【天下味桟橋本店】焼肉支出日本一の高知県の「土佐あかうし」にこだわった老舗人気焼肉店

高知県は2021年の家計調査で焼肉(外食)支出が日本一でした。焼肉好きの高知県民に長年愛される「天下味」は高知県のブランド牛「土佐あかうし」にこだわった人気店で、桟橋本店のお得なランチセットがおすすめです。

焼肉支出日本一の高知県

2021年の総務省が行った家計調査によると、都道府県別の世帯ごとの焼肉(外食)支出金額で高知県が全国トップの10,516円でした。この調査結果は2人以上の世帯における焼肉の平均年間支出額を、全国の県庁所在地で調べたものです。
高知県民は外食を好む傾向が強く、とりわけ焼肉をよく食べるということがデータで証明されました。

このデータは外食で焼肉を食べることに限定したものですが、高知県には四万十川(しまんとがわ)や仁淀川(によどがわ)など、多くの清流があり、川遊びでBBQで焼肉を楽しむ人の姿をたくさん見かけます。県内には自然が豊かで、山間部では自宅で気軽にBBQができる環境が整っていることも多く、お酒好きで大勢で集まる機会が多い県民性も反映していると思います。キャンプ場や河川敷などBBQをできる場所もたくさん整備されています。

また、土佐あかうしをはじめ、四万十どり、はちきん地鶏、窪川豚など畜産物のブランド化にも力を入れています。
土佐あかうしは、赤身と脂肪のバランスが程よく、ヘルシーでありながら旨味が強いと評判です。高価ではありますが、高知県民は親戚が集まったり、お祝いのときに、少し贅沢をして土佐あかうしを食べる習慣があります。
四万十どりは、肉質が柔らかく、食べやすい鶏肉で、はちきん地鶏は濃厚な味わいが楽しめます。
窪川豚は、脂が甘く、焼肉にもおすすめの豚肉です。
高知県の温暖な気候で育った上質なお肉を手に入れやすい環境です。特に土佐あかうしは生産量が少なく希少性が高いので、高知県を訪れたときに見つけたら、ぜひ食べてみていただきたいと思います。

高知県民の焼肉好きは全国的にはあまり知られていないかもしれません。

「土佐あかうし」にこだわった人気老舗焼肉店「天下味桟橋本店」

焼肉消費が盛んな高知県で人気の老舗焼肉店といえば「天下味(てんかあじ)」です。高知市内に3店舗、南国市内に1店舗あり、高知県民の間ではちょっと特別な日に訪れる焼肉店として認知されています。各店舗に大きく掲げられている「おいろけなくてすみません。」のキャッチコピーが印象に残り、メディア露出も多いので、かなり有名です。

のれんにも掲げられている「おいろけなくてすみません。」のキャッチコピーは印象に残ります。

創業は昭和41年(1966年)で、当時は木造の立派な建物といえるようなものではなく一見さんには入りづらい雰囲気もあったかもしれませんが、現在では清潔感のある誰もが入店しやすいような造りになっていますので、安心してお店を訪れることができると思います。
複数店舗ある中で私が訪れたのは「天下味桟橋本店」です。高知市中心市街地から路面電車でアクセスしやすいので、お遍路道中で高知市街地に立ち寄ったり宿泊したりするときに訪れるのにおすすめです。

現在は立派な店構えになっている「天下味桟橋本店」

高知県のブランド牛「土佐あかうし」にこだわっていて、良質なお肉をいただけるので、少々高級なのですが、ランチタイムはこだわりのお肉がリーズナブルに食べられることで人気で、いつも行列ができるほどの盛況です。ディナーでは1人前1,000円以上するお肉が、ランチではいろいろなお肉とごはん・サラダ・スープ・デザートなどがセットになって1,000～2,000円程度の値段でいただけます。
天下味桟橋本店では、本格的な韓国式のスープメニューも人気で、ユッケジャンスープやコムタンスープにご飯やキムチがセットになったランチメニューもおすすめです。

ランチセットはいろいろなお肉に副菜もたくさんついてお得です。

店内は広々していて席数が多いですが、平日ランチで私が訪れたときは満席で10分ほど並びました。

お遍路道中ではしっかり栄養補給をして気力体力を充実して札所を巡っていかなければいけません。焼肉支出日本一の高知県にはたくさんの焼肉店がありますので、たまには贅沢をしてご自分のお気に入りのお店を見つけてみてください。
天下味桟橋本店のお得なランチセットが私はお気に入りです。

※高知県の食文化に関連して、高知県は人口あたりの喫茶店の数も全国1位であることを以下リンクの記事でご紹介していますので、こちらもぜひご覧ください。

【喫茶SPOON】高知市中心市街地で長年愛される老舗喫茶店の高知モーニング

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