【高知県安芸市の食文化】全国生産量1位の高知ナスを「焼きナスアイス」で食す

高知県の意外なローカルフード食材「ナス」は、全国生産量1位を誇る。高知県の中でも安芸市の生産量が多く、安芸市内でこれまた意外な調理方法「アイスクリーム」で味わった。

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高知県とナス

高知県の食といえばカツオや日本酒、というのが世間一般的なイメージかと思う。しかし、実は「ナス」もその伏線として高知県の食文化とはきってもきれない存在ということを学んだ。
高知県のナス生産量は、日本全国でナンバーワン。安芸市内を自転車で周っていると、大きなビニールハウスを何度も目にする。地元の人に尋ねてみると、それらのハウスはナス栽培のものだと教えてくれた。温暖な気候の高知県でビニールハウスでナス栽培を行うことによりほぼ一年中収穫が可能となるため、結果として生産量が全国一位になっているそうだ。
高知のナスは果肉が柔らかいのが特徴で、居酒屋に行けばナスの一品が必ずといってよいほどメニューに載っているポピュラーな食材。ちなみに、高知県の中で最も生産量が多いのは安芸市だとも教わった。

安芸市 ナス栽培

田んぼの向こう側に見えるナスを栽培するビニールハウス

 

安芸市の焼きナスアイス

自転車遍路 安芸の焼きナスアイス

焼きナスアイス

生産量が全国一位ということで、高知県全域でナスと出会うことができるが、安芸市には有名なアイスクリーム屋さんがあり、ここの名物はなんと「焼きナスアイス」だ。
”焼きナスのアイス 安芸グループふぁーむ本店”は、安芸市の中心街から少し離れたとこにあるが、同じアイスを安芸駅の隣の ”ぢばさん市場” で買うこともできる。ナス以外にも、しょうが、青のり、焼き芋、かぼちゃとその他の地元の食材を使ったアイスも売っていて、アイス好きの私はすべてに挑戦したくなってしまった。とはいえ、全部を完食するのも無理があるためやはり気になる焼きナスアイスに挑戦。
一口食べてみる。ナスの味はあまりしない、しかし後からナス特有の風味がやってきて、さらに後からしっかりと”焼きナス”の味がやってきた。アイスクリームの甘さと焼きなすのスモーキーな組み合わせが絶妙で、今まで食べたことのない味でとても美味しくて、自転車ライドで必要な体力回復にも大きな助けとなった。安芸市を訪れた際には一度食べてみることをおすすめする。

 

店名:  安芸グループふぁーむ
営業時間: 9:00~17:30
定休日: 無し
住所: 高知県安芸市穴内685
電話: 0887-35-2620
店HP: http://yakinasu-ice.com/

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この記事を書いた人

兵庫県出身で、5歳の時に英国に移住し、2017年より京都を拠点に活動している。訪日外国人対象のツーリストガイド、大手インバウンド旅行会社の運営マネージャーなど、いろいろな観光サービスに従事し、すべての観光客が、本物の日本文化に触れ、特に美しい自然を体験してくれることを望む。