神山町から県道21号線前半あたりまで、緩やかな登りが続き、県道21号線前半が終わるあたりから緩やかに下り、やがてフラットな地形の鮎喰川沿いを走って、13番札所大日寺にたどり着いた。
走行データその5 神山町~13番札所大日寺
区間距離:15.69km
実質所要時間:60min
平均走行スピード:15.0km/h
獲得標高:131m
朝一番に前方と後方ライトの使用準備
神山町を出発し、徳島市内方面へハンドルを向ける。こぎ始めからは、緩やかではあるものの登り坂が長く続く。朝一のライドとしては少々息が切れる。
国道438号線を東へ進み、途中で県道21号線である神山鮎喰線に当たったところで左折。そこからは少しカーブの続く山も含めアップダウンが始まる。県道21号線をしばし進むとまた緩やかな下り坂が続いたのちに、養瀬トンネルを通過することになる。下り坂を走行している途中に突然現れるトンネルということもあり、また道幅も少々狭いために路肩に停車することをあまりオススメできない道の状況だ。養瀬トンネルの中は暗く、かつ531mというそこそこ長い距離を有するため前後のライトは朝の出発時にしっかりと準備をし、トンネルに差しかかったら忘れずに点灯しておきたい。
ミニベロ遍路では夜間走行をなるべく行わないよう計画を立てているため、ライトを常に点灯する必要はないように思いがちだが、トンネルは突然現れるため常にセットはしておきたい。
ちなみに前方ライトの明るさは、通常の市街地走行では400ルーメン(明るさを示す単位)もあれば夜間も十分といわれているため、今回はCATEYEのVOLT400というライトを準備した。USBでバッテリーチャージできて十分な明るさを発揮する優れものだ。もしも夜間走行もそこそこ行う予定だったり明るさに不安があるようであれば、800ルーメン程度のものを用意するとさらに安心感が増す。VOLTシリーズのようにUSBによる充電式のモデルも多いので使いやすいものを必ず1つは用意しておくことをオススメする。
CATEYE VOLT400製品紹介
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カーブが続く山間部の下り坂には特に注意
県道21号線をしばし走行していき登り坂が終わった頃から始まる下りには十分に注意が必要だ。下り坂では、軽快な気持ちよさも手伝いついついスピードが出過ぎてしまう傾向があるとは思うが、事故のリスクヘッジのためにそこは意識的にスピードを抑えたい。
走行当日、天候には恵まれており全体的に路面はドライだった。しかしこんな晴れた日にも、例えばカーブを曲がっている最中に突然山側から舗装路に水が滲み出ているところに多々遭遇する。片側一車線でかつそこそこ狭い県道の山道では、もし運転に余裕のない速いスピードのまま坂を下っていると、危険を感じた瞬間にブレーキをかけたところで、うまく減速できない可能性も高い。山間部とはいえそこそこ交通量が多いルートのため、万が一転倒するようなことがあれば、特に対向車のことを考えると命の危険が伴う。雨天時はもちろんだが、晴れた日に突然現れる水に濡れた路面は危険だ。特に下り坂においてはこの点に十分に注意し、できる限りスピードを抑えてのんびりと安全に走行することをオススメする。せっかくの自転車旅、ちょっと急いでしまったばかりに後悔のしようがない事故だけは避けたい。