【眉山】紅葉の名所の魅力・見どころ・見頃を徹底紹介

徳島県徳島市にある、なだらかな丘陵状の山「眉山(びざん)」は、徳島市のシンボル的な存在として親しまれています。豊かな自然環境を有し、四季折々の風景が楽しますが、特に秋の紅葉の名所で、たくさんの見物客が訪れます。

スポンサーリンク

 

眉山とは

徳島県徳島市の中心市街地にある「眉山(びざん)」は、標高290mの東西になだらかな丘陵で、どの方角から見ても眉(まゆ)のような形に見えることからその名がつけられました。
徳島市街地のあらゆる方角からとても目立ち、また頂上からは徳島市街地やたくさんの川が紀伊水道に流れ込むようすなどを一望できる眺望が絶景で、徳島市のシンボル的な存在として地域の人々に親しまれています。

眉山_新町川河口からの眺め

徳島市街地を網目のように流れる川の観光クルーズがあり、新町川河口付近からの眉山の姿がとても美しいと評判です。

眉山_頂上からの徳島市街地の夜景

光り輝く徳島市街地を見下ろす眉山頂上からの夜景も人気です。

眉山の麓には、徳島県を発祥とし約400年の歴史があると伝わる日本屈指の有名盆踊り「阿波踊り(あわおどり)」に関連する展示や年間を通して実演を観覧できる「阿波おどり会館」や、学問の神様・菅原道真を祀る「眉山天神社」などがあり、多くの観光客が訪れる観光名所でもあります。
※眉山天神社に関して、以下リンクのオーダーメイド納経帳・御朱印帳「千年帳」の御朱印関連情報記事で紹介されていますので、こちらもぜひご覧ください。

【御朱印情報】徳島県「眉山天神社」の手書きの美しすぎる御朱印

阿波おどり会館からは、眉山の麓と頂上を往復できるロープウェイが整備されていて、アクセスも便利です。

眉山_阿波踊り会館_ロープウェイ

眉山と阿波踊り会館は徳島県を代表する観光名所です。

徳島市街地にありながら豊かな自然環境を有し、眺望も抜群で、四季折々の風景が楽しめるので、地元の人やたくさんの観光客が訪れている眉山ですが、特に秋の紅葉が美しいことで知られています。

本記事では、眉山の紅葉の魅力・見どころ・見頃などを詳細に紹介します。

 

眉山の紅葉の魅力と見どころ

眉山の紅葉の最大の魅力は、カラフルに色づく山肌と、周辺の景観とのコンビネーションです。

眉山の麓から頂上へとアクセスする「あわぎん眉山ロープウェイ」の乗車中には、空中遊覧を楽しみながら、山全体が色とりどりに色づく様子と麓の徳島市街地の街並みとのコンビネーションの景観を楽しむことができます。

眉山_紅葉_ロープウェイ_徳島市街地

ロープウェイからの紅葉とたくさんの川が流れる徳島市街地の景色は、眉山ならではです。

眉山_紅葉_ロープウェイ

ロープウェイは頂上に短時間でどんどん近づいていくので、景色がダイナミックに変化していきます。

眉山_紅葉_頂上

頂上付近は真っ赤に色づくカエデが密集していました。

眉山の頂上に到着すると、頂上一帯が広大な都市公園として「眉山公園」が整備されています。

約12,000㎡の広場内に芝生広場や野鳥観察園路がある「花と鳥の展望広場」には、高木・低木を合わせて約3,900本の木々が植わっていて、四季を通じて豊かな自然を感じさせてくれます。
第二次世界大戦時の戦死者慰霊のために建てた記念塔のパゴダ平和記念塔などもあり、観光客がたくさん訪れています。

公園内は遊歩道が整備されていて、いろいろな場所で趣の異なる紅葉を楽しみながら散策することができます。

眉山_紅葉_眉山公園_遊歩道

眉山公園では、たくさんの木や花が植わっている中を散策することができます。

眉山_紅葉_眉山公園_カエデ

きれいに整備された多様な樹木の中の大きなカエデが印象的です。

眉山_紅葉_眉山公園_花

園内にはいろいろな種類の花も植わっていて、紅葉と花のコンビネーションを楽しむことができるのも眉山ならではの特徴です。

 

眉山の紅葉の見頃

眉山の紅葉は、例年11月中旬頃に色づき始め、11月下旬頃から12月上旬頃に見頃を迎えることが多いです。山上の方もそれほど標高が高くはないので、平地の紅葉の時期と大きく異なることはありません。

ただし、気候条件や年によって変動がありますので、訪れる前には最新の情報をチェックしてください。紅葉の進行は、一般的に気温の変化に大きく影響されます。秋が深まり、朝晩の冷え込みが強くなると、紅葉が一気に進みます。

色づき始める前の緑豊かな時期や、徐々に色づき始め、緑と赤・黄が混ざり合う時期も美しいので、秋シーズンに複数回訪れて、それぞれの時期の風景を楽しむのもおすすめです。

また、日中と夜間の寒暖差が特に大きい時期に紅葉のピークが訪れるので、この時期は最も鮮やかな紅葉を楽しむことができるとされています。また、朝の光が差し込む時間帯や、夕方の柔らかい光が紅葉を照らす時間帯は特に美しいので、これらの時間帯を狙うと良いでしょう。

 

眉山への公共交通機関でのアクセス

眉山への公共交通機関でのアクセスは、JR徳島駅から約800m・徒歩約10分で眉山麓の眉山ロープウェイ山麓駅がある阿波おどり会館にたどり着くことができます。

眉山頂上へは、あわぎん眉山ロープウェイが運行しています。
山頂駅までの所要時間は約6分で、4月~10月は9時~21時、11月~3月は9時~17時30分の間に15分間隔で運行していますので、眉山頂上に便利にアクセスすることができます。

 

眉山への自家用車でのアクセス

眉山へは自家用車でもアクセスすることができます。徳島自動車道・徳島ICから約5km・車で約15分で眉山の麓までアクセスできます。

あわぎん眉山ロープウェイを利用する場合は、山麓駅がある阿波おどり会館に駐車しますが、駐車場は26台分しかないため、満車の場合は周辺のコインパーキングを利用するとよいでしょう。阿波おどり会館駐車場および提携コインパーキングは、阿波おどり会館1階の特産品販売所「あるでよ徳島」で3,000円以上買い物をすると1時間無料になります。

また、山頂へ自家用車でアクセスすることもできます。
眉山南東側の国道438号から頂上に向かう「眉山パークウェイ」は、全長2,850mの登山道路で、有料道路として整備されましたが、平成11年(1999年)から無料開放されました。
眉山北西側の国道192号から頂上に向かう「眉山ドライブウェイ」もあります。

眉山パークウェイは全線片側1車線の2車線道路ですが、眉山ドライブウェイは片側1車線が確保されていない区間があります。いずれの道路も急勾配やカーブが続き、歩行者や自転車も通るので、走行には十分に注意が必要です。

頂上の眉山公園には約120台分の無料駐車場が設置されています。

 

眉山訪問時の注意事項

秋の眉山は、山上の標高はそれほど高くはないものの、平地に比べて気温が低く、特に朝晩の冷え込みが強くなることが多いため、防寒対策をしっかりと行うことが重要です。脱ぎ着しやすいはおりものやマフラー、手袋、携帯用カイロなどを準備しておくと安心でしょう。
また、眉山公園内は、未舗装で凹凸のある場所や階段、傾斜などがあり、特に雨の日や落葉時期は足元が滑りやすくなりますので、履き慣れた歩きやすい靴で散策されることをおすすめします。

秋の眉山は紅葉狩りのお客さんでたいへんにぎわい、紅葉ピークの時期や時間帯はロープウェイや駐車場が混雑することもしばしばですので、他の訪問者への配慮を忘れずに、眉山の紅葉を楽しんでいただければと思います。

 

眉山の紅葉は、大きな山のいろいろな場所がカラフルに色づく様子と、徳島市街地や網目のように流れる川、眉山公園に咲く多種の花々など、多様な風景とのコンビネーションが魅力です。見頃の時期に訪れると、心を打つ美しい紅葉を存分に楽しむことができます。秋の訪れを感じながら、眉山で特別な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

 

【「眉山」 地図】

四国遍路巡礼に
おすすめの納経帳

千年帳販売サイトバナー 千年帳販売サイトバナー

この記事を書いた人

四国遍路情報サイト「四国遍路」を運営する株式会社四国遍路(https://shikokuhenro.co.jp/)の代表取締役。四国遍路の文化をより良い形で引き継いでいくために、四国遍路に新しい付加価値を生み出すべく日々奮闘中。