1番札所霊山寺から2番札所極楽寺へは約1.4kmと目と鼻の先です。通常だと県道12号線を一直線に向かう人がほとんどですが、遍路地図にも案内されていない旧遍路道がオススメです…が、私が道間違いをした経験をご紹介します。
2番札所への通常ルートはあっという間
1番札所霊山寺では、納経の仕方がよくわからない、遍路用品を揃えるのになにかとバタバタ、などなど、さっそく想定外の出来事に混乱したことと思います。
私も初めての納経はドキドキしましたし、恥ずかしさを感じることもありました。
でも、初めてのお遍路さんはみんなそんなものです。
こんなものだと思い、少しずつ慣れていきましょう。
そんなお遍路さんのためか、序盤の10番札所切幡寺までは、札所間の距離が短く、歩きでの難所も無く、札所を短期間でたくさん経験させていただけます。
ということで、2番札所極楽寺までもあっという間の距離。
しかも、通常多くの方が歩行するのは、県道12号線をまっすぐの迷うこともない道。
2番札所へも実は旧遍路道が存在
遍路地図でも案内がないのですが、1番札所「霊山寺」から2番札所「極楽寺」へは旧街道の旧遍路道もあります。
霊山寺の境内に手作り道案内板があり、私はこれでその道の存在を知り、こちらの道を進むことにしました。
こちらの道は、旧街道だけあって、昔ながらの商店がぽつりぽつりとあったり、地元の人が生活道路として使っているので、県道を行くよりも遍路情緒を感じることができるオススメの道です。
極楽寺への道で、見逃してはならないのが、以下写真の石柱とお地蔵さん。
これは、県道12号の通常ルートを進むと見ることなく通過してしまいますので、これを見てくぐることも旧遍路道を進むオススメポイントです。
初心者の私は、道標がなかったので、なんとこれをそのまま道なりに通過してしまい、以下のような間違ったルートを進んでしまいました…
しばらく進んだところで、3番札所「金泉寺」への道標を発見し、「まだ2番札所を打っていないけど?」となり、道を間違ったことに気が付き、極楽寺に向けて引き返すことに。
歩き初めのうちは、道標の見方や方向感覚もつかめていないと思いますので、地図を慎重に見ながら進むことをオススメします。
そして、なるべく旧遍路道を通って、史跡や地元の人に触れることも遍路の醍醐味ですので、遍路道の選択や情報収集も楽しみながら進んでいただければと思います。