【ミニベロ遍路走行データその23】内子町~久万高原町の宿まで

愛媛県久万高原町へと向かう途中、小田地域のおいしいうどんで休憩を取り、可愛い町のレトロな商店街に立ち寄った。そこから先の坂道はややハードなものとなるが、田舎の絶景を楽しむことができる。

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走行データその23 内子町~久万高原町の宿

区間距離:47.86km

実質所要時間:229min

平均走行スピード:10.4km/h

獲得標高:799m

 

久万高原に向かう登り坂走破後の休憩

ミニベロ遍路 久万高原への坂道

久万高原に登る道は狭いので車やトラックに注意が必要

愛媛県内子町から44番札所大寶寺がある久万高原町にたどり着くためには、どうしても山道を越えなければならない。地元の人からもこの山道はたいへんだ、特に雨の中は避けたほうが良い、と言われながらも反対を押し切っての走行となった。

内子町から国道379号に乗り、そこから小田方面の国道380号に入る。小田川に沿うようにキコキコとペダルをふんで山道をひたすら登っていく。かわりばえしない風景が左右に続くが、ようやく小田地域までたどり着くと「道の駅小田の郷せせらぎ」が現れる。そばを流れる小田川のせせらぎを聴きながらおいしいランチをいただくことができる。小田という小さな集落もとても雰囲気がよく、小さな商店がいくつか点在している。移住者がオープンした「どい書店」という本屋・カフェ・イベントスペース・シェアハウスを融合した面白い空間がある。風景の変わらぬ坂道を登りきった後の休憩スポットとして、ちょっと寄らせてもらうのも良い。

 

山道とご褒美

ミニベロ遍路 380号線の山の景色

山の上には絶景と美味しい空気が待っている

小田地域にて休憩をはさみ、ここから44番札所大寶寺へ向かうにはさらなるクライムが始まる。
国道380号はくねくねした細い山道のため、時折通過するトラックや車には十分に注意しながら焦らずにクリアしたい。林業が行われていることから、切り出した木をたくさん積んだトラックが何度か横を通り過ぎていった。かなり大きなトラックが細い道を通るため自転車は肩身が狭く感じるような道だ。勾配もそこそこ急で距離も長く続くため、かなりの部分は自転車を降りて押して登っていくことになるだろう。
その登り坂は激しくきつい部分もあるが、山の景色がとても綺麗で空気はとてもおいしい。山道を登っていくと所々に視界が開ける場所があり、緑に包まれた村を臨む風景のご馳走もちゃんと待っている。大平という小さな集落を通過したのち、ようやく坂道を登りきったあたりにトンネルがある。そのトンネルを抜けると、そこから久万高原町中心部までは緩やかな下り道だ。その後は若干の勾配があるにしても、大寶寺までほとんどフラットに近い道が続き快適なライドを楽しめる。

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この記事を書いた人

兵庫県出身で、5歳の時に英国に移住し、2017年より京都を拠点に活動している。訪日外国人対象のツーリストガイド、大手インバウンド旅行会社の運営マネージャーなど、いろいろな観光サービスに従事し、すべての観光客が、本物の日本文化に触れ、特に美しい自然を体験してくれることを望む。