【1番札所霊山寺】1番札所奥の駐車場で見つけた絶景

徳島県にある霊山寺は四国八十八ヶ所霊場巡礼の1番札所として有名で、ここから四国遍路を始める人は多いと思います。参拝者の多い霊山寺にあって、人に知られていない隠れた絶景(?)を発見しました。

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1番札所「霊山寺」の隠れ見どころスポット

四国八十八ヶ所霊場巡礼は、本来、参拝する順番や出発の寺に決まりはありません。どの寺から始めても、札番を飛び飛びで巡っても、それは巡礼する人の自由です。ですが、お寺(札所)に番号がついている以上、1番札所から始めたくなるのが人の心理かもしれません。

ということで、多くのお遍路さんが出発地に選ぶ「1番札所霊山寺(りょうぜんじ)」。有名かつ多くの参拝者が訪れる寺ですが、実はほとんどの人が知らないのではないかと思われる、とある絶景ポイントを見つけました。

霊山寺 多宝塔

霊山寺の多宝塔と桜。

 

駐車場脇の錦鯉に心を奪われる

霊山寺を訪れたのは新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言が発表される直前の2020年の春。参拝後、花も緑もきれいな季節ということで散歩がてら周辺を歩いていると、駐車場の少し奥に錦鯉の池があるのを見つけました。

霊山寺駐車場 錦鯉池

餌がもらえると思うのか、わらわらと寄ってくる錦鯉たち。

霊山寺境内には錦鯉が泳ぐ池があるのですが、駐車場側にもあるとは知りませんでした。なかなか参拝者の目を楽しませてくれる演出です。内と外で、時折鯉を入れ替えたりするのでしょうか?

この池は霊山寺山門脇(巡礼用品店手前)の駐車場からは少し見えにくい場所にあるので、見つけてラッキーという気持ちでした。

 

霊山寺の奥にある大規模駐車場で見た光景

しばし錦鯉を眺めた後、霊山寺を後にしようとしたのですが、さらに奥の方に見える広場?が気になりました。天気も良かったので、引き続きお散歩気分で広場の方に向かってみます。

すると見えてきたのはこの景色。

霊山寺 奥駐車場 日本庭園遠景

ここは・・・何かしら???

目の前に現れたのは、大型バスが何台も停められるような巨大駐車場。そしてその奥のスペースには、白い砂が敷き詰められた白州と朱色の反り橋。ちょうど木々の間に借景のようになっているのは、阿波国一宮「大麻比古神社」の奥宮がある大麻山です。

霊山寺 奥駐車場 日本庭園近景

これは・・・なかなかの絶景なのではないでしょうか? 

霊山寺は道路からはいってすぐの場所に適度な駐車場があるので、車やバスの参拝者はそこに停めてお寺へと向かいます。この庭?のある駐車場は、道路側からかなり奥の場所にあって、混雑時や臨時の場合以外はあまり人が立ち入らない場所なのだと思われます。カメラに映らないよう配慮しましたが、周辺に資材が置かれていたりなど、撮影当日の整備状況はわりとラフなものだったことも合わせてお伝えしておきます。

ですが、これだけ綺麗に作られた庭です。作庭した当時の意図を考えると、参拝者にこの景色を楽しんでもらおうとするお寺側の気持ちを感じとることができます。

 

Instagramで四国遍路界隈の写真を発信中

実はこの駐車場の景色、とくに記事にする予定ではなかったのですが、Instagramやtwitterに載せたところ、「霊山寺に参拝したことあるけど知らなかった」との意見が散見されたので、なかなかレアな内容だったと気づき、記事にまとめた次第です。

四国遍路情報サイト「四国遍路」のInstagramでは、四国遍路界隈で出会った景色やできごと、小さな発見などを掲載しています。ぜひ、こちらの方もご覧いただけたらと思います。

四国遍路情報サイト「四国遍路」Instagram

 

意外に知られていない霊山寺奥側の素敵な風景。撮影した日は天気も良く、のびのびとした大らかさがあってたいへん気持ちの良い場所でした。霊山寺お参りの際は、ちょっと奥まで足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。

 

【「霊山寺奥駐車場 日本庭園」 地図】

四国遍路巡礼に
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この記事を書いた人

札幌で生まれ育ち、東京にて都市計画コンサルタントに従事。結婚を機に香川に移住し、地方自治体勤務などを経て現在に至る。お遍路文化を通じた新しい四国の楽しみ方を模索しています。日本酒とワインが好き。