雨の中を自転車で走行するときに注意すること【愛媛県内子町~久万高原町での出来事】
長期の自転車旅は、当然のことながら様々な天候と共に進むことになる。どんな天候にも対応できるよう、しっかりとしたギアを揃えておくことがとても大切だ。
雨の中を走行した一日

雨の日装備を整えて内子町の宿を出発
愛媛県の内子町から44番札所大寶寺がある久万高原町を目指したこの日だけが雨の中を走行することとなった。
今回のミニベロ遍路の旅を実施した2020年9月末から10月にかけての約1ヶ月では途中雨の日が続いた日もあったが、台風をともなっていたこともありそれらの日は走行を中止したので、この日が唯一雨天走行を体験した日となった。
前日に天気予報を調べたら雨予報で、地元の人にも雨の中で走るのはやめた方がいいといわれていた。朝をむかえると、実際にはそれほど雨が降っていなかったのと昼には雨が上がる予報だったので、雨が上がるまでしばし待つことにした。出発予定の時間が過ぎ、それでもなかなか雨は上がらなかったため、小雨になった時に出発してしまうことを決意した。
四国遍路の一周を自転車で走るということは長期間になるため当然悪天の日もある。旅を始める前に必ず準備するもののひとつとしては透湿防水性が高い素材のレインジャケットとレインパンツは欠かせない。特にレインウェアのクオリティにはこだわりたい。100%防水でない場合、下に着ている服が濡れてしまい風邪を引くなど体調を崩す可能性が高くなってしまう。その上、時期によってはライド中の発汗量も相当のものとなるため透湿性も高くなければ体が熱くなってきて自転車を乗ることがとても不快になり体力を奪われる原因にもなる。したがって、高品質のレインウェアは、長旅には必須のアイテムと言える。
雨対策としては、レインウェアの他に、防水性の高い靴、防水リュックカバー、季節によっては防水かつ保温性の高いサイクルグローブも用意しておいたほうが良いだろう。貴重品に関しては、ビニールか何かに入れた上で荷物の中にしまいこんでおくことも大切だ。
その他、当然のことながら、雨天走行時は道の状態に特に気をつける必要がある。特に大きい荷物を自転車に搭載している場合には、バランスを取りにくいことから滑って転倒するなどのアクシンデントに十分に注意して走行したい。

小田までの山道。雨の風景も悪くない。

原田 えりか

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