83番札所「一宮寺」の隣の讃岐一宮「田村神社」では、日曜限定で社務所がうどん屋に変身します。
他のうどん屋では味わえない讃岐の家庭の日常を感じることができる、ある意味レアな体験ができるスポットでもあります。

讃岐國一宮「田村神社」

83番札所「一宮寺」の隣には讃岐國一宮「田村神社」があります。
一宮とはその地域で最も社格が高い神社で、ここ田村神社もその社格を一目で感じる立派さです。

威厳ある社殿が社格を物語ります。

威厳ある社殿が社格を物語ります。

田村神社がある地域一帯は昔から湧水地として知られていて、水の神様を信仰することが基盤になっている神社だそうです。

一宮寺は江戸時代以前は田村神社の別当寺の役割を果たしていました。
その由縁もあって、一宮寺に参拝するお遍路さんがお隣の田村神社にも立ち寄ることも多いです。

 

日曜限定で社務所がうどん屋に変身

田村神社では毎週日曜日に朝から日曜市が開催されていて、市の目玉は「日曜市うどん」です。
普段は社務所として使われている建物が、この日だけはうどん屋に変身します。

神社の境内の社務所がうどん屋になります。

神社の境内の社務所がうどん屋になります。

お店は地元のおじいちゃん・おばあちゃんで運営されていて地域のバザーのような雰囲気。ちょうどお遍路さんもうどんを食べていました。

お店は地元のおじいちゃん・おばあちゃんで運営されていて地域のバザーのような雰囲気。ちょうどお遍路さんもうどんを食べていました。

このお店の発注システムは、入口でまずうどん1杯分150円の食券を購入します。
メニューは「うどん 150円」の1種類です。
他のうどん屋には「かけ」「ざる」「釜揚げ」などのバリエーションがありますし、小中大などのサイズ選択がありますが、そんなややこしいものは一切排除した究極のシンプルメニュー。
ちなみにうどん以外に「そば」が存在することはありますが、食券購入時は気にせず「ひとつください」と言えばそれで注文は完了します。

食券を買った後、天ぷらやお寿司、だし巻などのサイドメニューは別会計で支払ってセルフサービスで持っていきます。

食券を買った後、天ぷらやお寿司、だし巻などのサイドメニューは別会計で支払ってセルフサービスで持っていきます。

食券を買ったら、うどんを温める釜と出汁の鍋から湯気が立ち上る調理エリアにいって、食券を渡してうどんを受け取ります。

すでにゆであがっているうどんを温めて、アツアツの出汁をかけてくれます。

すでにゆであがっているうどんを温めて、アツアツの出汁をかけてくれます。

そして、完成したうどんがこんな感じ。

小さめのどんぶりから溢れんばかりのうどんにネギがのっただけの究極シンプルかけうどん。

小さめのどんぶりから溢れんばかりのうどんにネギがのっただけの究極シンプルかけうどん。

天ぷらはキッチンペーパーにのせて提供されるところがなかなか乙。種類は豊富で、僕のチョイスは春菊とじゃがいも。

天ぷらはキッチンペーパーにのせて提供されるところがなかなか乙。種類は豊富で、僕のチョイスは春菊とじゃがいも。

うどん玉は、近くのうどん屋からゆでたものがセイロで運ばれていているようです。
おもしろいのがひとつのうどん屋からの提供ではなく、複数のうどん屋からうどん玉が運ばれてきていること。
訪れる日や時間によって違ううどんが食べられるお店はなかなかありません。

うどんはゆでたてというわけではないので、それほど質が高くはないのですが、ゆでうどんに地元の人手づくりの出汁をかけるスタイルは、まさしく讃岐の家庭でうどんを食べる方式で、香川県出身の僕にとっては家庭の日常を味わっている気分になりました。
県外から来られた方も、他のうどん屋にはないアットホームな雰囲気と味を感じると思いますので、ある意味レアな体験になるはずです。

83番札所「一宮寺」に運よく日曜日に訪れた際には、ぜひお隣の田村神社に立ち寄って、日曜市うどんを体験してみてほしいと思います。

おまけ情報で、サイズ選択はできないとお伝えしましたが、他のうどん屋のように「大」「二玉」というように増量注文をすると、以下の写真のようになります。

他のお店はひとつのどんぶりに二玉入りますが、ここではどんぶりふたつの二人前になります。価格も2倍の300円。

他のお店はひとつのどんぶりに二玉入りますが、ここではどんぶりふたつの二人前になります。価格も2倍の300円。

写真の男性は、本サイトで記事を書いてくれている自転車屋の馬渕慎平さん。
サイクリング&お遍路体験のイベントの際に一緒にお店を訪れました。
イベントの様子に関しては、以下リンクの記事もぜひご覧ください。

「サイクリング×お遍路体験」イベント開催報告【2016年3月27日(日):83番札所「一宮寺」】

 

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佐藤 崇裕

四国遍路情報サイト「四国遍路」を運営する株式会社四国遍路(http://shikokuhenro.co.jp/)の代表取締役。四国遍路の文化をより良い形で引き継いでいくために、四国遍路に新しい付加価値を生み出すべく日々奮闘中。