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高知県の難所「真っ縦」と呼ばれる27番札所神峯寺の登りと下りの注意点。お寺まで残り2kmの分岐点がポイント。徒歩と自転車を組み合わせた時の理想と思える攻略方法について。

 

緩やかな前半2kmの登坂

「真っ縦」と呼ばれる登り坂がある27番札所神峯寺は高知県唯一の”遍路ころがし“と呼ばれている。国道55号線、目印になる看板が出てくると民宿とうの浜を目印に右折し、そこから約4km・神峯寺への道がスタートする。
序盤は緩やかな登りと急な登りが繰り返され、立ちこぎと手押しを交互に繰り返す傾斜になっており道幅は車1台分でアスファルト舗装されている。序盤は車通りも人通りも少なくストレスなく自転車を前に進めることができる。途中民家のある地域を抜けていき、徐々に周辺が茂みに覆われるような視界になってくると徐々に登りがキツくなる合図となる。スタートから約20分。残り2kmの看板が目に飛び込んでくる。

自転車遍路 神峯寺看板

神峯寺・神峯神社2.0km 徒歩35分の看板・下りの重要ポイント2km地点

 

さらに厳しさを増す後半2kmの登坂

この残り2kmの看板が下りの時には非常に重要になってくる。その話はまた後ほど。
登りはそのまま案内に沿って、そして道なりにひたすら登っていく。10分ほど自転車をこいでいくと“神峯寺 これより千五百メートル” の看板。残り1.5km。徒歩と自転車を比較するに同じ10分でも急勾配では後者の方が同じ道のりと思えないほど断然全身が疲労する。とはいえひたすら登るのみ。途中歩き遍路用に山道に入る道もあるが、自転車遍路の場合はとにかく車道を登っていく。

自転車遍路 神峯寺ラストスパート

ラストスパート、アスファルトに滑り止めのギザギザがあり体力を奪われる

息を切らし、自分の体重と荷物の重みを十分に感じることさらに15分。残り800mの看板から約12分で神峯寺駐車場へ到着。噴き出る汗と達成感。そして体が欲している糖分。自転車は一旦ここに置き、神峯寺・神峯神社の参拝。

自転車遍路 神峯寺山門と鳥居

ユニークな距離感の神峯寺・山門と神峯神社・鳥居

 

復路はブレーキ全開の前半2kmと開放感抜群の後半2km

参拝を終えて、帰りはあっという間の下り坂。駐車場から下り始めはきつい傾斜とカーブが多い。そのため車との衝突が怖いためいつでも止まれる程度のスピードで慎重に。下りのおすすめポイントは行きの時にも通った“神峯寺・神峯神社2.0km“まで車一台分幅の道を慎重に下りて、そこから二股を行きとは違う道(向かって右側)の道を選択する。そこから55号線まで続く道は自転車で下るための道のような快適すぎるアスファルトの道。道幅も2車線で十分。段差もほぼなく見通しも良い。さらに車通りもほぼない為、最高速度を記録してしまうほど気持ちの良い道だ。この快適な下りを経験すればするほど汗だくで苦労した登りの記憶も吹き飛んでしまう。

 

自転車と歩きを組み合わせた場合

もし自転車往復にこだわらないのを前提であれば、残り2kmの看板を起点に以下のようにいくのが快適なアプローチになると感じた。

【登り】

  • 残り4km看板から2kmの看板まで自転車
  • 2km看板で自転車を駐車
  • そこから徒歩にて神峯寺まで行く

【下り】

  • 徒歩で2km看板まで下る
  • 駐車していた自転車に乗る
  • 快適で道幅十分の下りを堪能する

 

標高を上げれば上げるほど傾斜はキツくなり、カーブが多くなる傾向にある山上のお寺。自転車と徒歩の組み合わせで旅の強度やアプローチの印象も大きく変わるはず。何がなんでも自転車で!という人と、組み合わせを楽しめる人でその選択は変わってくるに違いない。

 

【「27番札所神峯寺まで2kmの分岐点」 地図】

 

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羽田明史

株式会社TABIKYO JAPAN所属。世界50ヶ国の旅と各国の生活圏に入り込んだ体験をベースにお客様と寄り添うガイディングを行うプロガイド。国内・海外でこれまで13,000人以上のお客様へのガイド実績がある。