【須見光栄堂】10番札所切幡寺の333段の石段を登る前に大きい荷物を預かってもらう

10番札所切幡寺は、切幡山中腹の標高155mの場所にあり、坂道と333段の石階段が有名です。登り道入口の参道には、数件のお店が並んでいて、須見光栄堂で大きな荷物を預かっていただけるありがたいお接待がありました。

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序盤の難所「切幡寺の坂道・333段の石階段」

10番札所切幡寺までの道のりは、ほぼ平坦な道でアップダウンが少ないですが、切幡寺は切幡山中腹の標高155mに境内があり、お寺まで一気に登る坂道と333段の石階段が難所として有名です。

切幡寺 坂道

トレーニングで登り下りの地元の方と遭遇。かなりのスピードでぜえぜえいわれていました。

 

歩き遍路さんは、大きなザックを背負っており、登りくだりは特に荷物の重さが負担になります。
そんなときに、登り道入口の参道のお店で大きな荷物を預かってくれるありがたいお接待を受けられるのです。

 

大きい荷物を預かってもらえる「須見光栄堂」さん

登り道入口からお寺に登ると、帰りはまったく同じ道を下ってくることになります。
登り道入口参道には数件のお店が並んでおり、そこで大きな荷物を預かっていただけるのが、表装で100年以上の歴史(明治三十二年創業)がある「須見光栄堂」さんです。

切幡寺 参道

参道沿いのとても目を引く建物が「須見光栄堂」さんです。

 

建物がガラス張りになっていて、参道から表装をしている様子を見ることもできます。
ここの横を通り過ぎようとしていたときに、表装をされていたおねえさんが「お接待で荷物預かりますよ~」と声をかけてくださり、お言葉に甘えました。

切幡寺 参道 須見光栄堂

先行していた大学生歩き遍路さんも荷物を預けていました。お互いに野宿装備もあるので、けっこうな大荷物。

お寺に登る前は、急坂や石段の厳しさがよくわかっていなかったのですが、下りてきたあとは荷物無く登れたことのありがたさを実感しました。荷物受取の際にはお茶のお接待もいただき、この先の道案内や遍路情報もいただきました。

切幡寺参道には表装や遍路用品販売のお店が数件あり、足りない遍路用品を買い揃えるのに便利ですし、他のお店でも荷物を預かっていただけるようなので、急いで通り過ぎないように注意されるとよいと思います。

 

遍路道中ではこのようないろいろなお接待を受ける機会があり、歩かせていただいていることに感謝の念をどんどん強くしていきました。「こんなお接待もしていただけるんだ」と初めてお接待を実感したエピソードのご紹介でした。

 

店名:  須見光栄堂
営業時間: 8:00~18:00
定休日: 年末年始 お盆
住所: 徳島県阿波市市場町切幡字観音215
電話: 0883-36-3054
店HP: http://www.sumi-koueido.co.jp

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この記事を書いた人

お遍路さん初心者です。  2015年1月20日(火)に1番札所を出発し、2015年3月1日(日)に41日間で88番札所で通し歩き結願を果たすことができました。 2015年4月12・13日の2日間で、開創1200年で盛り上がる高野山にお礼参りにも行ってきました。 自身の通し歩き遍路体験を元にお役立ち情報を発信しています。