【ミニベロ遍路走行データその6】13番札所大日寺〜大御和神社まで

山間部から鮎喰川と競うように坂道を徳島市に向かって下る。坂を下ると平坦な道へ出る。昨日から今朝までの山間の風景が序々に遠ざかり、周囲は久しぶりに感じる都市部のそれへと姿を変えていった。

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走行データその6 13番札所大日寺〜大御和神社

区間距離:6.64km

実質所要時間:45min

平均走行スピード:10.2km/h

獲得標高:47m

 

大御和神社

神山町から緩やかに坂道を下る。顔を見せたり遠ざかったりする鮎喰川や牧歌的風景を眺めながら高度が下がっていくに連れ、朝まで眺めていた山の風景から文明の色が濃い町並みの中へ滑り込んでゆく。
13番札所大日寺の手前あたりから道路の勾配はほとんどなくなり、フラットな道が始まる。14番札所常楽寺15番札所国分寺16番札所観音寺と、上り坂や下り坂から解放されたことによる軽やかなライドで各所の参拝を続けることができる。
その後はいよいよ徳島市街地へと入ってゆくが、16番札所での参拝を終えたのちにぜひとも立ち寄りたいのが大御和神社だ。自転車は、立派な鳥居の下に駐輪させてもらい、境内へと入る。何日か続けてきたライドで久しぶりに出会う立派な神社。広く余裕のある境内の一部には彼岸花が咲き乱れ、「府中(こう)の宮」とも呼ばれ、地域の方々に1300年大切にされてきたことがうかがえるどっしりとしたたたずまい。時間に余裕があればぜひとも立ち寄ることをオススメする。

大御和神社 鳥居

大御和神社の鳥居

大御和神社 境内彼岸花

境内には無数の彼岸花が咲き誇っていた

 

エナジーチャージスポット

大御和神社からもう少しだけ進んだところに、中華名菜華扇(かせん)という小さな町中華がある。この先徳島市内へ向かうため、昼食の選択肢が増えていく。したがって、まだ昼前のこの時間に必ずここで昼食を取らなければこの先食べる場所がないというような事情はない今日のルートだったが、町中華屋に目がない私はたまたま目に入ったこちらのお店で少々早めのランチを取ることにした。
首にかけた輪袈裟を目にしたお店のご主人が、労いの言葉をかけてくれた。そして、小さな自転車で周っていることに関心を示してくれたことから始まり、周辺の土地のことや人生についてまでごちゃ混ぜのテーマで話に花が咲いた。ランチタイムの地元民との交流も楽しかったが、何よりこちらの羽根付き餃子が絶品で、またいつかこの辺りを訪れた際には必ずもう一度、と心に決めた。
この日のライドはまだまだ先が長いが、そのためのエナジーチャージスポットとしてぜひこちらのお店をオススメしたい。

中華名菜華扇

餃子がうまい中華名菜華扇

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この記事を書いた人

訪日外国人観光客向けにユニークな日本文化体験を提供する株式会社TABIKYO JAPAN(https://www.tabikyo-japan.com/)の代表取締役。長期海外滞在・在住経験を活かして、伝統文化の継承活動、地方創生・地域活性化を目的としたインバウンド誘致に取り組み、ツアーの企画運営、ガイド育成、地域の魅力発信など幅広い地域観光産業の後方支援を行っている。