ミニベロ遍路出発前日、翌日の走行開始に備えてルート案を作成するなどの準備を行った。今回はサイクルコンピューターGARMINを補助機器として使用するため、Garmin Connectでルートマップを作成し、端末に保存する。
走行するルート案の確認とナビ機器の設定作業
出発前日の夕食を宿でいただいたあと、外に出て夜空を見上げ、一息ついた。そして、明日の大切な準備へとかかる。
四国入りする前のGoogle mapによる事前の距離計算で、初日の走行は1番札所霊山寺から11番札所藤井寺までとする計画を立てていた。この計画を元に、パソコン上でさらに具体的な走行ルート案の作成を行う。
今回使用するサイクルコンピューターGARMIN Edge 830は、この端末だけでも現在地の地図や方位は示してくれるが、さらにGarmin Connectという独自サイトで、自身が希望するルートを作成・設定することができる。パソコン上で出発地点や中継地点、ゴールを入力すると自動的にルートを設定してくれるため、走行予定のルートを俯瞰でイメージすることができる。マニュアルでさらに細かく設定することも可能な便利機能が付いているため、もし予算に少し余裕があればぜひ購入して自転車旅のお供に使用してみてはいかがだろうか。設定したルートの勾配なども目で確認した上で、自転車のハンドルへ取り付けるGARMIN本体の端末へとデータを送信。走行中にもタッチパネルで操作が可能で、大きな助けとなってくれそうだ。
これで、走行初日の準備がすべて完了した。今回の出発は9月下旬、初秋の気持ちの良い風も手伝って今日はぐっすり眠れそう。
ルート案決定時の注意点
出発地点と経由地点およびゴール地点を設定すると自動的に走行ルートを設定してくれるが、注意しておいたほうがよい点がひとつある。
自動設定のルートは、最短距離のルートや幹線道路などの大きな道を優先的に表示するため、車の通りが多い大通りなどを外してのんびりと旅を楽しみたい場合には、一手間かかるものの、ルートを設定する際にGoogleストリートビューなどで実際の道筋をチェックしながら、いわゆるお遍路道をなぞって設定するのも一案だ。むしろその方が、田圃道や農道など静かで昔ながらの雰囲気を楽しむことのできるルートをたどり、長い歴史と文化をもつ四国遍路の真髄によりいっそう迫ることが可能かもしれない。