【ミニベロ遍路走行データその9】22番札所平等寺〜生見まで

体力的にも精神的にも注意が必要な前半の山道区間と快適な海岸線沿いの後半。徳島県から高知県へまたぐ走行では、山と海の明確なコントラストがある。グリーンラインの存在で道から感じるお遍路文化。

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走行データその9 22番札所平等寺~生見

区間距離:60.91km

実質所要時間:288min

平均走行スピード:12.4km/h

獲得標高:541m

 

コース全体の印象と2区間に分けた印象・情報    (22番札所平等寺〜生見)

前半は車幅が狭く、歩道もない為、追い抜く車と接触しないようにハンドルを強く握り走行に注意が必要。牟岐駅までは山間部を抜けることが目的となるため景色を楽しむというよりは、事故なく走行することに注意を払う区間。22番札所平等寺~牟岐駅までは車での移動が最も快適と感じた。
その後、内妻海岸から海岸線の景色が出ると、自転車遍路の気持ちよさが一気に増した。車道と歩道も広さが確保されやすく、車通りも少なくなった為、安全への意識から景色に意識が移った。この区間は自転車遍路としてオススメ度◎

(1)22番札所 平等寺〜 牟岐駅   

平等寺から美波町までは緩やかな登りが続き、シートに座ってこぐことができる程度の傾斜。55号線の道はアップダウンがあり、登った分の下りが続くが車幅が狭く追い越し車の圧力を感じる。車道が狭い為、歩道がある区間はなるべく歩道で安全を担保しながら通過するなど、追い越し車の圧力をいかに回避するかに神経を使う。基本的に山道を走行しているような道のりで、接近する車との距離を感じながら走行していく。道の駅日和佐以降牟岐駅までの区間はお店などはほぼないため、道の駅で十分な食料と水分を準備するのが最適。

(2) 牟岐駅〜生見     

内妻海岸以降はとても気持ちの良い海岸線沿い。人も少なく自転車で通過しやす車幅と歩道で◎。視界に飛び込んでくる海の景色に疲れも癒される。お店も所々あり、水分・食料調達もしやすい区間に入る。

 

自転車遍路としての難易度

平等寺〜牟岐駅 : "中級者向け" 車幅の狭さとアップダウンの繰り返しで安定して走行する技術が必要 

牟岐駅〜生見     :  "初心者向け" そして自転車遍路としてもオススメのルート

自転車遍路 平等寺〜牟岐駅

この区間の前半は車との距離が近いアップダウン

自転車遍路 平等寺〜牟岐駅グリーンライン

"グリーンライン"という緑の線があり、「お遍路さんが通る道として配慮しましょう」という意味だが、場所によっては幅がかなり狭くトラックの風圧に注意

 

自転車ならではで楽しめるエリア・立ち寄りスポット・魅力ポイント

・道の駅日和佐にて、半個室型の休憩ベンチ+テーブルがあり、自転車も格納しやすい。足湯もあり(2020年10月現在はコロナ で休止)。食料の買い足しとご当地の食べ物補給など、その後のお店が激減エリアであるため貴重な補給スポット

・ヘンロ小屋第一号 香峰 での休憩 + 歩き遍路さんとのおしゃべり

・ヘンロ小屋隣のお弁当屋"ほっかほか亭"でエネルギーチャージ

・海の駅東洋町で海水浴とサンセットタイム

・徳島と高知の県境にある漁師町の風景

自転車遍路 徳島〜高知県境の漁師町

海沿いの漁師町の風情

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この記事を書いた人

訪日外国人観光客向けにユニークな日本文化体験を提供する株式会社TABIKYO JAPAN(https://www.tabikyo-japan.com/)のサービスマネージャー。北海道出身で、世界50ヶ国以上を旅し、カナダ・イエローナイフの犬ぞりとオーロラ鑑賞や、富士山の登山などプロのアウトドアガイドとして13,000人以上を案内した実績があり、お客様と寄り添うガイディングで「一生に一度」のシチュエーションをナビゲートしている。