【古民家ゲストハウス内子晴れ】歴史を感じることのできる町並みにあるゲストハウス

明治時代に栄えた町の歴史を今に残す愛媛県内子町の町並み。町の長く深い歴史をしっかりと感じることができる築170年の「古民家ゲストハウス内子晴れ」に宿泊した。

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ゲストハウス内子晴れ

ミニベロ遍路 ゲストハウス内子晴れ

ゲストハウス内子晴れの玄関

内子は私にとってとても印象深い町となった。古くからの町並みがいまだ多く残るノスタルジックな風景が特徴の町である。全盛期の明治時代には蝋と和紙の生産で有名となり、現代ではグリーンツーリズムや地域活性化の領域において注目が集まる町のひとつでもある。

その町の中で人気のゲストハウス”内子晴れ”という宿で今回の宿泊をお世話になることになった。
オーナーさんは今から約7年前に地域おこし協力隊に参加するために関東からこの場所へ引っ越してきて、3年前にゲストハウスをオープンすることになったそうだ。町に残る、という本来あるべき地域おこし協力隊卒業後の還元形を実践されていることは、素晴らしいことだと思った。
この伝統的な町並みの姿をなるべく変えないようにと、建物は昔のまま残し、ゲストハウスとして再利用している。のんびりとした田舎の町だからか、チェックイン時間は通常より若干遅めの16時からとなる。中は改装されているが、元の建物の特徴はしっかりと保存されていて、その町の伝統や歴史をその建築から感じ取ることができる空間となっている。
寝室は男女でわけられているドミトリーとシャワールーム。キッチンも使うことができる。快適さを確保するための部分は現代的で、かつアットホームなゲストハウス。中には広い共同スペースがあり、コワーキングスペースとして利用することもできる。共同スペースにはバーもあり、地元のクラフトビール、地元ならではの味の酎ハイ(じゃばらという柑橘類を使用)、コーヒー、お茶等などを味わうこともできる。
地元の人のみならず、内子やその周辺に移住してきた若者達もここに集まり情報交換などをしているそうだ。オーナーの大さん(山内大輔さん)はとてもフレンドリーで、この場所をどんどん盛り上げたいという気持ちを強く持っていて、内子のことや四国について深く学ぶことができる場所だという印象が残った。もし機会があれば、ぜひ宿泊してみてはいかがだろうか。

 

【「内子晴れ」 地図】

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この記事を書いた人

兵庫県出身で、5歳の時に英国に移住し、2017年より京都を拠点に活動している。訪日外国人対象のツーリストガイド、大手インバウンド旅行会社の運営マネージャーなど、いろいろな観光サービスに従事し、すべての観光客が、本物の日本文化に触れ、特に美しい自然を体験してくれることを望む。