大盛は平日限定で、土日は注文できないとの表示がありました。
バラとももの食感が楽しめる「焼豚玉子飯」
そして、待つこと数分で提供された焼豚玉子飯はこんな感じ。
見た目からB級感がもろに伝わってくる一品です。
ご飯の上に焼豚がのせられ、その上に目玉焼きがのっているという、なんともシンプルでありながら、他の地域では見ることのない組み合わせです。
これであれば調理時間もごく短く済むはずで、元々まかないメニューで、大衆中華料理屋で人気が出て広がっていったことがよくわかります。
ちなみに目玉焼き三つは大盛・中盛の場合で、並盛・小盛は二つで、他店も含めて玉子二つが一般的です。
食べ方解説は、お店にあった解説パネルにお任せします。
さっそく、半熟目玉焼きの黄身をくずして、焼豚とご飯にからめてかきこみます。
重松飯店の焼豚玉子飯の特徴は、バラとももの2種類の焼豚を使っていること。
たしかに、脂身部分が多いバラと、肉をダイレクトに感じるももと、味も食感もぜんぜん違うので、材料や味付けはシンプルながら、変化が楽しめます。
玉子も黄身のからめかたや、白身をどのタイミングで食べるかなど、人それぞれに食べ方がチョイスできて、ボリュームたっぷりのどんぶりを飽きずに最後までいただけます。
といろいろ解説してしまいましたが、焼豚玉子飯は何も考えずに一気にかきこみ続けるのが一番おいしい食べ方のような気もします。
僕も中盛を大満足のうちに一瞬でたいらげて、店の回転アップにも貢献させていただきました。
愛媛県今治市を訪れた際には「焼豚玉子飯」は外せません。
お遍路途中にも立ち寄りやすい立地にある「重松飯店」は鉄板のお店です。
店名: | 重松飯店(しげまつはんてん) |
営業時間: | 11:45~14:00 ※ラストオーダー13:45 18:00~21:00 ※ラストオーダー20:45 |
定休日: | 月曜 |
住所: | 愛媛県今治市大正町5-4-47 |
電話: | 0898-22-6452 |