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愛媛県西予市から山を越えて大洲市に入ったところの休憩所にて、”歩きお遍路さん”との出会いがあった。自転車による巡礼とは異なる歩きお遍路の世界は一体どんなものなのだろう。せっかくなので、お話を聞いてみた。

ミニベロ遍路 大洲のお遍路さん

道中に出会った歩きお遍路さん。その後SNSでフォローし合い、互いの巡礼を応援することになった。

 

歩きお遍路さんとその話

西予市から山を越え大洲市に入ったところ、下り道を自転車で走っていると、”札掛ポケットパーク”という休憩所をみつけ、いったん休息を取ることにした。道の駅で買った美味しいみかんを食べていると、歩きお遍路さんに声をかけられた。前日に私が自転車で走っている姿を見たとのことだった。徒歩での遍路巡礼なのに、私と同じペースで進んでいる。歩く速度が随分早いことに驚いた。

お遍路のこと、なぜお遍路をやっているのか(*本当はこの質問を他のお遍路さんには聞くことは一種のタブーと教えていただいた)、道中での面白い出来事などなど、色々と互いにお話をした。最初は立って話していたが話が盛り上がり、お接待でいただいたみかんをわけてくださり、しばしの間座って話し込んだ。
四国のお遍路文化の特徴であるお接待、特に歩きお遍路さんたちはいろいろな場所でお接待を受ける機会が多いようだ。自転車でも時々その温かくありがたい機会に遭遇するが、やはり歩きの方がふれあいが多いのは確かなようだ。2020年はコロナ禍によって、お接待の文化にも影響があるようで、少し控えめになっているようだが、それでも、飲み物、食べ物、時にはお金をいただくことがあったり、ごくまれだが自宅に招いてくれることまであると聞いた。外からはるばる遍路道を歩きにやってくる人を温かく受け入れてくれる文化が四国に根づいていることを再認識させられた。

道の駅やコンビニの近くでテントをたてたり、お遍路小屋で野宿をしている歩きお遍路さんは多い。こちらの歩きお遍路さんも、ほとんど野宿をしながらまわっていると教えてくれた。台風の間は3日間ぐらい道の駅の近くの橋の下で台風が過ぎるのを待っていたという。たまに5日間ぐらいお風呂やシャワーに入らないときもあると聞いた。

二人でみかんを食べながらお遍路について話した時間は、遍路巡礼を行う中で貴重で素敵な出会いとなった。みかんを食べ終わった頃、近くでピクニックをしてた4-5人の地元のおばちゃん達のグループが走って近寄ってきてくれて、またみかんと小さなおやつをお接待してくださった。歩き遍路は苦労するときもあるが、自転車遍路と同じく地元の人からお接待で先へ進むための力をもらうこともあるのだ、結局そこに変わりはないと感じた。最後にSNSをフォローし合い、それを通じてお互いの旅を応援することになった。このように、道中で他のお遍路さんとじっくり話す時間を大切にすることも、旅の醍醐味のひとつだと思う。

 

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