GUEST HOUSE 40010(ゲストハウスしまんと)さんは、37番札所岩本寺がある窪川市街地の手前4kmほどのところに位置します。 遍路道沿いの好立地のお宿に宿泊してみました。
お遍路さんの旅路を支えてきた民宿・旅館・宿坊など 宿泊施設は、交通アクセスの向上による日帰り遍路の増加や、そもそもの巡礼者の減少により、昨今減る一方です。
代わって増えてきているお宿が "ゲストハウス"
かつては京都や那覇など有名観光地だけで見られたものが、今日は全国各地、市街地だけでなく郊外でも、それこそ遍路道沿いでも見られるようになってきました。
お遍路さんにはまだまだ馴染みが薄い「ゲストハウス」とはどのようなお宿なのでしょうか。
—– こちらの記事に登場する主な地名・単語
第36番青龍寺(だい36ばんしょうりゅうじ)
第37番岩本寺(だい37ばんいわもとじ)
窪川(くぼかわ)
遍路道及び国道56号沿いの好立地
36番札所「青龍寺」から37番札所「岩本寺」に向かう遍路道、七子峠を越え影野駅を過ぎて、更に西へ。 JR土讃線の仁井田駅を過ぎて少し行ったところで、線路の向こうにこちらの建物が現れます。
徒歩・自家用車、どなたもこの踏切を渡って、お宿がある線路の反対側へ。
踏切の道幅が狭いため、普通車だと右折で進入するのは難しい。国道からUターンする形で右折して一旦踏切進入路に入ってから、左折で踏切を横断する方が無難です。
線路の反対側にやってきました。自家用車はこちらの看板の前に駐車します。
受付・お部屋
手前のリビングで受付、館内案内、料金は前払い。
お部屋は3つで、それぞれ四万十町を象徴する 山、海、川 とお部屋の名前がついています。
山の間は二段ベッド×2の4名、山小屋のイメージ?
自分もゲストハウスを運営しているのでよくあるやり取りなのですが、
「ゲストハウスって… 二段ベッドで寝るとこやろ?」
とよく聞かれます。
間違いではありませんが、40010さん含め今のゲストハウスはその限りではなく、部屋のタイプも様々です。
ベッドに試しで寝っ転がらせて頂きましたが、頑丈な造りで 軋むことはありません。
そして階段梯子が嬉しい。垂直梯子は昇降が大変です。この点はオーナーさんのこだわりだそうです。
こちらは六畳和室。 最大3名のお部屋で、利用人数によって料金が変動します。
夜はブラインドカーテンが閉じられていますが、開けるとそこはトレインビュー。走行音など 列車が走る姿を楽しむなら、こちらの部屋をお勧めします。
奥には鍵付き縦長ロッカー。相部屋(ドミトリー)だからこそ必要であり有難い設備です。
他にもう1室、4畳個室の "川の間" があるのですが、そちらは先客があり見学することができませんでした。
ロフトベッドの上下二段寝室。上段へ上がるのは梯子ではなく階段の寝床です。
洗濯、洗面所、お風呂等 水回り
汗をたくさんかいたり、時には雨に打たれる等、びしょ濡れになる場面が多い遍路旅には、宿での洗濯が欠かせません。
洗濯が終わらないから休めない… よくある話。ここではひとまずその心配はなさそうです。
干し場はスタッフさんにお尋ねください。
水道に鏡、ドライヤー2セット。
決して新しくない家屋だと思うのですが、全体的にとても綺麗におしゃれにリフォームされていて、清潔感十分。安心して過ごすことができます。
トイレはお風呂・洗面所の先、建物の一番奥にウォシュレットのお手洗いが一ヶ所あります。
GUEST HOUSE 40010さんでの食事の様子やさらに詳しい情報は以下リンクの記事につづきます。
【GUEST HOUSE 40010】37番札所に向かう遍路道沿いの「人と人がツナがれる」お宿・後編
「GUEST HOUSE 40010」の詳細情報とご予約はこちらから↓
四国宿泊予約サイト「お遍路さん家」【GUEST HOUSE 40010】
施設名: | GUEST HOUSE 40010 (ゲストハウスしまんと) |
住所: | 高知県高岡郡四万十町仁井田1179-1 |
電話: | 080-7960-3382 |
施設HP: | https://www.guesthouse40010.com/ |