ミニベロ遍路旅は、高知県を後にして、愛媛県に入った。地域のファーマーズマーケット「フレッシュ一本松」でさっそくみかん王国愛媛県のみかんパラダイスを体感した。
みかん王国愛媛県
ミニベロ遍路の道中で、高知県が一番走行距離が長いが、実は高知は巡る札所の数が一番少ない県である。
高知県から続く愛媛県は面積は高知県より小さくなるものの、札所がもっとも集中し数が多い県である。高知県は、名物や特徴がはっきりしていたが、これから先の愛媛県の名物を知ることも楽しみだ。
まず、愛媛県の名物を学んでみようと一本松のファーマーズマーケット「フレッシュ一本松」に寄ることにした。あくまで個人的な印象だが、四国の道の駅やこういった野菜直売所などは全体的にレベルが高く、地元のお野菜や果物の種類が特徴的で、実にローカル色の濃いところが多いように感じられる。
フレッシュ一本松は小さなマーケットだったが、とりわけ目に飛び込んできたのはみかんだ。みかんがとにかくいっぱい並んでいる印象が最も強い。アイスクリーム屋のスタッフさんと話してみると、愛媛の太陽と潮風が、良いみかんをたくさん育ててくれるとのことだった。みかんは愛媛県の代名詞でもあるように、日本全国でもその生産量は2位。ちなみに1位は和歌山県である。地元の人はよく「愛媛では蛇口からみかんジュースがでてくる」と言うらしい。もちろんそれは半分冗談で、みかんの生産量が多いという意味だが、最近は空港やホテルで本当にみかんジュースが出てくる蛇口が作られているそうだ。
小さいころからみかんが好物だった私にとっては天国のような環境。ファーマーズマーケットで購入した美味しいみかんを頬張り、とても幸せな気持ちになった。フレッシュ一本松では地元の人々が買い物に来ていたり、野菜・果物をおろしている姿も見ることができ、農産物が生活の基盤を支えている人々の生活の一部を少しだけだが見せていただけたように感じた。
みかんアイスクリーム
徳島県の1番札所霊山寺からスタートしたミニベロ遍路旅も2週間が過ぎ、各地を旅するうちに、道の駅やファーマーズマーケットのような場所にあるアイスクリーム屋さんで地元ならではの味にトライすることができることを知っていた。ここでは愛南ゴールドというみかんを使用したアイスを頼んだ。苦味は少なくさっぱりした酸味があり、グレープフルーツに少し似ているような独特のもので、とても美味しかった。さてここから本格的に愛媛の旅が始まる。
店名: | フレッシュ一本松 |
営業時間: | 8:00~18:00 |
定休日: | 1月1日~3日 |
住所: | 愛媛県南宇和郡愛南町増田5470番地 |
電話: | 0895-84-3555 |