【道の駅あぐり窪川】四万十町の食材を使った特産品が豊富にそろう立ち寄りスポット

高知県四万十町の「道の駅あぐり窪川」では、地元特産グルメが楽しめるほか、世界的に有名なフィギュア制作会社「海洋堂」のサテライトコーナーがあり、休憩にも観光的にも充実した施設になっています。

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四万十町のお遍路さん休憩好適スポット

36番札所青龍寺から37番札所岩本寺に向かう遍路道沿いにあって、岩本寺まであと4km程度という場所に「道の駅あぐり窪川」があります。

道の駅あぐり窪川

平屋の施設が集積した広い道の駅。

お遍路をする人にとって、四国の各地にある道の駅は、トイレあり飲食あり休憩所ありのありがたい施設。この「あぐり窪川」は遍路道沿いに位置するということもあり、お遍路さんの立ち寄りも多い場所です。

 

異国感を感じる高知の特産品

さっそく入って特産品コーナーおよび産直コーナーを覗くと、見慣れない野菜や米が目に入って来ます。同じ四国(香川県)に住んでいても食材の珍しさが目につくので、四国外から来た人にとっては異国感さえ感じられるのではないでしょうか。

眺めているだけでも面白いですし、料理する人なら、これらの食材のいろいろな調理を試してみたくなるだろうと思います。

道の駅あぐり窪川 農産物

めちゃくちゃ大きい「鬼柚子」。グレープフルーツよりも大きいものもありました。

道の駅あぐり窪川 仁井田米

仁井田米は特別な香りがする米(香り米)で、普通の米に1割ほど混ぜるととても香ばしいご飯が炊き上がります。

 

道の駅の加工施設で作られるご当地グルメ

物産館内を見回していると、ひっきりになしに注文されている豚まんが目に入りました。どうやらこの「あぐり窪川」の目玉グルメのようです。

この豚まん、道の駅に隣接する食品加工施設で作られているもので、豚の他にも四万十町産の野菜が使われているそうです。地元の食材が生かされていることと、加工施設から作りたてのほやほやが提供されるのも人気の秘密なのでしょう。

道の駅あぐり窪川 豚まん

四万十町はうなぎのイメージでしたが、ポークも有名なのですね。

また、こちらの加工施設では乳製品も作られていて、アイス系も充実。

訪れたのは10月後半でしたので、秋季限定の栗のソフトクリームがありました。ソフトクリーム以外にも地元食材を使ったいろいろなアイスがあり、食べ比べてみたくなります。

道の駅あぐり窪川 栗ソフト看板

高知は栗も特産品です。

道の駅あぐり窪川 四万十栗ソフトクリーム

せっかくなので、栗のソフトクリームを注文!

 

海洋堂ホビー館四万十のサテライトコーナー

どの道の駅にもチラシなどが置かれた情報コーナーがありますが、「あぐり窪川」は特にそれらが充実している印象を受けます。最近のチラシやパンフレットはデザイン的に工夫が凝らされていて、みているだけでも楽しいですし、次の行き先などの参考にもなります。

そしてその情報コーナーの壁側にあったのが、こちらの「海洋堂ホビー館四万十サテライトコーナー」。

道の駅あぐり窪川 海洋堂ホビー館サテライト

シルエットだけでも何かわかる有名キャラが並んでいます。

海洋堂は知る人ぞ知る世界的に有名なフィギュアの製作会社で、本社は大阪にありますが、創業者が高知出身という縁から四万十町の山の方に『海洋堂ホビー館四万十』が作られました(2011年)。

海洋堂ホームページ https://kaiyodo.co.jp

ホビー館にはかなり充実したコレクションがあることと、廃校を利用した展示がユニークだとの噂を聞いていたので個人的に興味がありましたが、遍路道から離れているため、あえて行く計画は立てませんでした。

でも、この道の駅でその一部を見ることができて、少し得した気分になりました。

道の駅あぐり窪川 海洋堂ホビー館サテライト フィギュア

「我が人生、一点の悔いなし!」のあの人です。奥にいる主人公の影が薄くみえてしまう・・・

 

 

ご当地グルメもマニアックな趣味も満足させられた「道の駅あぐり窪川」。窪川町の市街地にも近く、地元の生産者たちと四万十町観光とを結ぶ、地域の拠点になっています。四万十町観光にもお遍路の休憩にも、どちらにもお得な施設です。

 

施設名:  道の駅 あぐり窪川
営業時間: 8:00~18:00
定休日: 奇数月第3水曜日(3月のみ末日)
住所: 高知県高岡郡四万十町平串284番地1
電話: 0880-22-8848
施設HP: http://www.aguri-kubokawa.co.jp/

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この記事を書いた人

札幌で生まれ育ち、東京にて都市計画コンサルタントに従事。結婚を機に香川に移住し、地方自治体勤務などを経て現在に至る。お遍路文化を通じた新しい四国の楽しみ方を模索しています。日本酒とワインが好き。