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室戸でジオパークについての説明と立ち寄ったユネスコ世界ジオパークセンターの情報。ジオ目線での旅の楽しみ方と地形によって形成される生活洋式のあり方。地球からのメッセージととらえる楽しみ方。

 

ジオパークについて

地形から見る室戸半島は独特で個性に溢れている。ユネスコ世界ジオパークとして認定を受けている室戸半島。
ジオ(GEO)は地球や大地を意味する言葉。ジオパークとは「ダイナミックな地球の活動がよくわかる地質や景観が大切に守られ、教育や持続可能な開発に活用されている地域のこと」としている。ここにはジオパークセンターがあり、世界に誇れる地形・地質を有しているというお墨付きがある。
ちなみに日本全国でジオパーク登録がされているのは44ヶ所。そのうちユネスコ世界ジオパークとして登録の承認を得ているのは日本で9ヶ所のみ。4年に一度、再認定審査があり、その審査が通ったところだけが引き続きジオパークとして名乗ることが許されるシステムになっており、室戸半島は世界的に見ても価値が認められた土地である。

室戸岬周辺は世界に認められたジオパーク

 

隆起し続ける大地!「山・人の生活圏・海」の層が明確な 室戸半島

室戸岬周辺の地形で驚いたのは、「山・人の生活圏・海」この3層がものすごく近距離でダイナミックに分かれていること。一段一段の間隔が狭い3段の階段のようなシルエットとなっており、その真ん中の平坦で限られた狭い部分に人の営みがある。
この土地の大きな特徴は隆起し続ける大地。室戸岬のすぐ南にあるフィリピン海プレートが途方もない年月をかけてグググッと大地を押し上げてできた地層。温暖化などの影響で海面が押し上げられ将来無くなってしまう国があるともいわれているが、ここでは大地が隆起し面積が増えていく傾向にある。
海沿いを自転車で走っていても案外海水浴をしている人は少ない。遠浅の海が少なく、海の深度が突然深くなっている地形となっており、引き潮の力が強いため案外海水浴を楽しめるところは少ないらしい。地元の子供は親から海は怖いものと教えられた話も聞いた。

自然が作り出したデザインの道を歩く

壁のように接近した山と人の生活圏、そして海の近さがその土地の生き方を左右することもある

 

地球からのメッセージととらえる楽しみ方

うねうねした岩盤の地層が剥き出しになり、海中で冷え固まったマグマの地層を観察できるのも楽しみの一つとなっている。予備知識がなくとも一種の地球が作ったデザインと捉えるもの良い。またジオパークで地形の成り立ちを勉強してから高知の生活の知恵に触れるのも一つの楽しみ方にもなる。
特に自転車旅はアウトドア環境。少し高台にあるお寺に寄った際に開けた景色から見える地形は、四国の真ん中の山脈・中央構造体で隔てられた独立した文化圏の特殊性を意識させてもらえる。

地形一つでそこでの産業や生活様式への影響は大きい。インターネットが普及し世界が狭くなったといわれる今日。それでも土地土地の文化はおかれた自然環境と直面する自然災害といかに向き合うかで育まれていくもの。そんな独自性を持った高知の文化に影響を与えているジオ(GEO)という切り口で観察するのも一つの楽しみ方ではないだろうか。

 

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羽田明史

株式会社TABIKYO JAPAN所属。世界50ヶ国の旅と各国の生活圏に入り込んだ体験をベースにお客様と寄り添うガイディングを行うプロガイド。国内・海外でこれまで13,000人以上のお客様へのガイド実績がある。