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68番札所「神恵院」と69番札所「観音寺」がある香川県観音寺市の市街地に昭和26年創業の老舗「中華そば 源平」があります。
一品勝負の潔さと初めてでも懐かしさを感じる雰囲気が、地元の人に愛されている理由なんでしょう。

 

「銭形砂絵」が有名な観音寺市

68番札所「神恵院」69番札所「観音寺」は、香川県観音寺市にあります。
市名の「観音寺」は、もちろん69番札所「観音寺」が名前の由来で、昔から遍路と縁が深い地域です。

札所は市街地エリアにあり、歩き遍路さんもよく通る市街地の遍路道を歩いていると、「三架橋」という交差点におもしろいオブジェを発見しました。

江戸時代に流通した古銭「寛永通宝」をかたどった石のオブジェです。

68番札所と69番札所からほど近い砂浜の海岸に、江戸時代に作られ、今なお修復しながら保存されている寛永通宝の巨大砂絵「銭形砂絵」があり、観音寺市の名所になっています。
※「銭形砂絵」に関しては、以下リンクの記事で詳しくご紹介しています。

観音寺市といえば「銭形砂絵(寛永通宝)」と「銭形くん」【琴弾(ことひき)公園】

このオブジェがある三架橋交差点で、注目していただきたいのは道を挟んで向かい側のお店なのです。

いかにも老舗な雰囲気がにじみ出ている「中華そば 源平」です。

「中華そば 源平」は、昭和26年創業、60年以上観音寺市で営業を続ける老舗中華そば店です。

 

中華そば一品勝負の潔さ

外観の老舗感に期待に胸をふくらませてお店に入るやいなや、店員さんからいきなり「いくつにしますか?」と聞かれました。
初来店の僕は当然のことながら「???」となりましたが、店を少し見まわして合点承知がいきました。

厨房の上に掲示されているメニューは「中華そば」「寿し」「飲み物」だけ。

「中華そば 源平」のメニューは、基本は中華そばのみの一品勝負。
ラーメン屋によくある「チャーシュー麺」とか「トッピング」とか「大盛」とかのオプションメニューもいっさいありません。
もうひとつの食事メニューの「寿し」も、同じ観音寺市内の「大喜多うどん店」も同じスタイルだったセルフ方式なので、入店したら中華そばを頼むしか選択肢がなく、店員さんが何杯頼むのかの数だけ確認するのです。
※「大喜多うどん店」に関しては、以下リンクの記事もぜひご覧ください。

あつあつ出汁にしょうがの香りがたちのぼり天ぷらの衣にしみればたまらん【大喜多うどん店[観音寺市]】

ガラス製のケースに巻き寿司やいなり寿司が並んでいるのは、うどん屋とも共通のスタイルです。

シンプルなかんぴょう巻きといなり寿司の盛り合わせを自分でとって、中華そばの到着を待ちます。

メニューがシンプルだからか、それほど待つこともなく、中華そばの到着です。

 

豚骨醤油スープのどこか懐かしい中華そば

到着した中華そばはこのような感じ。

中華そば」と呼ぶにふさわしい雷文柄の丼とシンプルな具材。

「中華そば」と言われて思い浮かべるのはずばりこんな感じというわかりやすい見た目の中華そばが到着しました。

スープをれんげで一口すすってみると、表面に浮いている脂の風味と、豚骨醤油ベースのスープのまったりとした甘みと塩分が口の中に広がります。
麺も一緒に口に運ぶと、中太のもっちりした食感とたまご感が強いしっかりした麺の味がスープととてもよく合います。
チャーシューはしっかり噛み応えがあって、塩分強めのスープにマッチしますし、めんまやかまぼこも脇役で邪魔はしなけれど欠かせない感があって、初めてでも懐かしく感じてしまうような中華そばです。

昭和26年創業とのことで、戦後間もない時期に香川県でこの中華そばが食べられたことは、その時代ではある意味先端を行っていたような気がします。
それが60年以上経った今でも受け継がれて、懐かしさも感じつつ、ある意味新しさも感じました。

 

地元の人に長い間愛されてきたことをダイレクトに感じることができる中華そば。
ローカルフードに出会える楽しみ喜びも四国遍路の魅力のひとつです。

 

店名:  中華そば 源平
営業時間: 11:00~21:00
定休日: 木曜
住所: 香川県観音寺市観音寺町2993
電話: 0875-25-3431

 

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佐藤 崇裕

四国遍路情報サイト「四国遍路」を運営する株式会社四国遍路(https://shikokuhenro.co.jp/)の代表取締役。四国遍路の文化をより良い形で引き継いでいくために、四国遍路に新しい付加価値を生み出すべく日々奮闘中。