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12番札所焼山寺までは、自転車を折りたたんだ輪行状態で公共交通機関を利用する方法と、思い切って自転車でトライするふたつのアプローチ方法がある。この記事では、自転車による山越えに挑戦した場合について触れる。

 

走行データその3 鴨島駅近くの宿~12番札所焼山寺

区間距離:28.98km

実質所要時間:202min

平均走行スピード:9.0km/h

獲得標高:1030m

 

この旅で初めての厳しい登り坂

ミニベロ遍路の2日目の2020年9月29日は、仲間の一人が電車とバスを乗り継ぎ12番札所焼山寺まで輪行で進むルートを担当し、もう一人である私が急勾配の山道をミニベロで登るルートに挑戦することとなった。焼山寺は、標高約800mに位置する。四国八十八ヶ所霊場の中で2番目に高い位置に佇むお寺である。ちなみに麓から徒歩でアプローチする場合の所要時間は、片道おおよそ5時間から6時間を見込む。

鴨島駅近くの宿からスタートし、県道242号と県道43号を走っていく。登り坂は大きくわけてみっつあり、後のふたつが一番厳しいライダー泣かせの難所となる。要するに、みっつの山越えと考えるのがわかりやすいルートだ。

登り始めに道端の仏様から力を貸りる

まずはひとつめの山にアタック。前日の夜と当日の朝に激しい雨が降っていたため、道路は濡れていて葉っぱや枝が散乱している。自転車走行では葉っぱや枝にふんで滑らないように十分に注意をしておいた方が良い。この日は晴れ間がみえて、山へのアプローチ前には鳥のさえずりが聞こえ、道中は気持ちのいい静寂に包まれていた。気持ちの良い風を感じながら進み、いよいよ山越えのスタート地点が迫ってきた。ペダルをこぎ、車体を前に進めると、想像していたよりも厳しさが控えめで、ゴールの焼山寺までずっとこのような登りであれば昼前には到着できそうだ、などと思いながら、その先の厳しい山道を想像できていなかった私はミニベロのペダルを元気よくこいだ。

道幅は狭いが、車はほぼ通らない道のため、余裕をもって走ることができる。しばし山道を登っていくと、ちらほら漂う雲(霧)の高さを越えた。町が眼下に広がる。良い見晴らしの景色を楽しみながら、このように一日を始めるのはとても健康的だな、などと考えながら、まだまだ余裕のある私は先に進んだ。約1時間後、標高300m程度までかけあがる最初の連続する登りを終え、その後緩やかな下りを楽しんだ。下りの途中に再認識した。当たり前だが、下りがあるということは、このあとまた登りがある!

気分の良い下り坂を終えてから、ふたつめの山へのアタックが始まる。そこから距離6kmの厳しい登り坂を登り続け、1時間後に標高448mに位置する頂上へと到着した。この区間は、急勾配のため自転車をこぐことはとても困難で、ほとんどの区間を荷物を積んだ自転車を押して登った。頂上までの登りがあまりにもきつかったため、一旦休憩を取ることにした。しかしこの道の途中にはトイレがない、そしてお店もない。自動販売機も少ないので水分補給に関しては前もって水を持参するなど、登る前からの注意が必要だ。いずれにしても、先の状況がわからない自転車の旅では、たっぷりの水分とお腹がへった時にエナジーチャージするためのおやつも持っていた方が良い。

ふたつめの山の頂上付近でしばし体を休ませたのち、しばらくの下りを楽しんだ。そしてここから最後の山越えだ。近くを川が流れていて自然豊かな登り道、でも、もう一息であることはわかっていながらもやっぱり次第に息があがってくる。標高202m、3.8kmの距離を約30分でなんとかコンプリートし、ようやく12番札所に到着できた。お寺に到着する直前の約1kmは下り道で、直前は苦労少なく気持ちよくお寺に滑り込むことができた。

 

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