【「四国遍路」日本遺産認定記念散華】平成28年はうるう年で逆打ちが流行ります

4年に1度の「うるう年」は、四国八十八ヶ所霊場を札所番号とは逆にまわる「逆うち」が流行る年です。平成28年のうるう年には、「四国遍路」が日本遺産に認定されたこと記念して、記念散華が各札所で頒布されます。

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平成28年うるう年限定「日本遺産認定記念散華」

日本遺産認定記念散華

日本遺産認定記念散華(さんげ)

平成28年(2016年)はうるう年。
2月29日が存在する年、オリンピックの年。
遍路界においては88番から逆順にお参りする「逆打ち」が流行る年です。

逆打ちは順打ちのよりご利益4倍…

が謳い文句。
そこのところ公式的な見解ではないため、四国八十八ヶ所の統括機関である霊場会が逆打ちを推奨しているわけではありませんが、今年はうるう年と日本遺産認定記念として、↑のような記念品が授与されています。

・期間中に納経帳か掛軸の納経を受けた方
・別途100円

となっているようです。

これらを別売りの台紙に貼っていくと、小さな屏風のようなものになります。
詳しくは霊場会さんのホームページをご覧ください。

四国八十八ヶ所霊場会HP:  http://www.88shikokuhenro.jp/

 

「逆打ち」の札所混雑には要注意

72番曼荼羅寺HP

団体遍路の情報が提供されています

逆打ちは逆順通りに回らないといけないとされているため、例えば順打ちのような「混んでるから先に~番札所に行く」という方法が取れません。
次そこに向かうと混んでいるとわかっていても、行かなければなりません。

↑こちらは72番札所曼荼羅寺さんのホームページ。
団体の参拝の動向が掲載されています。
表示されるのは情報を提供されている団体のみで、基本的にはこの数以上の団体がいるとお考え下さい。

最近知ったのですが、88番札所大窪寺から始めると混雑が明白なので 途中の札所から逆打ち参りを始める団体さんもいるようですね。

10番(発心)→9番…11番(結願)

というような具合に。

札所は朝7時から納経授与を行っているので、早起きして他の方々と重ならないように参拝を進めていくのも手ですね。

平成28年、今年逆打ちされる場合は少し工夫をしながらお参りを進めていったほうがよさそうです。

曼荼羅寺HP:  http://www.mandaraji.jp/

 

平成28年閏年は「逆打ち」のお遍路さんが増え、通常の年のお遍路さんの巡礼状況とは違う部分があります。
「日本遺産認定記念散華」の授与もあり、お遍路が盛り上がるうれしい面がある一方で、札所の混雑が予想されますので、工夫をしながら、よいお参りをなさってください。

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この記事を書いた人

四国遍路案内人・先達。四国八十八ヶ所結願50回、うち歩き遍路15回。四国六番安楽寺出家得度。四国八十八ヶ所霊場会公認先達。 高松市一宮町で「だんらん旅人宿そらうみ(http://www.sanuki-soraumi.jp/)」を運営。