37番札所岩本寺に向かう遍路道沿いの便利立地のGUEST HOUSE 40010(ゲストハウスしまんと)さん。一般的にゲストハウスといえば素泊まり、すなわち夕朝食無しのイメージがありますが、その点はどうなのでしょうか。
GUEST HOUSE 40010さんの立地やお部屋の様子は、以下リンクの記事でご紹介していますので、ぜひご覧ください。
【GUEST HOUSE 40010】37番札所に向かう遍路道沿いの「人と人がツナがれる」お宿・前編
—– こちらの記事に登場する主な地名・単語
窪川(くぼかわ)
四万十町(しまんとちょう)
土讃線(どさんせん)
充実のキッチン、自炊可能
GUEST HOUSE 40010さんは、夕食提供はありません。
食材持ち込みの自炊か、弁当等を自分で持ち込む必要があります。持参した場合は受付を行ったリビング横にキッチンがあり、そこで調理します。
電子レンジに炊飯器、湯沸ポットにトースター 等の調理家電、コップ等の食器が充実しています。
*「いや、自炊なんて…」
*「何も買って来てない…」
という方も安心。地元産の白米の量り売りと、インスタント食品の販売があります。
GUEST HOUSE 40010がある四万十町は 高知県一の米どころ。炊くと独特の香りが立つ、炊き立てふっくらの "かおり米" を味わえるのは嬉しい有料サービスです。
なお、宿の周りには食料品を買うことができる商店が少ない、もしくは閉店時間が早いので注意が必要です。
自転車・バイク・自家用車であれば、街へ行けばスーパーマーケット等がありますが、歩き遍路だと一日歩いて疲れた身で、更に何十分もかけて買い出しに出ることは現実的ではありません。順打ち/逆打ちともに注意が必要です。
今回自分たちは町内のスーパーマーケットで食材を購入、自炊しました。
湯豆腐をしよう! となったのですが、売り場を回るうちにあれもこれも美味しそうに見えてきて、ささやかな鍋になりました。土鍋は40010さんの備品です。
スライスされた状態でパックに入って売られているもの。とても美味しい、もちろん生(冷凍でない)。自分の街で売られているものより安くて美味しい、鮮度でしょうか。
旅先で地の物を食べるって大切ですね。
車で来ていたので、先に食材を仕入れてから行き、それも難なく運ぶことができました。
食べ終わる頃、同宿のゲストさんたちが戻ってきました。
お酒をご馳走になったり、こちらから差し上げたり。東京から来られた、地元が四万十町のご夫婦さんでしたが、すぐに意気投合、色んなお話をすることができました。
これこそが ゲストハウスの醍醐味。
お遍路さんであろうとなかろうと、またどういう方と一緒になるか選べるものではありませんが、会話や情報交換がスムーズにできるのがゲストハウスの良い点です。
もちろんホテルには "確実に寝ることが出来る" という良さがあります。
仮に泊まろうとしている街に宿泊施設がいくつかあるなら、ご自身の用途や予算に応じて選ぶことができることは、利用者にとって喜ばしいことではないでしょうか。
朝、列車の運行と共に…
朝が来た。あいにく雨の朝でした。
その湿気ゆえ気温はそれほど寒くはありませんが、四万十町窪川は高原の街。夏でも夜や明け方は冷涼、冬の冷え込みはここが高知県かと思うほどきつい。
そんな地域なので、安心して泊まることができること、それもリーズナブルな価格で… とてもありがたいです。
外の散歩に出たところ、列車が駆け抜けて行きました。
結構な風圧、振動、音量。鉄道が好きな人からしたらたまらないロケーションです。宿のすぐ前を走る土讃線自体が電化されていないため、この区間を走るのは電車<デンシャ> ではなく気動車<キシャ>。甲高いエンジン音を響かせ、独特の匂いがする排気ガスを排出して、誇らしげに直線区間をすっ飛んでいきました。
ゲストハウス40010さん、お宿の作り手
宿内の清潔さの通り、明るく綺麗な女将さん。清潔な空間と宿内の絶妙な空気感を保たれていることに、頭が下がります。
ゲストハウスが過ごしやすいかどうか、その空気感はスタッフさんと集まったゲストさんによって決まります。GUEST HOUSE 40010さん、お遍路さん・四万十町を訪れる旅人さんが安心して泊まることが出来る素敵なゲストハウスです。
「GUEST HOUSE 40010」の詳細情報とご予約はこちらから↓
四国宿泊予約サイト「お遍路さん家」【GUEST HOUSE 40010】
施設名: | GUEST HOUSE 40010 (ゲストハウスしまんと) |
住所: | 高知県高岡郡四万十町仁井田1179-1 |
電話: | 080-7960-3382 |
施設HP: | https://www.guesthouse40010.com/ |