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別格19番札所「香西寺」の門前に、地元の人に愛される「山田屋」があります。
鶏肉店が営む珍しいお好み焼き屋で、鶏肉や鶏もつが入ったお好み焼きは地域のソウルフードになっています。

別格19番札所「香西寺」門前に気になるお店

香川県高松市の西部、香西地域にある別格19番札所「香西寺」を以下の記事でご紹介しましたが、冒頭の門前の写真で気になることはなかったでしょうか?
※別格19番札所「香西寺」に関しては、以下リンクの記事をご覧ください。

勝賀山から移ってこられた毘沙門天立像は国の重要文化財【別格19番札所「香西寺(こうざいじ)」】

参道の左側に気になるものがありますよね。

参道の左側に気になるものがありますよね。

大きく「お好み焼 山田屋」とノスタルジーを感じる井出達で、「かしわ 肉」とか「HOT&DELICIOUS!」とか僕は気になって仕方ない表記がたくさんあります。
のれんには「お好み焼 やまだ」とあり、正確な店名がどちらなのかわからないのもつっこみたくなるところ。
地元の人には「やまだ」の方が通っているようです。
香川県で「山田屋」といえば、漢字表記は違いますが、85番札所「八栗寺」近くのうどんの「山田家」の方が有名ですね。
※うどんの山田家に関しては、以下リンクの記事もぜひご覧ください。

登録有形文化財のお屋敷でいただく登録商標「ざるぶっかけ」は一流の品格【うどん本陣 山田家】

ここ山田屋は外観が物語るように長い歴史を持ち、地元の人に愛されているお店なのです。
初めてだったり、お遍路さんはお店に入りづらい雰囲気かもしれませんが、ぜひ勇気を出して入店してみてください。

 

鶏肉屋が営むお好み焼き屋

看板に「かしわ 肉」という表記がありましたが、山田屋は鶏肉屋でもあるのです。
「かしわ」を聞き慣れない方もいらっしゃると思いますが、主に西日本では鶏肉のことをかしわと表現することがあり、香川県では当たり前のように使われている言葉です。
香川県といえば「さぬきうどん」のイメージが強いですが、最近のご当地B級グルメとして売り出し中の「骨付鳥」に代表されるように、鶏肉をたくさん食べる文化も存在しています。
※「骨付鳥」に関しては以下リンクの記事もぜひご覧ください。

独特のスパイスと親鳥の歯ごたえがクセになる丸亀名物「骨付鳥(ほねつきどり)」【骨付丸亀鳥】

ということで、入口の右側にお肉屋さんには必ずみられるガラスのショーケースがあり、鶏肉を買って帰ることもできます。

店内に入ると、大きな鉄板が並べられたカウンター席と鉄板設置のテーブル席がいくつかあり、様子はよくある昔ながらのお好み焼き屋さんな雰囲気です。
さっそくお好み焼きを発注と思うところですが、その前に鶏肉屋ならではの鉄板焼メニューがオススメです。

おしながきには一品メニューとして「ハート」「せせり」「ぼんじり」「なんこつ」「ほほ」「手羽先」「若もも」「親もも」「骨付足」と鶏肉の部位の名前が並んでおり、鶏肉を鉄板焼にしてくれます。

せせりの鉄板焼。もっちりした食感がいい感じ。

せせりの鉄板焼。もっちりした食感がいい感じ。

若ももの鉄板焼。もも1枚(値段はグラムによって変動)を高級鉄板焼屋さんが使うようなドーム型の蓋をかぶせて蒸し焼きにしてくれます。皮目ぱりっと肉はふっくらジューシーです。

若ももの鉄板焼。もも1枚(値段はグラムによって変動)を高級鉄板焼屋さんが使うようなドーム型の蓋をかぶせて蒸し焼きにしてくれます。皮目ぱりっと肉はふっくらジューシーです。

これらの鉄板焼は塩コショウが効いていてそのままでもおいしいのですが、この独特のソースをつけて食べると山田屋でしか経験できない味に。

これらの鉄板焼は塩コショウが効いていてそのままでもおいしいのですが、この独特のソースをつけて食べると山田屋でしか経験できない味に。

鉄板焼メニューを頼むと、キャベツがどかんとついてきます。

鉄板焼メニューを頼むと、キャベツがどかんとついてきます。

鶏肉のいろいろな部位を鉄板焼で食べられるお店は珍しいですし、もちろん鶏肉屋ならではの新鮮さ(お店の一角でさばいています)なので、ぜひ試してみてください。
鶏肉のさしみも名物で注文する人が多いです。
ちなみにこれからご紹介する肝心のお好み焼きは焼きあがるのに時間がかかるので、最初の発注でお好み焼きとそれ以外の一品メニューを一緒に注文して、お好み焼きが焼きあがるまでに一品メニューを食べながら待つのがよいと思います。
ちなみにお店の奥にはおでんの鍋が置かれていたり、冷蔵ケースに飲み物が入っていたりして、地元の人はセルフサービスでいろいろとって勝手にやるのがこのお店のスタイルです。

僕が訪れたのは夕方早い時間だったのでまだお客さんは少なかったですが、電話注文お持ち帰りのお好み焼きがたくさん焼かれています。

僕が訪れたのは夕方早い時間だったのでまだお客さんは少なかったですが、電話注文お持ち帰りのお好み焼きがたくさん焼かれています。

山田屋の特徴として僕が注目したのは、お店の人がみなさん女性であること。
おそらく複数世代のお母さん、おねえさんと受け継がれているのだと思いますが、お店に絶妙になごむ空気感が生まれていて、これも地元の人に愛される由縁だと思います。

 

鶏もつがたっぷり入った「Cもつ玉」

かなり前置きが長くなりましたが、メインのお好み焼きのご紹介です。
鉄板焼メニューを堪能してから、ちょうどよいタイミングで注文した「Cもつ玉」が完成です。

みるからにどっしりとしたボリューム感が特徴的なお好み焼きです。

みるからにどっしりとしたボリューム感が特徴的なお好み焼きです。

「Cもつ」って何となると思いますが、山田屋のお好み焼きメニューは「かしわ」「もつ」「きも」「かわ」「ささみ」「わか」「おや」「ほほ」とこれまた鶏肉の部位の名前が並んでおり、鶏が具になった珍しいものです(※「牛」「ぶた」「いか」と鶏以外のメニューも一応あります)。
これだけいろいろな鶏バリエーションがあるお好み焼きは香川県でも珍しいですが、鶏の肉やもつを具に使うお好み焼き屋は香川県内に複数存在していて、独特の食文化だといえます。

メニューの中でも、お店の名前を冠した「やまだ焼き」は鶏の肉系がたくさん入ったもの、「Cもつ」は鶏のもつ系がたくさん入ったものです。
僕が食べた「Cもつ玉」の断面はこんな感じ。

まったく何がなんやらわからない写真ですね。すいません。

まったく何がなんやらわからない写真ですね。すいません。

もつのいろいろな部位が入っていて、部位ごとの食感や味の違いが楽しいです。
お好み焼きにもつなんか入れて大丈夫と思うかもしれませんが、思い描く一般的なお好み焼きとは一線を画す独特の食べ物になっています。
僕の写真ではわかりづらいと思いますが、粉部分がとても多いお好み焼きで、この粉部分には鶏の出汁がたっぷり使われているそうで、これも山田屋の特徴です。
ただでさえボリュームたっぷりなのですが、これを2倍量にした「ジャンボ」というサイズバリエーションもあります。

鶏の鉄板焼から始まり、鶏もつがたっぷり入ったお好み焼きまで、お店の雰囲気を含め、独特の世界観を感じられるお店でした。

 

「B級(C級?)」「ソウルフード」という言葉がしっくりきすぎる特徴の塊のお店が「お好み焼 山田屋」です。
これは実際に体験しないとわからない世界だと思いますので、別格19番札所「香西寺」を参拝の際にはぜひお試しあれ。

 

店名:  お好み焼 山田屋
営業時間: 11:00~20:00 ※L.O19:30
定休日: 第1・3日曜、第4水曜
住所: 香川県高松市香西西町203
電話: 087-881-2329

 

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佐藤 崇裕

四国遍路情報サイト「四国遍路」を運営する株式会社四国遍路(https://shikokuhenro.co.jp/)の代表取締役。四国遍路の文化をより良い形で引き継いでいくために、四国遍路に新しい付加価値を生み出すべく日々奮闘中。